: ここに来て下位に沈んでいるチームの動向があわただしくなっ
: て来ました。
今年は、札幌、川崎、本田、東ガの四チームが、突出してしまって
いるので、リーグ戦のスケジュールが、下位チームの好不調に
そのまま反映してしまっています。
今年の前半戦のスケジュールはおもしろいことに
川崎とやった相手が、次は札幌とやり、その次の節に東京ガス
そして、その次に本田とやるという、上位チームと
四連戦になるようになっています。
こんな組み合わせになること自体、珍しいのですが、
ひとたび連戦が始まると、相手チームは4連敗してしまいます。
すなわち、今リーグ戦前半戦の組み合わせを大きく分けると、
(1)上位4チームと下位チーム(5、6節くらいまで)
(2)上位4チームの星のつぶし合い(10節くらいまで)
(3)上位4チームと下位チーム(残り15節まで)
といった感じになっています。
そのため、(1)で、上位チームと戦うチームは、
順位も下の方に来ており、(3)で戦うチームは
順位が上の方に来ています。
(1)N関、大分、徳島など
(3)甲府、鳥栖、デンソー、山形、福島など
八節終わっての順位表を見ると、NTT関東以下のチームは
すべて〔1〕に該当し、5位の甲府から9位の福島までが
全て(3)に該当します。
こんな訳で、開幕前活躍の期待されていた大分、徳島が絶不調
に見られてるんだと思います。
今後、5位の甲府から9位の福島までは、各チーム3~4敗する
ことが、充分計算されるために、15節終了時には、順位は
大きく変わって来ることでしょう。
仙台にしても、五敗しているとは言え、そのうち四敗は
上位四チームに対してのもので、残りの一敗は、開幕戦の
N関に不覚を取ったものです。
シーズン通して、下位チームへの取りこぼしは、何回かは
必ずおきるもので、仙台はそれが開幕戦にでただけだと思います。
(それにしても今年の上位4チームがここまで、取りこぼしが
ないのもめずらしい。)
仙台は既に、上位四チームとの戦いは終えており、これからは
下位チームとの試合が続きます。
かなりきついですが、これから下位チームとの試合を確実に
とり、後半戦上位陣との4試合を全部取れば、充分2位以内に
入れる可能性は残っていると思います。
上位四チームにしても、今後の組み合わせは、
本田は、次節から三連戦だし、札幌はあと二試合残し、
川崎と東京ガスは既に一勝一敗です。
すなわち、これから負けが入って来るかもしれないわけです。
10節以降、これらのチームが下位への取りこぼしなどがおきる
ようだと、まだまだ波乱の有るシーズンになることは
充分予想されます。
札幌には、一戦一戦大切に戦ってほしいと思います。