コンササロンの方に、現在建設中の札幌ドーム(HIROBA)に関する質問(以下掲載)の発言(コンササロン10888番発言)が照井さんからありました。アクセスしてくれた人達のわかる範囲での解答がフォローとして多くつきましたが、いくつかは不明のままでした。そこで、照井さんが、直接、札幌ドームのホームページから、問い合わせたところ、以下のような回答を得たということで、コンササロンの方へ回答を掲載してくれました。まだ見ぬ、札幌ドームの概要が分かるものとなっています。
【質問事項】
- 実際に競技が行われるのは、野球もサッカーも室内の方だけですか?室外のほうは、全部芝生席なのかな?
- 冬季に室内の方でサッカーが出来ないのはなぜ?野球なら出来るの?野球の芝を巻き取ってサッカー用の人工芝(ないのかな?)を敷くのはなしかな?
- なんでピッチが回転する必要があるの?
- 室内と室外の間に仕切りは存在するの?
- Screenは、両Sideにあるの?
- 夜間照明は当然ありますよね。屋根は開かないようだが昼間の採光はどうするのかな。
- 冬季は凍ってしまって可動は無理でしょうね。
- 冬季間は、まったく使わないのかな?
- 椅子には、ドリンクホルダー付いてますか?
- どっかにアニメーションで動く姿ないですかね?
参考までに現在建設中の札幌ドーム外観(2000年8月撮影)。とにかくデカイです。上:メインスタンド側外観、突起部は展望台となります。下:反対側から望む。ホヴァリングステージの開口部側です。開業は、2001年6月です。2002年W杯では、札幌ドームで三試合行われることが決まっています。
照井さんの、コンササロンへの書き込み
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発言番号:コンササロン10910番
日時:2000年9月07日
件名:Official answer about Sapporo Dome
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ここのBBSのPOSTを運営会社さんに見てもらったところ回答をいただきました。 Sapporo dome CO.,LTD. さまより以下に全文掲載。(承諾済み。)
この度は札幌ドームホームページをご覧いただき、ありがとうございます。さて、ご質問の件について返答させていただきます。
1.ホヴァリングステージのオープンアリーナでの利用について
公式試合の場合には、サッカーフィールドをドーム内に引き入れて使用します。その他の場合といたしまして、外で使用する可能性もございます。屋外の場合は全て芝生スタンド席となっており、通常、一般の方が自由に立ち入ることができます。
2.サッカー場の冬期利用について
札幌の気象条件から、12月からの数ヶ月間は外にある天然芝に雪が積もり、芝が冬眠状態のため使用することができなくなります。 サッカーフィールドで使用する天然芝には、大きく分けて、暖地型と寒地型の2種類がありますが、気象条件から、北海道では札幌ドームを含め寒地型の芝が使用されています。
寒地型の芝の場合、芝の育成のために冬期間、休眠させる必要があります。この時期に無理をして使用すると、芝の傷みが回復せず、結果として芝を全面的に張り替えなければならない事態も想定されます。
札幌ドームでは、芝の下にヒーティング設備を設けることによって、天然芝の育成に支障のない範囲で、冬の使用出来ない期間を少しでも短くしようと実験を続けてきており、厚別競技場と比べ、2ヶ月早い3月から使用できる見通しとなっています。 尚、野球の人工芝は巻き取り型のものを使用するため、冬期間も利用可能となっております。
3.ピッチの回転について
ホヴァリングサッカーステージをオープンアリーナ(屋外)から引き入れ、サッカー時のメインスタンドと野球時のバックネット裏を一致させるため、旋回可動席とともに90度回転させます。(報道席はメインスタンド上部に設置)
又、屋外での旋回を可能にしている理由としましては、通常は屋外に出したホヴァリングステージは回転させずにそのままの状態で芝の育成を行ないますが、季節によって日陰になる部分があるような場合には、一番良い状態で芝の育成を行うために、回転させる場合もございます。その他ドーム内でのイベントの際にも,ホヴァリングステージの点検試運転が行えることや、オープンアリーナ(屋外)でのイベントの際にもステージの角度が変えられるなど、いろいろな用途を想定して、屋外での旋回も可能としています。
4.クローズドアリーナ(屋内)とオープンアリーナ(屋外)間の仕切りについて
クローズドアリーナとオープンアリーナの境目は、ムーヴィングウォールと呼ばれる高さ約14m幅約88mの左右に開閉するガラスの扉で仕切られています。
5.スクリーンについて
アリーナ内には、25m×7mの大型映像装置が設置されます。向かい側にサブスコアボードが設置されます。
6.照明について
イベントの際には昼間でも照明が必要です。 但し、ドームの外周壁はそのほとんどがガラス張りのため、採光可能です。
7.冬期の可動について(サッカー)
2の回答をご覧下さい。
8.冬期間のその他の利用
厳冬期間は、ホヴァリングサッカーステージを使ってのサッカーの開催はできませんが、その他コンサート・展示会・草野球利用などを想定しております。
9.座席のドリンクホルダーについて
ドリンクホルダー付きのものを採用いたします。
10.アニメーションについて
「竹中のエンジニアリング」ホームページ(http://www.takenaka.co.jp/engi_j/index.html)の、スポーツ施設(ドームスタジアム)のコンテンツ内に札幌ドームのホヴァリングステージのアニメーションがございます。
来年6月のオープンに向け、社員一同ドーム開業に向け、精一杯頑張ってまいりますので、これからも弊社並びに札幌ドームをよろしくお願いいたします。
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株式会社札幌ドーム
TEL:011-200-8066
FAX:011-231-5456
E-mail:info@sapporo-dome.co.jp
http://www.sapporo-dome.co.jp/
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