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Subject: Re: 厚別の応援スタイルについて
From: たぐ@ML−CLUB
Date: 2000年6月26日 23:25:04
Reply-to: 厚別の応援スタイルについて By 東京コンササポ

こんにちは。
たぐ@ML−CLUBです。
ここに書き込みをするのはしばらくぶりになります。

 厚別の応援スタイルについての議論との事で、私の意見も一つ述べさせて頂きます。

: テレビ中継だと札幌サポのサポートは声援やコール、歌などよりメガホンの
: 音がかなり目立っています。それも、メガホンを叩く音がうるさくて
: サポの声が聞こえないのです。

 確かに、おっしゃるとおり、厚別競技場ではメガホンの音が大きく、メガホンを叩く方の多い、バックスタンド、メインスタンドではゴール裏からの声が聞こえない場合もあります。メガホンの音で耳が痛くなることさえあります。これは確かに事実です。
 ですが、何故メガホンを叩くのかを考えると、私は気にならなくなります。
 
 どこか国内外を問わず、他のチームの素晴らしい応援を見聞きして、「あんな素晴らしいサポートをしたい」と思う気持ちはわかります。声を揃え、豊かな声量で選手達を鼓舞する歌を歌っている姿は感動さえ覚える光景であり、それを自らがサポートするチームでも同様に行いたくなるのは当然の事です。しかしながら、応援とは「手拍子を叩く」事でも「声を揃える」事でも「綺麗な歌を歌うこと」でも無く、はたまた「ノリの良いリズムを作る」事や「踊る」事でさえありません。応援とは「応援する」事であり、それを何らかの手段によって制約をつけたりしてしまうことは、全く本義では無いと考えます。

 私は常々思っています。「選手が疲れたとき、気が薙いだとき、顔を上げればそこに応援する人々がいる。それこそが応援である」と。

 そのために必要なのは、統制の取れた声援や手拍子ではなく、むしろメガホンのように、ストレートに自分の応援する気持ちを表現できるものであるとさえ思います。厚別競技場に来る人々が、全て熱くコンサドーレを応援している訳ではないでしょう。コンサドーレを応援したいけれど、声を出すのが恥ずかしいから、手が痛くなるから、等様々な理由でメガホンを叩く人達が居ます。それで良いと思います。何もしないで座っているより、よほどの意志表示になるではありませんか。コンサドーレ札幌を、ほんの僅かでもいいから応援しているという意志を持ったら、誰もがサポーターであり、それを形にして選手に伝える事が出来れば、それこそが応援ではありませんか?

 私は、「札幌には札幌のやり方があるからメガホン」を肯定するのではなく、「野球みたいだから、古くさいから、うるさいから」と否定するのでもなく、「応援する為だからメガホン」を支持します。

 スタジアム見渡す限りが赤と黒、鳴り響くメガホンと太鼓、そして何処からでも起こる声援。そんな厚別が私は大好きです。
 将来、メガホンから手拍子と声援の応援になれば、難しいけれども綺麗で良いなとは私も思っています。その考えから、ゴール裏で立ち上がって声を出し、手拍子での応援を続けています。しかし、その変化は性急に求めるのではなく、それぞれがそれぞれに、良いと感じる事によってゆっくりと変わってゆけば良いのではないでしょうか。
 応援は、要求されてやることではなく、自らの意志をもって行うものですから。





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