スポーツ国際研究センター (International Centre for Sports Studies; CIES)のフットボール研究部門であるCIES Football Observatoryが、月報第89版を11/15に公開した。
この号では、世界48リーグのチームに所属する選手にまつわる各種統計を発表している(Team demographics in 48 leagues worldwide; 2023年10月1日時点)。日本からはJ1リーグと所属する18クラブが対象となっている。
分析項目としては、Players’ age(選手年齢)、Expatriate players(外国人選手)、Squad stability(チーム安定性)の3つの項目においてレポートが作成されている。
この中で、北海道コンサドーレ札幌が1選手あたりの平均在籍年数ランキング(most stable teams, average stay (October 2023))で、世界5位にランキングされた。発表されたベスト20には、Jリーグから6位に川崎フロンターレ、13位にサンフレッチェ広島が入った。
【most stable teams, average stay (October 2023)】
(数字は年数)
1位:Shanghai Port 5.39
2位:Shandong Taishan 5.03
3位:Athletic Club 5.00
4位:Real Madrid 4.83
5位:Consadole Sapporo 4.78
6位:Kawasaki Frontale 4.67
7位:Al-Sadd SC 4.63
8位:Al-Duhail SC 4.62
9位:Al-Jazira Club 4.52
10位:Sharjah FC 4.35
平均在籍年数ランキングで上位ということは、チームにおける選手の入れ替わりが少なくチーム編成が安定していることを意味しているが、同時に平均年齢も高くなりがちである。そのため、同報告書の、平均年齢ランキング(高い順)でも、北海道コンサドーレ札幌は世界16位(29.34才)、川崎フロンターレが17位に入っている。また、J1リーグの各クラブは総じて高めなようで、J1リーグの平均年齢(27.91才)は調査した48リーグで2番めに高い結果となっている。
FOOTBALL TRIBE JAPANのWebに紹介記事も公開されている。
SNS上の関連コメント
Most stable squads, 4⃣8⃣ top divisions 🌐
1⃣ 🇯🇵 32.1% of squad members present at the club since less than one year
2⃣ 🇪🇸 32.5%
3⃣ 🇨🇳 33.1%
🇺🇸 #MLS 36.8% 🇩🇪 #Bundesliga 37.9%
More in new @CIES_Football ⚽️ Monthly Report 👉 https://t.co/lpSgM4T02Z pic.twitter.com/fjDq9DOEge— CIES Football Obs (@CIES_Football) November 14, 2023
関連外部サイト
- CIES Football Observatory(英語)
- Team demographics in 48 leagues worldwide(英語)オリジナル記事 – CIES Football Observatory
- J1から札幌・川崎が世界トップ10入り。長期政権でマンネリ化と指摘も(日本語)紹介した記事 – FOOTBALL TRIBE JAPAN
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