2004/02/11にちえりあで開催されたサポーター集会の議事録です。議事録は集会主催者によってまとめられ、札幌市大通りにあるコンサグッズショップなどにも置いてあり、手にとって見ることも出来るはずです。このページは主催者の許可の元、その議事録をウエッブに掲載したものです。議事録と同じ内容のものを掲載してあるはずですが、もし違いがある場合は、冊子になっている議事録の方が正しいです。
コンササポーター自らの手による自主運営のこの集会も、今年で第10回と節目の回を迎えました(だから、参加するHFCの方々は主催者ではなく、来賓となってるわけですね)。第10回もここ例年と同じスタイルで開催されました。HFCからの来賓の方たちの挨拶とHFCの現状説明。サポーターからの質問事項にHFCが直接回答する形ですすみました。今年は、春先にHFCが提示した「コンサドーレ札幌強化計画」について、佐々木社長直々に詳細な説明がありました。それでは、以下、「コンサドーレ札幌サポーターズ集会2004」運営主催者による議事録です。これらの議事録は、運営スタッフ有志数名で手分けをし、録音したテープを聴き取りながら文字にしていく「テープ起こし」によるものです。集会は5時間におよぶ会となり、議事録の方も例年以上のかなりのボリュームのものとなっています。運営スタッフの方々の労に感謝しながら、性根すえて読んでみましょう。
なお、サポ集会主催者の方々のHPもありまして、楽援コンサがそれです。そこでも、議事録が読めるほか、活動の内容を知ることができます。運営有志の方々は、サポ集会開催に向けて、半年も前から準備に取りかかっているのがわかります。
「コンサドーレ札幌サポーターズ集会2004」議事録
2004年6月11日付け
「コンサドーレ札幌サポーターズ集会2004」運営有志
■開催概要
- 日 時:2004年2月11日(水・祝日)14:00~19:00(13:45開場、19:30閉会)
- 場 所:札幌市生涯学習センター”ちえりあ”1Fホール(札幌市西区宮の沢1条1丁目
1-10) - 参加者数:270人(延べ)
- 来 賓:(敬称略)
- HFC代表取締役社長:佐々木 利幸
- 同 役員待遇:山本 茂雄
- 同 常務取締役:門脇 徹
- 同 常務取締役:松野 光範
- 同 総務部部長:柳沼 聡
- 報 道:月刊コンサドーレ、J‐COM札幌、道新スポーツ、日刊スポーツ、北海道新聞
(五十音順、敬称略、確認分) - 主 催:「コンサドーレ札幌サポーターズ集会2004」運営有志(齋藤孝、本間英忠、山崎徹、中川雅裕)
- 運営協力:(コンササポーター有志)
- <会場係>
- 平松一弘、宮内和夫、小林幹治、濱内雄司、宮本聖、渡辺恵子、松本雅幸、松本明美、根田一恵
- <記録係>
- 石田泰子、熊野亜希、鎌田貴子、高森静佳、千葉一博、田中郁美
- <受付係>
- 山崎由里子、武田敦美、長谷川明利、長谷川由香子、久保雅計、本間陽子、松村眞由美、齋藤恭子
- <進行>
- 本間英忠、山崎徹、中川雅裕、本間英之
- <会場係>
- 司会進行:齋藤孝
- 内 容:下記議事録(要約)・プログラム参照
- 費 用:サポーターズ集会2004入出金報告参照
■議事録(要約)
- 第1部
- 休憩
- 第2部
- 休憩
- 第3部
- 休憩
- 第4部
※本記録は、発言者のニュアンスが極力伝わる形でその内容を要約したものです。〔文責:齋藤〕
第一部
斎藤(以下司会):
