JR東日本の松田社長の無責任、不見識な発言は私自身非常に頭に来ました。
今も、はらわたが煮えくり返っています。
松田社長の発言をかばうつもりも、市原の空中分解に同情するつもりもありませんが、
少し頭を整理して考えてみませんか?
川淵チェアマンが言っていたとおり、JR東日本は、所詮1スポンサーに過ぎません。
欧米と日本の、文化への投資に対する企業の考え方は大きく違いますが、
日本の場合、普通は本業への反映を目的として、スポンサー活動をするものです。
JR東日本の社長の発言は、会社からの持ち出し金が増える一方で、
チームが低迷し、観客動員数が低迷する中で、Jリーグ事務局やジェフ球団にハッパをかける目的で、
ついつい口が滑ったものと推測します。
JR東日本は、所詮金を出すだけの会社です。
サッカーに無理解なスポンサーの言うことに、過剰に反応することもないでしょう。
この発言をまったく気にするなと言っているのではありません。
問題にするべき対象は、JR東日本ではないと言うことです。
そう、この問題の責任の90%はジェフ市原の事務局、もっと言えばフロントにあります。
フロントがしっかりとしたビジョンを持ち、行動をしていれば、
松田社長にあのようなことを言われることもなかったし、
1スポンサーのために球団が空中分解の危機を迎えることもなかったのです。
去年、今年の大量解雇が、チーム力の低下、観客数の激減をもたらしたのは間違いないでしょう。
よくもまあ、気前よく有力選手を放出したものです。
現在の市原の選手の中で、昔の市原を知っている選手は江尻だけでしょう。
ブランメル仙台の方が、よっぽどジェフらしい。
これは、フロントの失策です。ベテランを切った後の若い人材が思った活躍が出来てないんですから。
そして、ジェフがホームタウン活動を全くしなかったのはご存じの通りです。
球団事務所の移転が今年で、ショップの開店が去年なんて、今までフロントは寝ていたとしか思えません。
現在、球団事務局は、表舞台に登場するのを避けて、ただ嵐の過ぎるのを待っていますが、
この騒動をJR東日本の社長への怒りだけで終わらせるべきではありません。
この際、ジェフ市原のフロントに今までの責任をとらせるべきです。
少なくとも、私は形ばかりの陳謝や前言撤回だけで怒りを収めるつもりは毛頭ありません。
ところで、昨日の道新スポーツに、京都がライーの獲得を目指しているという記事がありました。
京都もやるもんですねえ。
最近、川崎や市原のゴタゴタという暗いニュースが続いていますが、
これで来年への希望を持つことが出来ました。