まず、自己紹介です。私は札幌生まれの札幌育ち、ただし大学は大阪で、
就職は群馬県高崎市。現在もそこに在住です。
さて、住んでいたときにはあまり気づかなかったのですが、札幌は、本当に
北海道の中心なのですね。もちろん地理的にと言う意味ではなく、経済的・文化的に
と言う意味でです。人口が180万人、近隣の地域を合わせれば200万人を優に
超えます。しかしながら、北海道の総人口が570万人、そして経済活動の規模で
言えば、他の地域との差はさらに開くでしょう。一地方の経済が、これほどまでに
一極に集中している都市は、ほかにはあまりないでしょうね。例えば、関西では
(良い意味でも悪い意味でも)神戸・大阪・京都、さらに奈良、和歌山・・・、
とそれなりに独自の経済や文化が栄えています。あえてこれに似た地域を探すと
なれば、そう関東圏の、いや、日本の中の東京になってしまいます。
それで、何を言いたいかなのですが・・・、札幌は確かに北海道の中心です。
けれども、札幌があって、北海道が存在しているのではない。北海道があって、
たまたま札幌がその地の中心になっているだけのことなのです。この単純なことを、
忘れないで欲しい・・・。
北海道で何か新しい施設を造る際には、必ずと言っても良い程まず札幌にできます。
別に僕はそれが悪いというのではない、ただそれを当然だとは思わないで欲しいと
言うことなのです。
たしかに経済と文化は、濃厚に関係しています(それは、違うと言う人もいるで
しょうが、まぁ聞いて下さい)。けれども、経済の主導権が大きすぎる文化という
のはどんなものでしょうか? いわゆる売れたもの勝ちの考え方ですよね。
ここでやっと、話がサッカーに戻りますが、そのような考え方では、札幌や北海道の
様な地域にチームはできないし、できたとしても、育たないのではないでしょうか?
(東京・大阪・横浜、その他大都市にチームを作った方がよい、けれども実際には、
清水などの頑張りを見ていると、決してそうではないと思えるのです)
長くなりましたが、(私的な)結論です。
コンサドーレを長期的に支えて行くためには、札幌(だけ)のチームでは、ダメだと
思います。僕は、コンサドーレ北海道に名前を変えても良いとさえ思っています
(もちろん、北海道の他の地域にプロサッカーチームができないという前提ですが)。
そのために、地方都市で試合を開催するのも良いではないですか。それで、選手に
負担がかかるというのであれば、そのようにならない方法を考えればよいことです
(すぐには解決できないかもしれませんが)。
この意見には、いろいろ異論・反論はあると思いまし、それを是非聞いてみたいと
思っています。もちろん、メールでもよいです。