フランスW杯を控え、Jリーグは中休みに、代表組みは合宿に入った。この間を利用して、この日から、国内ではナビスコカップが開かれる。今年のナビスコカップは、Jリーグ18チームに、準会員勢2チームを加えた20チームで行われる。5チームづつ、4つのグループに分かれ、変則ホーム&アウェイ1回戦総当たりの予選リーグ戦を行う。各リーグ1位だけが決勝トーナメントに進む。
さて、コンサドーレの初戦の相手はJリーグ開幕戦と同じく清水エスパルス。場所も同じ日本平スタジアム。開幕戦で大敗した雪辱を期すコンサドーレは、前半いきなりハンドでPKを取られる大ピンチ。幸いキッカーのサントスが外してくれて事なきを得た。前半は0-0で折り返すも、後半にコーナーキックからサントスにヘッドで先制される。コンサドーレはバルデスを軸に猛攻を仕掛けるが、清水は日本代表に三人を出しながらも、キーパー真田を中心に堅守でコンサにゴールを割らせない。ロスタイム、コンサボールのコーナーキックにディドが相手ゴール前に上がるも、同点に追いつけず。逆にカウンターをくらい、0-2で負けた。
昨年は、シーズン前に行われたナビスコカップで準会員ながら予選リーグを突破したコンサドーレは、その勢いでJFLを乗り切った。Jリーグで苦しい戦いの続く今年、このナビスコカップで良い成績を上げて、W杯後から再開されるJリーグに続けて行ってほしいものである。