コンサドーレ札幌は、3日行われたJ2リーグ最終戦で3位を確定させ、2012年度のJ1リーグ昇格を決めた。
札幌ドームにFC東京をむかえての最終節は、J1昇格がかかった大一番となった。同じ勝ち点で並び、リーグ3位の座を争う徳島との順位争いを気にしながらのこの日の試合。お家の大事にドームに駆けつけたサポーターの数は、39243人(今季、J2最高動員数)。コンサにとっては、2001年のマリノス戦に次ぐ歴代2番目のホームゲームの動員数となった。
試合の方は、勝たなくてはいけないが、相手はJ2チャンピオンチームということで慎重な序盤。なんとなく東京が押し気味に試合を進めるも、相手チームペースで序盤が進むのは、今季の札幌のスタイル。息をするのが苦しいような妙な緊張感の中、時間があっという間に過ぎていく。そして前半終盤、左サイドをドリブルで切り込んだ古田選手からの選手の隙間を通すグラウンダーのパスを、内村選手が相手DFと競り合いながら、ゴールへ押し込む。どうしても欲しかった先制点が札幌に入る。
そのわずか数分後の前半ロスタイムには、右サイドのスペースに抜けた近藤選手からのパスをうけた内村選手が東京ゴールに豪快なシュートを突き刺した。これでドームはお祭り状態。
後半に入り、惜しいシュートは続くもゴールに結びつかず、こうしたときは流れが変わるもの。案の定、後半35分に1点を返され2-1。スタジアム内のそれまでの雰囲気が一変、ここからタイムアップまでの約15分は、スタンドのボルテージも最高潮。じりじりするロスタイムを過ぎた後に、ついにタイムアップの笛が鳴り、試合終了。大一番の試合を勝利で飾った。
3位の座を争っていた徳島が0-1で敗れたたため、札幌は3位を確定し、来シーズンのJ1昇格を決めた。
関連外部サイト
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