Kitaraファンクラブ会員でもあるyasunetです。
事実だけ述べたいと思います。
札幌コンサートホール「Kitara」は、
従来の「札幌市民会館」や「北海道厚生年金会館(これは公設というのかな?)」などと違い、
「コンサート専用ホール」という特性を持っています。
「札幌市民会館」の様に昭和30年代の市民会館ブームの際に建設された、
使い勝手の悪い「多目的ホール」とは異なります。
さらに札幌には「札幌交響楽団」があり、
しかも「パシフィックミュージックフェスティバル」という国内最大のクラシックイベントがあり、
いずれも多数の市民の間に定着しています。
つまりクラシックホール建設のバックボーンはあるということです。
確かにクラシックに興味のない人もたくさんいますが、
Kitaraの高い稼働率と聴衆動員数を考えると、決して無駄ではなかった。
逆に「多目的ホール」である市民会館の方がよっぽど「ハコ物行政」です。
いうなれば、Kitaraはそういったハコ物への反省の産物といえるでしょう。
となると、スポーツのバックボーンが薄い札幌では、
札幌ドームは「ハコ物行政」といわれても否めないです。
コンサドーレがあるんだから、サッカー専用のスタジアムの方が良かったんです。
しかし札幌に雪さえなかったら、とっくの昔にプロ野球チームは出来ていた。
ドームを拠点にスポーツ文化都市に育てて行くのは、
行政と市民(道民)の使命です。
なお、札幌ドームの西武の準フランチャイズ化については、
2003年から年間20試合の開催となります。
ちなみに長野でも建設された野球場(五輪の開閉会式会場)にて年間5試合開催される見通しです。
札幌と長野。つまり冬季五輪の開催都市=西武系の進出が著しい
=西武系の施設(ホテル等)との連動に伴うコンベンションの誘致。
それが西武の札幌と長野の戦略(特に札幌ドームの戦略)ということです。