雪印アイスホッケー部の2001年廃部の話、初めて知りました。
そこで以下の話ですが。

: 我らがコンサドーレ札幌は、Jリーグの理念に基づき、
: 地域に根ざしたスポーツクラブとして、サッカー以外の
: スポーツ文化にも貢献して行く使命があります。

: 大赤字を抱えるHFCとしては、当面はサッカーの経営に
: 専念する予定なのでしょうが、札幌市をフランチャイズ
: とするコンサ以外で唯一のトップリーグチームの存続の
: 危機に直面し、HFCで受け容れることは不可能なのかと考
: えてしまいます。

確かに、「今すぐ」は無理ですが将来的にHFCが本格的に地
域に根ざしたスポーツクラブを目指すのであれば、ウインタ
ースポーツというのは重要なターゲットになるはずです。ス
キーのジャンプ競技をターゲットにした同じような主旨の記
事が道新にあったのを覚えています。

: 理想と現実のギャップという面はあると思いますが、どう
: 思いますか？

理想と現実のギャップという点からだと、単純に経済的な問
題だけでなく、HFCがクラブとして目指す方向性というのも
絡んでくると思います。
私はつい最近まで、「すべて」のJクラブが「総合」スポーツ
クラブを目指すものだと勝手に思っていたのですが、「日本
サッカーはほんとうに強くなったのか」（中央公論新社）と
いう本を読んでから考えが変わりました。「サッカーだけ」
のクラブを目指してもそれはそれで全然OKなのです。
ですから、「北海道のJクラブだからJの理念に従って・・・」
だけでは受け入れの理由には不十分だと思います。受け入れに
際してHFCの将来的な展望が備わってないとマズイのではない
でしょうか。