: 1 新井場 移籍志願
: にもかかわらず、ユース出身の新井
: 場が移籍志願しています。これは、監督
: が?のところもありますが、前に
: ご紹介した市原事件、まだ書いていませんが
: マリノス事件のように、
: ユース出身といえども、チームにとどまる
: ことを強制できないのが、サッカーなのです。
起用法をめぐる選手と監督との確執というのは、選手が
ユース出身に限らず、起こるものではないでしょうか?
今回の新井場に関しても、チームの方針というよりも監督の
評価が低いことが影響しているようですし。
出場機会、起用法に不満があって移籍した例としては、
ジュビロから移籍した金沢(FC東京)や奥(マリノス)などもいます。
: そう考えると、ユース育成という投資
: のメリットはどのへんにあるのでしょう。
一番の利点は、優秀な選手の「青田買い」ではないでしょうか。
日本サッカー界では、新人選手の獲得は自由競争です。
プロ野球のように、ドラフトがあるわけではありません。
ただし、下部組織であるユースに所属する選手は、他のチームと
競合することなく契約することができます。
優秀な選手をユースで発掘し、育成することはトップチームの強化にも
つながるのです。
今年からコンサユースに加入した、藤田征也君のことはご存知ですか?
ジュニアユース時代からコンサを含む数チームからオファーがあったのは、
そのためだと思っています。
: 高校・大学で鍛えてくれた選手を
: スカウティングすることも重要でしょう。
それはもちろんですよ。新人選手をユースだけでまかなえるのは、
今はガンバぐらいなものでしょう。
ただし、スカウトするほどの人材は、ほぼ間違いなく他チームと
競合することになるでしょう。
そうなった時に、果たしてコンサが他チームより優れる点があるのか?
という疑問があります。
予定していた選手が、ことごとく獲得できない。という可能性があります。
スカウトで高校生の獲得を争うよりは、ユースの育成に力を入れたほうが、
結果的には安定した戦力の確保につながると思います。