意味
サッカーにおいて、フィールド内にいる11人の選手の中で唯一手を使ってプレイすることのできる選手がゴールキーパー(GK)です。昔は、サッカーをみんなでやるとき、一番なり手がなくて下手な人がなったものですが、レベルの高い試合をするときは、ゴールキーパーは選手11人の中で一番身体能力の高い心技体の揃った人間がやるべきだ、といわれるポジションです。キーパーに必要な資質は、身体能力すべてにおいて優れている事に加え(反射神経、動態視力、握力やジャンプ力、筋力、などその他もろもろ)、責任感、リーダーシップなどなど、精神面でも、優れている事が要求されるポジションです。
どんなフォーメーションにおいても、ピッチには一人しか出られず、他のポジションに比べると競争が厳しいポジションでもあります。
このポジションは、他のポジションに比べ経験がものを言うポジションでもあります。世界的に見ても、30才を越えながら代表キーパーとして活躍している選手も多数いますし、リタイアする年齢はフィールドプレイヤーに比べ遅いです。試合中、刻々と変わる状況に合わせてDFを動かし、ポジショニングをし、ゴールを守るキーパーには、どれだけ数多くの試合やその様な場面を経験しているかがものを言うポジションでもあります。一般に、守備陣は攻撃してくる状況に応じて守るわけで、攻撃陣に比べると、経験がものをいう傾向があります。コンサドーレの場合も、98年まで活躍したディドが40才、ペレイラが36才と、高齢でも活躍できたのは、そういう理由があるからでしょう。