この日、山形県総合運動公園陸上競技場でJFLオールスターゲームが行われた。今年のオールスターゲームも、日本人選抜(JAPAN ALL STARS)vs外国人選抜(WORLD ALL STARS)。ゲームの方は、大差がついた昨年と同様、ゲームの主導権を外国人選抜(WORLD ALL STARS)が握るものの、日本人選抜(JAPAN ALL STARS)もふんばり、終盤まで2-2の均衡した状態でゲームは続いた。最後は、地元山形のアンジェロ選手が二発決め、フェルナデス監督率いる外国人選抜(WORLD ALL STARS)が、4-2で勝利を納めた。アンジェロ選手はこの活躍で、MVPを獲得。
コンサドーレ札幌からは、フェルナンデス監督の他、七人の選手が出場した。敵味方に分かれ、ゲームをしたが、攻守にわたって活躍した。1点先制された日本人選抜の同点に追いつく、上村選手(鳥栖)のヘティングシュート。これを左サイドからのセンタリングでアシストしたのは、後藤選手。さらに、外国人選抜の二点目、ムタイル選手(川崎F)のゴールをアシストしたのは、マラドーナ選手のコーナーキック。後半に入って、吉原選手がチャージを受けペナルティキック(PK)を得ると、後藤選手がこれを決め、日本人選抜が再び同点に追いつく。試合は、このまま、終盤までもつれるが、最後に、アンジェロ選手(山形)に二発決められ、試合は決った。
この試合からJFLは新しいルールが適用された。新ルールは、以下の通り。これらのルールは、JFL後半戦にも適用される。この日の試合では、これに引っかかるようなプレーはなかった。
- スローインによるバックパスを、GKは直接手で触ってプレーできない。(違反した時は間接FK)
- GKは、ボールを持ったまま、四歩以上歩いてはならない。(違反した時は間接FK)
- GKが、6秒以上ボールを持ってはならない。(違反した時は間接FK)
- GKは、PKの際、蹴る前にゴールライン上を動いても良い。
- ゴールキックを直接得点にできる。
また、松永選手(仙台)は、京都への移籍が決ったため、この日の試合がJFL最後の試合となった。コンサより一歩早くJに昇格した同選手には、来年まで待ってろよ、と言いたい。