11日、札幌市白石区の札幌コンベンションセンター「SORA」にて、「コンサドーレ札幌サポーターズ集会2011」が開催された。コンササポ有志の手により、毎年開催されている集会も今回で通算17回目。
例年、北海道フットボールクラブ(HFC)のフロントの方々をゲストに呼び、コンササポーター相互の情報交換・意見交換を目的に開催されているこの集会。今年は、HFCから、矢萩竹美 代表取締役社長、三上大将 強化部部長らの出席をいただき、多くのコンササポが集まった中で開催された。
矢萩社長の挨拶から始まったHFCの説明は、冒頭から厳しい話で始まった。コンサドーレの成績もさることながら、収支の話では、単年度決算で約1億円の赤字が発生し3年ぶりの債務超過に転落することが予想されると説明された(最終決定した正確な決算は例年年度末に開催されている定時株主総会時などに発表される)。赤字発生の主な要因は、入場料収入とスポンサー(広告料)収入が事業計画見込みに達しなかったこと。とりわけ、入場料収入に関しては、ホームゲーム入場者数見込み23万人に対して19万人と1割以上の見込み違い。これら収入面での減による赤字となった。
クラブ経営にとって、入場者数は全ての基本で、これが増えないことにはスポンサーもついてくれない。すなわち広告料収入の増につなげにくいということ。1割の不足というのは、スタジアムに足を運ぶコンササポ全員が1シーズンに2試合(あるいは2人)ほど、新規顧客をスタジアムに連れてくれば解消できる数である。クラブ側の努力とともにサポーター側の努力も問われる結果となった。Jリーグは、債務超過クラブのJ1昇格を認めていないため、2011年度に債務超過を解消できないと例え3位以内に入っても昇格できない。
集会はその後、三上強化部長による新シーズンの展望、キャンプの様子など、後半はサポーター同士の意見交換・連絡と進み、都合6時間にわたる集会は終了。議事録は、後日、主催者の手により、下記のホームページなどに掲載される予定です。
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