概要
北海道コンサドーレ札幌のサポーターズ持株会とは、北海道コンサドーレ札幌の運営会社である株式会社コンサドーレへ出資することを目的に設立された団体です。この持株会は、持株会会員から拠出金を集め、株式会社コンサドーレに出資することによって、市民チーム『北海道コンサドーレ札幌』の活動を支援して行くものです。
北海道コンサドーレ札幌のサイトに公式ページが公開されています。
- サポーターズ持株会 – 北海道コンサドーレ札幌公式サイト
サポーターズ持株会とは?
- サポーターズ持株会は、北海道コンサドーレ札幌の運営会社へ出資することを目的に設立された団体です。当初は、1口が50,000円でしたが、現在では1口が10,000円となっています。
- この持ち株会システムが株主と違うのは、持株会会員(持ち株会に拠出金を拠出した人)は議決権を持株会代表理事に一任するため、株主総会での議決に参加することができないことです。
- 北海道コンサドーレ札幌持ち株会は、市民株主制度あるいは一口株主などと呼ばれて紹介されたりするのに、どうして、株主の権利として当然の株主総会での議決権がないのでしょうか。それは、この持ち株会制度は直接株式会社コンサドーレの株主になるわけではないからです。すなわち、拠出金を出す人が直接株式会社コンサドーレの株を購入して株主になるわけではなく、拠出金はまず持株会という団体に集められ、この持株会が集められた拠出金で株式会社コンサドーレの株を購入する(出資する)わけです。すなわち、株主になるのは持株会であって、持株会会員ではありません。従って、議決権を行使するのは持ち株会を代表する人であって、会員ではないのです。そんなわけで、5万円を出しても株主総会には出席できないし、議決権も行使できません。
- それでも、拠出したお金は持ち株会運営費を除いた全額が、株式会社コンサドーレへの出資金へ回されるので、イメージ的に、一口株主と覚えるぶんにはかまわないと思います。おそらくこんなシステムを取るのは、株式会社コンサドーレの株が店頭公開されていない、総会屋対策などなど、いろんな理由によるものではないかと思います。
- 持株会会員には、株式会社コンサドーレの株主総会への出席権や議決権はないものの、幾つかの特典があたえられます。持株会員の特典は、変更になることがありますが、大体、会員証の発行、ホームゲーム無料招待券、イベントへの優待などとなっています。
- 持株会の募集要項等は、公式サイトに掲載されますので、そこを参照して下さい。
サポーターズ持株会の歩み
- この制度は、出資金を集めるために、コンサドーレが札幌のに誕生した96年4月に始められました。その時の名称は「コンサドーレ札幌市民持株会」。その後名称が「サポーターズ持株会」に変更になりました。
- 設立された当時から、1口(5万円)~19口までの単位で募集されていました。個人・法人・団体のいずれでも申込は可能です。現在では1口(1万円)〜95口(95万円)となっています。
- 当初(96、97、98年)はだいたい春先に応募を受け付けていましたが、その後は、決まった時期ではなく、必要に応じて募集するという形になりました。
- 従来からサポーターズ持株会の総株式に対する比率は高かった(2億5千万円で総株式の約10%)のですが、2000年年末に行われた翌年度の選手強化のための2億5千万円(5000口)の増資の一大キャンペーンの結果、一挙に2倍の5億円約1万口の株主となり、サポーターズ持株会が筆頭株主となりました。これは実に資本金全体(約25億円)の20%にもなります。地元住民からの直接支援の比率が高いのもコンサドーレの株主の特長です。
- Jリーグのクラブの中には、1社あるいは数社の大きな親会社を持ち、それらの会社ですべての資本金を負担しているクラブもありますが、コンサドーレ札幌の場合、このようなサポーターズ持ち株会、さらに北海道の地元企業数百社が資本金を出しています。たしかに、コンサドーレは貧乏ですが、このような、みんなの支援で成り立っているクラブを誇りにしていいと思います。
- この様な市民持株会制度はJリーグの清水エスパルスのが知られていましたが、96年末の経営難で経営陣が入れ替わった際、清水エスパルスのこの制度は廃止されてしまいました。
参考【大口株主持ち株数:2001年1月時点】
持ち株順位 | 出資者 | 持ち株数 |
---|---|---|
1位 | サポーターズ持株会 | 約1万口;5億円 |
