: 市民球団という話しもどなたかから出ていましたが
: エスパルスが危機をのり切れたのは「鈴与」さんに頼った部分が大きいと
: 聞いておりますし、モデルに考えるならば、日本では横浜FCの方が市民球団のモデルでしょうね。
: 自分はソシオが良いとは言っているわけじゃないけど
: 赤字解消の為の明確な道筋と、チームの将来像(運営面での)が今は見えてきません・・・・
: 経営建て直し&分公金無し運営の確立は長い目で見ると目先のJ1昇格より大切な事と思いますけど。
: そうすると現状を考えると、J2中〜中の上位の運営費クラブの身の丈になるのでしょうか・・・
: いずれにしても、全部とは言いませんがファンが中心に負担をする仕組みを取り入れないと、結局 役所と数社企業のおもちゃになってしまいそうで不安です。
: 大企業1社が強力なバックアップをしているわけじゃないのだから
: ある意味で、リスクは分散されているかもしれないけど・・・・
ケイさんがおっしゃるように、税金なんか使わないでしかもお客を探しになんか行かないで、本拠地で試合をし、そのチケット代と会員からの会費の額がそのクラブの運営費であるべきなんですよね、本当のところは。それが本当のクラブの実力なんだと思う。どっか違ってしまってますよね。僕個人としては、最終的には企業の援助を必要としない最初のクラブになって欲しいと思ってます。
去年だったか、バルセロナのクラブ側がユニフォームの胸に企業ロゴを50億前後の契約金でつけようとしてるって話が出て、それをバルサのソシオの会員が反対運動を起こして反故にさせたって話があったんですよ。ご存知かなぁ。それっていいなぁって思いますねぇ。札幌もこうなって欲しいね。それにはクラブ・サポーター双方の精進が必要だろうし、クラブ会員がバルサみたいに世襲で家族が持っていて、会員権自体がステイタスになるくらいにならないといけないけど。
以前セルジオさんの講演会に行った時、テーマがクラブについてで海外のように会員が思うように増えていかない現状に触れて、こんな事を言っていたんですよね。「日本人は1時間1万円近くもフットサルのコートに支払うのに、なんで自分達のクラブの運営費は払いたがらないんだろう?」ってな事を。
僕はそんなに世界のクラブの現状に詳しいわけではないし、全てについて明確な答えを出していけるわけではないけれど、これって恐らくこれから日本のどのクラブも持ちつづけていくであろう命題ではないかと思うんですよね。
日本の場合、まだ興行って面が強くて、ピラミッドの下の整備がまだ完成していない所が多いでしょ。札幌だってしたのレベルってこっちの方に試合に来てないんだよね。金がなくてさ。あ、今は来てるんでしょうか、わかんないけど。これから先の事を考えるとトップに金かけるよりそっちの整備が先のような気がするんだけどね。
選手を買うお金を節約して芝のグラウンドを自前で整備した方がどれだけいいか。インフラさえ一時の補強を我慢して揃えてしまえば、後はそこから才能が育っていけるんだけどなぁ。グラウンドは怪我しないし逃げていかないし、そして何より会員に開放していく事ができるんだから。
川淵さんはブンデスリーガのこんな形のクラブの姿に憧れてJリーグを作ったわけだし、僕は全国的に熱烈なファンが多い札幌にその姿を託したんだけどどうやら無理だったみたい。
福岡みたいにクラブ自体に魅力がないから地元のいい選手は有力クラブに逃げて行っちゃう訳でしょ。その点で言えば河村とか佐賀とか、地元出身の選手が戻ってきてくれる札幌ってのは今はまだ救われてるんだよね。これがこんな調子でただ昇格レースだけ戦ってるうちに地元からも影が薄くなっちゃうんだと僕は考えてます。
: 今年は運営もなんとかいい方向に行くと良いなぁ〜 ちょっと期待してます。
やってもらわないと困るよねぇ。一部のクラブの倍はお客入ってるんだよ〜(笑)。そう考えたらクラブは幸せに思ってくれないと・・・