北海道フットボールクラブの有価証券報告書 ‐ 第16期(平成23年1月1日 ‐ 平成23年12月31日)がでています。
法令では、事業年度終了後3ヶ月以内に発行する必要が有ります。この報告書からクラブの経営状態を把握することができます。
北海道フットボールクラブの場合、例年株主総会が3月末に開催されるため、それにあわせて年間報告書は報告される事が多いようです。今年は、3/23に市内で株主総会が開催され、決算書が承認されました。
平成23年単年決算では、4期ぶりの黒字(1680万円の純利益)となりましたが、累積債務の超過状態(8千万円)を解消するにいたりませんでした。この超過状態は、Jリーグ各クラブに求められている経営の健全化と、将来導入されるクラブライセンス制度との兼ね合いから、24年度中に解消する必要にせまられています(第三者割当増資を行う見込み)。23年の黒字も選手移籍による移籍金収入の上乗せにより達成したもので、今季J1に昇格したとはいえ、23年と同様の経営を行っても今季も同様の黒字が保証されているわけではありません。このあたりの詳細は、本報告書から読み取ることができます。
なお、有価証券報告書はいくつかのサイトで確認することができます。
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政府のサイト
- EDINET – 金融庁提供のオンラインサービス
上記ホームページにアクセスし、「閲覧」→「有価証券報告書等」にすすむ。下記のいずれかを入力し「検索」ボタンを押す。
・提出者EDINETコード:E04703
・提出者名称:北海道フットボールクラブ表示されるリストから北海道フットボールクラブを選ぶ(北海道フットボールクラブ1社だけ表示されます)
有価証券報告書はオンライン、あるいはPDF形式で読むことができます。
EDINET(Electronic Disclosure for Investors’ NETwork)は、金融庁が提供する『金融商品取引法に基づく有価証券報告書等の開示書類に関する電子開示システム』のことで、提出された開示書類について、インターネット上で閲覧できるようにするサービスです。
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また、民間のデータベースでも有価証券報告書が見ることができます。