まあまあ。
北海道全域をホームタウンにする、っていうのはクラブ誕生からのコンセプト
でもあり、それに伴うリスクは十分に承知したうえでの地方開催なのです。
それも、今回は地元からの熱い要望に応える形での開催だったのですから。
JFL1年めは、6月に厚別が使えるまでホームは町田、平塚、室蘭、花咲で
行われました。(観客は町田で966人、平塚ではなんと615人!)
2年目は、ナビスコカップが3月にあったためなぜか長崎、岐阜、熊本という
縁もゆかりもない土地でホームが3試合も行われました。リーグ戦の方はホー
ム2試合目から厚別が使えましたが、8月に帯広、9月に釧路と2試合を地方
で行い、それぞれ5609人・8031人の観客を動員しました。
J昇格の年は厚別が改修のため7月まで使えず、仙台で2試合、室蘭で4試合
(ナビスコカップ・参入決定戦を入れると8試合)、ホームを行いました。
なぜこんな事を長々と書いたかというと、コンサドーレというチームが、いか
に開催地の面でハンデを背負っているか、そして地元北海道で少しでも多くの
ホームゲームを行うために苦労してきたか、を知ってもらいたいからです。
先日、コンサライブのHPでも「この番組はサポーター自身の手で作られてい
るものだと自覚してほしい、放送が聴けることは当然のように与えられた権利
ではないのだ」というような主旨の発言がされていました。
コンサドーレはもはや、札幌市民だけのものではありません。
そして「ホームゲームを厚別で開催する」ということだって、何の努力もなし
にできることではない、ということをもっともっと意識してほしいと思います。