スタジアムに着いて驚いた。
アウェイ(山形)側のゴール裏が、
山形のチームカラーのブルーを着た人で埋まっているではないか。
その数約1000人。山形から大応援団到着、これはかなりヤバイ。
と思ってよく見ると、みんな子供じゃないか。
さらによく見るとコンサドーレの旗を持っている。
どうやら札幌のサッカー少年団が大挙してやってきたらしい。
さらにさらによく見るとゴール裏は子供に奪われ、
山形サポーターは隅のほうに追いやられているではないか。かわいそうに・・・。
しかし、そんな状況、劣勢な試合展開にもかかわらず、
きれまなく応援歌を歌い続けたスピリットは、うち以上だったかもしれない。
負けたのにスタジアムの照明が暗くなるまで残ってくれ、
コンサドーレサポーターにエールを送っていたし。
試合のほうは後藤(義)の先制ゴール、
それに続く後藤(義)への反則→退場でほぼ決まってしまった。
試合開始から素早いパスからの攻撃が何度も決まりかけていたのに、
不用意な反則で退場者を出してしまった山形は悔しかっただろう。
前半残りの時間はかなり荒れたプレーが続いた。
コンサドーレは、ボランチに入ったパベルと
ルボシュと組んだ吉原がいい動きをし、攻守に新しい組み立てができてきた。
10人相手に2点しか入れられなかった決定力には不満がのこるが、
山形GK鈴木の判断力の良さと、後半守備を固めてきたことを考えると
まあこんなところだろうか。
トップとの差が詰まり、選手達の目標もより現実味を帯びてきた。
次の甲府戦ではさらに充実した試合展開を期待したい。