昨年1年間の評価と、今後の展望について。
「クラブの強化」について
上では、主にクラブの強化目標について、感じたことを書き連ねましたが、
言わんとする疑問は、目指すチームコンセプトが「戦うチーム」という表現以外に
ない以上、
クラブとしてあるのか(監督のイメージじゃないですよ)という疑問です。
監督・コーチだけでなく、フロントも含めた共通のコンサのあるべきチーム像です。
少なくとも、チーム創立以来の最大の魅力である「泥臭くても最後まであきらめない」チームカラーは、
昨年ではリーグ戦ではほとんど消えていました。
なお、アクションプログラムと銘打った8ページによると、「ステップ1」は昨年で終了です。
今年は、ステップ2で終わるか4までいけるかどうか。5年計画から5段階計画に変更したのは、
5年ではできないから5段階にしたのではなく、5年かけては遅いから5段階としたと前向きに捉えたいですし、
そうでないと遅い。
(時間がない。債務超過で、補助金の原資はあと何年もつのか。危機意識を強烈にチームの現場には求めたい。)
プログラムでいうところのステップも、シーズン中に、戦術の浸透というステップ2、戦術の徹底と質の向上というステップ3、
選手のポジションの固定化、補強というステップ4程度までいくことは十分に可能なはず。
昨年1年間、時間は与えたはずですし、最下位に甘んじてもチームを信じサポも辛抱しました。
「財務・経営面」について
緊縮財政を断行し、黒字確保が確実のようであるため、ステップ1は十分にクリアですね。
ですが、問題はむしろ今年以降です。昨年は、収入がすべての項目で前年を下回ることを
前提に支出を大幅にカットした結果ですが、今年以降は、リストラ一巡で今後収入は
すべての項目(広告収入、入場者収入、グッズ収入)で前年度より増加することを目標としています。
それをどうやって実現するのか。今年のようなチームの成績で可能なのか。
企業再建では、リストラ、歳出カットして単年度黒字はどこでも最初にやります。
問題は、その後の収入増加策を実施できるかどうかで、それで企業の命運は決まります。ダイエーしかり。
でなければ、早晩結論は同じになります。
きつい事をいうようですが、これからが勝負だと思います(サポも含めて)。