赤い鯉人さん、はじめまして。
: 他の方がどのような意見をお持ちなのか、私はそこに関心があります。
ということで私の意見を述べさせてもらいます。(長文ご容赦)
道内地方開催には反対ではありませんが、開催には各方面の協力も必要だと思います。
コンサドーレ札幌だけの問題としてではなく、開催を希望する自治体や市民の皆さんから
の盛り上がりもあればと思っています。
皆さんからは「盛り上がりを待つのでは無く、コンサドーレ札幌がまず先に動くべき」
という意見もでてくるかもしれませんが。
96年、97年と室蘭以外にも旭川、帯広、釧路での開催があり多くの市民が生でコン
サドーレ札幌を見ることができましたが、一方で関東から関西までカバーする面積のある
北海道での陸上移動はチーム、選手の負担となっていました。地方開催があればその前後
で実質的にアウェー3連戦と同じであり、昇格・降格のかかるリーグ戦で本当の意味での
「ホームの利」を1試合でも生かせないのは辛いことです。
また収容人員の大きくない地方会場では興行的にもさほどのメリットはありません。
従ってクラブとすれば「公式戦の積極的な地方開催」は厳しいでしょう。
しかし道民から広く支持されるには「生」を見せるのが一番なのも確かです。
室蘭市ではコンサドーレ札幌の試合開催のために入江競技場の一部改修を行いました。
函館では函館開催実現のためにサポーターを始めとした市民が招致活動を起こしました。
このように施設面での整備と自治体や市民からの熱意や協力があれば開催実現も可能だと
思っています。
ただ個人的にはリーグ戦ではなくカップ公式戦や練習試合程度にしてほしいのですが。
リーグ戦は札幌での開催を原則として、クラブはリーグ戦の観客動員のアップに全力を
上げてほしいと考えています。
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Jリーグでは「地域に根差したスポーツクラブ」は「ホームタウンを中心とする地域で
さまざまな活動を行なっていく」(「Jリーグクラブとホームタウンの現在・未来1996」
体育施設出版発行)としており、またコンサドーレ札幌も「ホームアイランド」を標榜し
ていることから、試合意外にも札幌以外でのサッカー教室やイベントなどの活動を行なう
ことにも意義があると思っています。