意味
熱烈サポーターゾーンは、2001年シーズン厚別開幕戦から設置されたホーム側ゴール裏スタンド(B自由席)の一部を立ち見席として開放したゾーンの名称です。
この熱烈サポーターゾーンが設置された一番の理由は、従来から立って応援してる場所を『熱烈サポーターゾーン』として事前にPRすることです。これにより、ゴール裏で立って応援する人がいることを一般の人に広く知って貰うことをめざしています。
サッカーの試合の場合、ゴールの真裏にあたる席では熱心なサポーターが立って応援しています。これらのことは、スタジアムでサッカーをよく見ている人には、よく知られたことではありますが、観客が増えて行く段階にあるコンサドーレの場合、またサッカーを観戦する楽しみを札幌市民に知って貰う段階の今では、これらの前知識が無くスタジアムに来る人は結構多いのが現状です。今後、札幌ドームの開業に伴い、さらにこのような人達が増えるのが予想されます。
またB自由席は、自由席であるため、早くからスタジアムに行けば任意の場所に座ることも出来ます。ゴール裏が一杯にならなかったときは、それでも移動したり、棲み分けが出来ていたのですが、現在のようにゴール裏は常に満杯といった様な状態では、座った場所により、座ってみたいという人と立って見たいという人がごちゃ混ぜになっていて、気が付いたときには移動も出来ないという事態も多々生まれています。そのため、会場で仕切る警備員やボランティアスタッフも対応に苦慮するシーンがおきるようになりました。
また、サッカー専用スタジアムでない厚別や札幌ドームでは、手すりだけの立ち見席というものはありませんし、設置はほとんど不可能です。そのため、席種を事前にわけると行ったことも出来ません。さらに、厚別のゴール裏スタンドの収容人数は、駒場やカシマスタジアム(昔の)より多いため、現状では、ゴール裏全部を立ち見席として開放するのは、営業上苦しいものがあります。
このような事態を解決するために、『熱烈サポーターゾーン』が設置されました。立ち見席の存在を告知することにより、観客に自主的な棲み分けをお願いしようというものです。従ってゾーンのエリアのサイズは、今後も、試合(予想される込み具合)によって、また観客のタイプ別の数によって随時変更されることになっています。
初めて導入された2001/5/12鹿島戦の時のエリアを説明しますと、ホーム側ゴール裏スタンドの下部2/3の中央部分です。ホーム側ゴール裏スタンドは3段のゾーンに分かれているのですが、そのうち下2段分です。この下2段分の両端を除く、中央部分が熱烈サポーターゾーンに該当します。
ちなみに熱烈サポーターゾーンは立ち見席ですが、座席の上に立っての応援は禁止されています。