: : 今年一緒に２部落ちした スペインのベティスとセビージャのアンダルシアダービー。
: : プレミアのカッスルとサンダーランドの北部ダービー。
: : 将来、これくらいの盛り上がりで札幌対浦和戦を観てみたいですね。
: よくご存知ですね。本当にそう思います。ダービーではないですが、Jリーグ屈指の
: 好カードとして人気も定着すれば、来年は国立か埼玉のワールドカップ用の新スタジアム、
: 「さいたま2002」で浦和×札幌戦が見られるかもしれませんよ。
: うーーん、すごいだろうな。。
: 真っ赤に染まった6万人の収容のサッカー専用スタジアムなんて。
欧州のダービーマッチなどが盛り上がるのは、
地理的・歴史的・民族的な背景が大きいからです。
これは日本人にはちょっと理解しにくい感性なんで、
軽々しくあれがいいというのはちょっと賛成できません。
当事者たちにとっては盛り上がる盛り上がらないという問題ではありませんし、
ましてや「楽しみの一つ」とかいう問題でもないです。
札幌と浦和の試合が現時点で盛り上がっている(ように見える)のは紛れもなく
現在の順位が1位と2位だからというだけ。今だけですよ。
8.19の駒場の雰囲気もすごかったでしょう？
浦和にとってあの試合は、負ければ大変なことになりかねない試合でしたね。
TVで見ただけでもそのパワーは伝わってきましたよ。
ということは、札幌との直接対決の3試合は
札幌が相手だから盛り上がったんじゃなくて、
彼らにとって重要な試合だから盛り上がったんです。
逆に言えば札幌が優勝への当面のライバルじゃなければ、
浦和サポーターはあれだけ盛り上がらなかったでしょう。
もし来年ともに1部に昇格して、もし利害が対立しない立場で試合するとしたら、
今年の対戦のような雰囲気にはならないでしょうね。
まぁもしかしたら今年の遺恨(？)が来年再来年くらいは続くかも知れませんが、
おそらく数年経てば忘れられるでしょう。少なくとも浦和サポーターには。
地理的にも歴史的にも民族的にもなんの関連もない札幌と浦和は、
アンダルシアやバルサvsマドリーのようにはならないと思います。
自チームが何位だろうがお互いが「あいつらにだけは絶対に負けるな」
っていうものですからね。
たかが1シーズン2部で首位争いをしたくらいじゃ、
そんなメンタリティは生まれないと思いますが。
欧州のダービーのような雰囲気に憧れるのもわかりますが、
上位対決として盛り上がるのと欧州のダービーなどの盛り上がりは別物です。
そのあたり誤解があるのではないかと思いますが…。