それでは定刻1分前になりますけれども、これよりサポーターズ集会2004を開催させて頂きます。私今回、主催をさせて頂きました斎藤でございます。どうぞよろしくお願い致します。(会場拍手)サポーターズ集会、初めての方もいらっしゃると思いますので、基本的にちょっとご説明だけさせて頂きます。この会自体は、北海道フットボールクラブ様が主催している会ではございません。昨年も会の運営方法ですとか時間の取り方、そういった部分でHFC様の方にクレームを出されたサポーターがいらっしゃいますが、お考え違いのないようにお願い致します。あくまでサポーター有志(が主催するもので)、今回の場合には25名のサポーターが当日運営に携わって頂いております。その他ここに来るまでの間、いろいろな資料を作ったりというサポーター12名程に、お手伝いを頂戴しております。サポーターの全くのボランティアと寄付だけで運営しているものでございます。ちなみに、いきなり会が始まって大変申し訳ないんですが、お金の話をさせて頂きますと、こちらの会場を借りるのに9万8200円。その他に照明器具、マイク、設備、暖房、そういったものを借りるのに5万数千円。会場費だけで約16万円近い金額が掛かっております。それら全て、今言いましたサポーターの皆さんの身銭で、運営している会でございます。その他今お手元にお渡ししておりますパンフレット、いわゆるプログラムの印刷代、文書作成・校正費などをサポーターが勤務しています会社にお願いをしてタダでやって頂いたり、そういうことで運営をしておりますので、いろいろな不行き届きな点が多々あるとは思いますけれども、そのへんをちょっとお考え頂いてご容赦頂きたいと思います。それではこれよりサポーターズ集会を開催させて頂きます。最初に、北海道フットボールクラブ代表取締役社長佐々木利幸様よりご挨拶を頂戴致します。
佐々木社長(以下佐々木):
皆さん、こんにちは。(会場から「こんにちは」の声)今、幹事役をやっております斎藤さんからいろいろお話がございましたけれども、横で聞いていまして、コンサドーレ札幌と同じようにサポーターズ集会もお金がなくて大変なんだなあというふうに同情してました。(会場笑い)後から私もカンパさせて頂きたいと思っていますけれども、コンサドーレとしても出来るだけのこと(援助)はしていきたいと思っていますので、今日はひとつ安心して、この会場を使わせて頂きたい、そう思っております。それから、来賓ということになっていますけれども、皆様方には本当にいつもお世話になっておりまして、本当に感謝致しております。今日も雪まつりの最後の日で、天候に恵まれていい日ではございますけれども、お忙しい中かくもたくさんのサポーターの皆さん方にお集まり頂いて、コンサドーレ札幌の姿、これから戦うべき姿、どういうふうに戦っていくのかということを、この席をお借りしてお話させて頂ける機会を設けて頂きましたこと、厚く感謝申し上げます。幹事の皆さん、どうもありがとうございます。今、プログラムを見ますと、これから後で「HFCからの報告」ということになっていまして、主にコンサドーレ札幌の強化計画について、私から直接説明をさせて頂きます。後で説明させて頂きますが、皆さん方もご存じのとおり今、選手はグアムに行っておりまして、もうそろそろグアム合宿の最終日近くの練習ということになっています。グアムでは最後に東京ベルディと練習試合をやって、その後鹿児島に移り、練習試合を何試合か消化して御殿場へ移ります。グアムにいつまでいても練習相手に恵まれないということもありますので。言い変えれば練習相手を求めてどんどん北の方に上がって参ります。そして開幕第1戦の前日か前々日に札幌入りするというスケジュールになっています。今年は新人選手が8人入っています。新人もJヴィレッジでのJリーグ研修が終わりまして、本格的な練習に参加している状況でございます。今朝の新聞では、新人のチームにベテラン勢が3対0で負けたというようなことが書いてありました。あーちょっと困ったなと。新人チームに3対0で負けるようじゃ、スターティングメンバーはオール新人でいった方がいいのかな。そう言いたくなるような感じですが、柳下監督の下で厳しいトレーニングをやっていますので、練習していくうちにきっと皆さん方のご期待に応えられるようなチームに、だんだん出来上がっていくんではないかと思っています。後で強化計画について説明させて頂きますので、その中でもいろんな情報等を含めて、皆さんにご報告させて頂きたい。これで始まりのご挨拶にさせて頂きます。本日はどうもありがとうございます。(会場拍手)
司会:
