北海道コンサドーレ札幌サポーターズ集会の解散休止が発表

北海道コンサドーレ札幌サポーターズ集会の運営から、集会の解散休止が発表されました。長年にわたって行われてきた活動が終了することになりました。コンサドーレ札幌サポーターズブログ内の運営のサイトで発表されています。

北海道コンサドーレ札幌サポーターズ集会は、例年、雪まつりの時期に株式会社コンサドーレのフロントの方々をゲストに呼び、クラブ側からのお話、コンササポーター相互の情報交換・意見交換を行っていました。ここしばらくは、新型コロナウイルス感染症の影響で未開催が続いておりましたが、再開されることなく、解散休止という形に至りました。

サポーターズ集会の前身であるサポーター集会は、1997年、コンサドーレ札幌の当時の運営会社である北海道フットボールクラブ(HFC)が経営難におちいり、クラブが消滅するかもしれないといった状況で開催されました。クラブとサポーターの間の情報の伝達手段は大手マスコミしかなく、詳細が分からない状況で右往左往するしかなかったサポーターは、それならクラブに直接話を聞こうということでサポーター有志が立ち上がり、クラブと交渉、相談し、1回目を開催したのが始まりです。当時、企業とサポーターとの間にコミュニケーションの壁は高いが当たり前だった時代でもあり、クラブ側から直接お話を聞けたり、クラブとサポーターが直接意見交換できる場は有用だということで、クラブではなくサポーターが自主的に運営する活動として継続的に開催されてきました。

この27年間で社会情勢も大きく変わりました。伝達手段がマスコミしかなかった時代から、ホームページ、ソーシャルメディアと技術が発達し、発信者もメディアが介するものから、当事者が直接発信するものへとシフト。経営者も奥まったところにいる存在から、欧米の新興企業のようにCEO(経営最高責任者)が一番前に出てきて自らコミュニケーションを取るのが当たり前の時代へとなりました。こうした時代背景もあり、ひとまず、当初の役割は終えたということかと思います。

集会を長らく運営された皆様、長い間、お疲れ様でした。ありがとう。

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