2位 | 石屋製菓 | 約8千口;4億円 |
3位 | 丸井今井 | 約5千口;2億5千万円 |
4位 | 札幌市 | 約3千口;1億5千万円 |
5位 | 北海道 | 約3千口;1億5千万円 |
6位 | サッポロビール | 約1千6百口;8千万円 |
7位以下 | 以下続く |
サポーターズ持株会の活動
- サポーターズ持株会は、会員を集めて出資金を拠出すというメインの活動の他に、以下のような活動を提唱し推進していました。
- 【100万本フラッグ運動】
- 「100万本フラッグ運動」は、2001年3月14日にサポーターズ持株会理事会で発案されました。理事会席上で“持株会としてこの活動を発案・提唱する”ということが決められました。「100万本フラッグ運動」は、コンサドーレの試合のある日に、自宅の玄関先などにチームフラッグを掲揚して貰い、コンサドーレを応援する気運を広げようというものです。祝日の日に国旗を掲揚するような感じで、コンサドーレの試合のある日にチームフラッグを掲揚して貰おうというもの。
- 活動は、まず本拠地札幌を中心に展開することをめざしています。サポーターや関係者のみならず、関連企業、自治体、町内会、婦人会などに呼び掛け、チームフラッグの購入をお願いすることから始めます。あくまでも自発的に展開することをめざし、強制などはしない。チームフラッグのサイズはどれでもよく、少しづつ少しづつ輪を広げていき、最終的には全道で展開をめざしました。
- 【100万本フラッグ運動】
関連リンク
関連外部サイト
- サポーターズ持株会 – コンサドーレ札幌公式
コンサデコンサ内関連記事
- 2024/02/09:2024シーズンにおける株主無料招待券引換券の発送時期及び対象試合
- 2023/06/05:株式会社コンサドーレの事務所が札幌ドーム敷地内のビルへ移転
- 2018/07/28:コンササポによるサポーターズ持株会の招待券を利用した「招待企画2018」が企画進行中
- 2017/08/15:コンササポによるサポーターズ持株会の招待券を利用した「招待企画2017」が企画進行中
- 2017/01/18:サポーターズ持株会が会員権を売りたい人を募集中
- 2016/07/18:コンササポによるサポーターズ持株会の招待券を利用した「招待企画2016」が企画中
- 2015/07/13:コンササポによるサポーターズ持株会の招待券を利用した「招待企画2015」が企画中
- 2014/09/11:コンササポ有志がサポーターズ持株会の招待券を利用した「招待企画2014」を企画中
- 2014/01/29:北海道フットボールクラブ事務所が宮の沢へ移転
- 2012/04/16:北海道フットボールクラブの増資計画のためコンサドーレ札幌サポーターズ持株会の新規会員募集を発表
- 2008/08/29:コンサドーレ札幌サポーターズ持株会による追加出資が完了
- 2008/04/03:コンサドーレ札幌サポーターズ持株会が10,000人の会員を募集
- 2008/03/25:【報告】コンサドーレ札幌サポーターズ持株会における減・増資および規約変更に対する意見書の集計結果及びHFC定時株主総会の報告
- 2007/01/23:コンサドーレ札幌サポーターズ持株会の新しい理事長に佐藤良雄氏
- 2003/12/24:北海道フットボールクラブ事務所が移転
- 2002/10/31:サポーターズ持株会が行っていたコンサドーレ札幌強化資金募集活動が終了
- 2001/11/01:コンサFAQ13 -クラブ運営&経営編-(2001年版)
- 2001/11/01:サポーターズ持株会が“コンサ強化資金”募集を開始
- 2001/03/14:コンサドーレ札幌サポーターズ持株会が「100万本フラッグ運動」
- 2001/01/17:「コンサドーレ札幌サポーターズ持株会」が札幌の筆頭株主に
- 2000/12/29:サポーターズ持株会の申込みを締切り、目標額の2億5千万円突破が確実に
- 2000/11/02:「コンサドーレ札幌サポーターズ持株会」会員募集を開始
- 1999/10/12:コンサドーレ札幌サポーターズ持株会が新規会員を募集中
- 1997/07/17:コンサ持株会募集を開始
- 1996/09/05:コンサドーレ札幌持株会、予想を上回る申込み
- 1996/04/30:北海道フットボールクラブ株式会社市民持株会募集開始