社長、ありがとうございました。たまたま会場の関係でこのように壇上におりますこと大変申し訳ないと思っております。昨年までは(檀の無い)フラットな会場だったんですが、今日お集まりの方々だけでも昨年の会場ですともう入りきれない人数になっております。その関係で、どうしてもこのような形の会場を借りざるを得なかった。壇上からのお話をさせて頂くことを重ねてお許しくださいますようお願い致します。また、これからHFC様並びに私共が発言させて頂く時も座ったままで発言させて頂きますが、そのこともお許しを頂戴したいと思います。それとご連絡ですが、会場内でネット中継をされている方、議事をコンピュータでとられている方、それから質問票を会場内でご記入される方のために、このようなテーブルをご用意させて頂いております。(手に持ってかざす)受付にございますので、必要な方はお申し出ください。ただ、お帰りの時にはお返し頂くようになっております。どうしても持って帰りたいという方は、若干の寄付をお願い致します。(会場笑い)それでは、ここから皆さんが一番聞きたいと思っております、HFCさんからの報告を伺いたいと思います。では、よろしくお願い致します。
佐々木:
それでは早速私から、皆様方のお手元にも配布されていると思いますが「コンサドーレ札幌強化計画」に基づいて説明をさせて頂きたいと思います。最初にこの「コンサドーレ札幌強化計画」が一体どういう考え方で作られているのか基本になる部分を(内容から)ちょっと外れるかもしれませんけれども説明させて頂きたい。ちょうど今、柳下監督の下でコンサドーレ札幌のチーム、選手がグアムでずっと練習をやっていますが、そのコンセプトと言いますか一番底辺に流れているものは「基本に返る」ということ。チーム自身が基本に返って、基本からしっかりたたき直そうというのが今回の練習の最大の目的でございます。同じように、実は私共HFC、会社の経営にあたっても、この際基本に返ると。これはチームと全く同じ姿勢でですね。基本に返ってコンサドーレ札幌の運営にあたりたいというのが第一でございます。そして、その中で実は3点程、柱にしていることが書かれてございます。第1点は育成型に変えると。チーム自体の強化にあたって、これを育成型にしていくということを第1の柱にしています。本当に強いチーム、しっかりしたチームを作り上げていくにはどうすればいいか。強いチームを作り上げるにはいろんな方法があります。一つは皆さん方ご存じのように補強中心。特に外国人選手を連れてきて、その選手を核にしてチームを作り上げていく。これはある意味、極めて短時間にチームの強化が可能になります。しかし問題は、果たしてそれがそのとおりになるかどうか。非常にリスクが大きい。去年の成績をご覧頂けばお分かり頂けると思います。私共が今回目指しているのはそういう短期的なものではなく、本当の意味で北海道に根ざしたチーム、実力あるしっかり戦っていけるチーム。そういうチームを本当に作り上げていくためにはどうしらいいかということを、原点に立ち返って考えたところです。結果、これから説明致しますけれども、補強なしということになっております。もちろん外人もおりません。外国人選手を入れますと意思疎通等を図る意味で、ほかの外国人(スタッフ)のコストなども掛かってまいります。去年は11人外国人選手が在籍しました。よく申し上げるんですが、11人いて最後戦っていたのはアンドラジーニャひとり。10人はどっかに消えてしまった。そういう(コスト的)意味からも、若い選手を中心に育てていく育成型の考え方にしております。もう一つ、コンサドーレ札幌は皆さん方ご存じのとおり、去年は山瀬選手、今年は今野選手といった核になる選手が毎年移籍してしまっております。養成型のチームに成り下がってしまっているのではないかというご批判もあろうかと思いますが、選手というのはプロとして常にトップを目指す訳ですし、世界を目指す選手であればあるほど上で活躍したい。これは否定できないことでございます。一番の原因はコンサドーレが弱く、J2にいることです。