意味
フォーメーションは、サッカーをプレイする選手達の配置を表したものです。通常、GKは1人でゴール前に位置することが決まっているので、フィールドプレイヤー10人の配置を表すことが多いです。
サッカーは1チーム11人でするスポーツであることは、よくご存じだと思います。この11人は、フィールド上を自由に動いてよく、どこにいてもかまいません。ゴールキーパーが常にゴール前にいなくちゃならないなんてことはありません。この自由さが、サッカーのおもしろさの一つでもあるのですが、実際は、各個人の仕事の役割は大体決まっていて、その役割に沿った動きをします。大まかに説明すれば、攻撃を主に担当する人、守備を主に担当する人、両方を半分づつ担当する人に分かれます。それらの役割ごとに各選手を配置したものを、フォーメーションと呼びます。
それぞれの役割に割り振る選手の数は、チームで好きに決めていいのですが、流行廃りというものがあって、時代と共にフォーメーションの形が変わってきています。このページでは、それらのフォーメーションについて説明します。
最近のフォーメーションは、数字の並びで表現することが多いです。4-4-2とか、3-5-2とかです。これは何を意味していますかというと、それぞれ、DF(ディフェンダー;守備を主に担当する人)、MF(ミッドフィルダー;両方を半分づつ担当する人)、FW(フォワード;攻撃を主に担当する人)の選手の数を表しています。ゴールキーパーは、一人と決まっているので、この数には含みません。4-4-2はDF4人、MF4人、FW2人ということを意味します。
近代サッカーでは、様々なフォーメーションが存在し、上記の二つの他にも、4-3-3、3-4-3、4-5-1などがあります。また、同じ数字の並びで呼ばれても、各選手の配置が微妙に異なっていたりと、チームの数だけフォーメーションがあるといっても過言ではありません。それなら、フォーメーションを紹介しても無意味じゃないか、ということになるのですが、一応、大まかなことだけはわかるので、チームの戦い方や戦術的特色を紹介するのに、よく使われるのです。
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フォーメーションの推移に関して、かつてサッカーFAQで詳細を書いています。