この日、夕方からZEPP SAPPOROで、選手やスタッフ、サポーターが参加しての“2000年コンサドーレ札幌キックオフ・ファンの集い”が開かれた。コンサドーレ札幌が、札幌に来た年から形を変えつつリーグ戦開幕前に行われてきたキックオフパーティ。今年は会場は違ったが、昨年と同じような形式で行われた。参加は無料だが、事前に入場整理券が必要で、参加できるサポーターもファンクラブ会員・後援会会員・持株会会員に限定された。昨年、教育文化会館大ホールで催した際は、1100人の定員の所、事前に配布された整理券が一日ではけてしまい、参加できないサポーターが多くでた。今年はそれを受けてか、会場を変えて、定員を2000人まで増やしたが、代わりにオールスタンディング形式の“ファンの集い”となった。
この日、午後6時30分から行われたファンの集い。早めに行われた開場時には、既にサポーターの長い列ができていた。会場は、ほぼ2千人近いサポーターで満員。司会はFMノースウェーブのヒロ福地氏が務めた。“ファンの集い”は、コンサドールズとドーレくんのダンスで開幕。選手が背番号順に紹介され、会場の後ろから客席の間を通って入場すると、会場は大盛り上がり。全員が壇上に上がった後、田中社長からの挨拶があり、引き続き新入団選手の紹介と自己紹介が行われた。次に選手グッズのオークションが行われたが、この収益金は、選手招待シートの基金に回されることになっている。その後、入場時にもらったカードの番号によるプレゼントの抽選会。最後は、岡田武史監督と選手を代表して名塚義寛選手の挨拶が行われ、サインボールを投げ込んで、楽しい“ファンの集い”は終了した。
シーズン前のキャンプ期間に、雪のため札幌を長い間離れることが多いコンサドーレにとって、シーズン前に行う、“キックオフ・ファンの集い”はいつ行うかがいつも問題になる。4月開幕だった96、97JFLは開幕直前に行われたが、三月開幕が主流になってからはキャンプ地から直接開幕戦会場(これまで全てアウェイ)へ移動することが多く、それも難しくなった。実際、98年は日程の都合がつかず“ファンの集い”は行われていない。昨年からは、シーズン始動を札幌(つどーむ)から始めるのうけて、“ファンの集い”がこの時期に行われるようになった。新入団選手の共同記者会見、つどーむでのチーム始動、北海道神宮への参拝、ファンの集いというのが、毎年恒例になって、札幌の風物詩にでもなればすばらしい。