クラブライセンス交付第一審機関(FIB)が2015シーズンJリーグクラブライセンスを交付

Jリーグのクラブライセンス交付第一審機関(FIB)が2015シーズンJリーグクラブライセンスを交付した。

Jリーグクラブ、準加盟クラブあわせて44クラブが申請。J1クラブライセンスに37クラブ、J2クラブライセンスに7クラブ(1クラブは停止条件付)が交付された。コンサドーレ札幌は、J1クラブライセンスを交付された。

これにより、今期、J2リーグでJ1昇格要件を満たせば、来季J1でプレーすることが可能となる。残念なケースとなりそうなのは、現在J2プレーオフ圏内いるギラヴァンツ北九州。J2ライセンスまでしか認められなかったので、シーズン終了時、プレーオフ圏内いても、プレーオフに出場できないということがJリーグから説明されている。

今回の交付では、コンサドーレ札幌は、経営上の是正通達、ホームスタジアムのB等級基準の充足状況、ともに問題なく全てクリアしている10クラブに入った。

昨年、2014年シーズンのクラブライセンスを交付された際は、付帯事項として是正通達の指導、B等級の充足としてB等級未充足のペナルティがついていた。これらの問題はどうなったのだろうか。

Jリーグのサイトによると、「是正通達」とは以下のようなもの。

(3) クラブ経営上の指導
 Jライセンス判定には直接関係ないが、判定に際し、クラブに経営改善を促す目的で、FIBが独自に指導を行うことができる。
 指導には「是正通達」および「個別通知」があり、「是正通達」のほうが重い指導となる。

是正通達:Jライセンス交付判定に付帯して、クラブ経営上是正すべきと思われる点について、FIBが対象クラブに通達を出す。通達の内容は公表する。

昨年指摘された是正通達に関しては、財務状況における債務超過に関してのもの。内容は「2014年度末までに債務超過を解消する方法について具体的に提出すること」。B等級の充足の方は、厚別の設備の未整備(屋根の大きさ・トイレの数の不足)に関して。

債務超過に関しては、2014年シーズン中に解消する目途がはっきりと立っているということ。また、スタジアムに関しては、札幌ドームのみをホームスタジアムとして登録してあるため、厚別のB等級不足に関しては、問題自体が消失してしまったことが、全てクリアになった所以と思われる。

関連外部サイト

  • クラブライセンス交付第一審機関(FIB)決定による 2015シーズン Jリーグクラブライセンス交付について – Jリーグ公式

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