意味
サッカーのゲーム中に反則を犯すと、相手チームにフリーキック(FK)が与えられます。選手が反則を犯すと、主審によりプレーが止められて、ピッチの中にボールを置いてキックにより再スタートするプレーのことです。
このFKには、直接FKと、間接FKという2種類のFKがあります。直接FKとは、ボールを蹴る選手が直接ゴールに得点できるFKのことで、逆に間接FKは、ボールを蹴る選手が直接ゴールに得点できないFKです。つまり蹴ったボールが他の選手(敵でも味方でもOK)に触れないと得点は認められません。間接FKが直接ゴールに入った時は、ボールが外にでたということで、敵側のゴールキックでプレーを再開されます。
直接FKのうち、自陣のペナルティーエリア内で直接FK相当の反則を犯した場合は、相手チームにペナルティーキックが与えられます。
直接FKか間接FKかを見分けるには、主審のジェスチャーを見ていればわかります。間接FKの時は、主審が片手をまっすぐ上に上げています。この手は、選手が間接FKを蹴った後、他の選手がこのボールに触れるまであげていることになっています。
直接FKになる反則:以下の9つの反則には直接FKが与えられます。反則の程度によっては、イエロカード(警告)やレッドカード(退場)が出されることがあります。
- キッキング(相手を蹴る)
- トリッピング(相手をひっかける)
- ファウルチャージ(乱暴で危険なチャージ)
- ジャンピングアット(相手に飛びかかる)
- バックチャージ(後ろからのチャージ)
- ストライキング(相手を打つ、殴る)
- ハンドリング(ボールを手、腕で扱う)
- ホールディング(相手をおさえる、つかまえる)
- プッシング(相手を押す)
間接FKになる反則::以下の5つの反則は間接FKが与えられます。反則の程度によっては、イエロカード(警告)やレッドカード(退場)が出されることがあります。
- 主審が危険とみなすプレー(例:ハイキック;選手が多くいる中で足を高くあげてプレーする、他の選手に当たらなくても危険なプレーと見なされます)
- ボールがないところでのチャージ(正当なチャージであっても、ボールにプレーする意志のないチャージをすると反則と見なされます)
- オブストランクション(ボールをプレーしていないのに、相手の進路妨害すること)
- ゴールキーパーへの不当なチャージ (ただし、ゴールキーパーがボールを持っているとき、相手を妨害しているとき、自陣のゴールエリアの外にいるときは除く)[※昔あったキーパーチャージ(キーパーはペナルティエリア内では保護されるため、ほんのちょっと接触しただけでも反則となった)という反則は現在ではありません]
- ゴールキーパーのペナルティエリア内のでのファウル(6秒ルールを越えた時、バックパスを手で受けたときなど)
上記のようなプレー中の反則以外に、以下のような行為には、イエロカード(警告)やレッドカード(退場)が出されることがあります。
警告になる行為
- 未許可の交代や復帰(主審の許しを得ないでピッチの外に出たり入ったりする、事故や負傷の場合はOK)
- ファウルの繰り返し
- 主審の判定に抗議する
- 非紳士的行為
退場になる反則
- 著しく不正な行為
- 乱暴な行為
- 口汚い侮辱的発言
- 2度目の警告