しかし、そういう中でも何とかチームに留まってもらう。コンサドーレを愛し、コンサドーレで最後まで戦いたいと言わせるようなチーム作りをしなけりゃならない。今年新人選手を8人とりましたけれども、うち5人は北海道出身または地元と関わりのある選手です。若手を集め育成すると言っても、補強型と育成型があります。俗に一本釣りということを言いますけれども、ネットワークを張り巡らし全国から有望な高校選手を集めてくるやり方。そういう意味では私共も、例えば筑陽の桑原選手を連れてきていますし、沖縄からも上里選手を連れてきています。全体で3人入れております。現実問題としてチーム強化を考えたときには、ある意味一本釣りもやむを得ないかなと思っています。ただ基本的な考え方としては、やはり地元の選手をきちんと育てていく。コンサドーレ魂といいますか、地域を愛しコンサドーレで頑張るんだという気持ちを持った選手を育てていかないと、強いチームになっていかないだろうと思っています。また育成型を基本に据えた以上、基盤整備もきちんとやっていかなくてはと考えています。その一つ、北海道全体にネットワークを張り巡らせるということが大事であろうと、今年コンサドーレ旭川を作りました。育成部のコーチと監督を3人旭川に駐在させ、旭川市役所のすぐそばに拠点を作りました。旭川を拠点にして周辺の子供達の育成指導を図るのが第一の狙いでございます。もう一つ、指導者を育てるということも必要になってきます。ご存じかもしれませんが、サッカー人口というのは東京都を別にして実は日本一は北海道なんです。チームの数、サッカーをしている子供達の数、これは北海道がナンバーワンでございます。ですから選手育成型に切り替えたときに、北海道というのは選手の宝庫であろうと思います。ただ、今まで育成ができていなかった。ここが我々の弱かったところではないか。旭川を皮切りに順次帯広あるいは釧路、あるいは函館と拠点を増やしていき、最終的には北海道全体にきちんとしたネットワークを作り上げたい、そう思っています。それと、やはり施設整備。子供達をきちんと育てる施設はどうしても欠かすことができません。強化計画でも後の方に載せておりますけれども、雁来にユースの練習場を持っています。現在のところ人工芝1面でございます。この雁来にグランドを、あと3面程作りたい。土地は幸いなことに札幌市が16億で買ってくれることになっていますので、札幌市のおかげで目処がついている訳です。これを順次整備して育成の一大拠点を作りたい。全道から集まって来れるような施設を作りたい。先日コンサドーレカップというフットサルの大会を札幌ドームでやりました。494チームが参加し、選手は7000人を超えています。父兄の方や付き添いを入れますと1万5千人位。ただ残念なことに北海道にはどうしても冬の問題があります。例えば1月1日に天皇杯や高校選手権が東京であるように、北海道選手権を1月にやるということは難しい。しかし、いつかは夢として、雪降る冬の期間も練習出来るように屋内練習場をきちんと整備したい。貧乏会社が何を言ってるんだとお思いになるかもしれませんけれど、やはり北海道、ひいてはコンサドーレ札幌を本当の意味で強いチームにするためには、貧乏な中でも夢を持ってお金をつぎこんでいかなければ、いつまでたっても実現しないだろう。そういう意味で強化計画の最後に挙げた、冬でも出来る屋内練習場を作りたいと思っております。幸いなことに私共のユースは日本でもトップクラス。ご存じのとおりU-15は2年連続、決勝に進出しております。コンサドーレ札幌のユースは実力ある、素晴らしい選手が揃ってると日本サッカー協会も言っています。今年、もしかしたら日本一になってくれるのではないかと期待したんですが、中学生の子供達が何日間も東京に行って戦っているものですから風邪を引いてしまい、コンディションが最悪の状態で戦って残念な結果に終わりました。しかし実力的には私は日本一だと思ってます。2年連続国立競技場に進出出来るということは、実力が本当についてこなければそうはならない。U-15が強くなれば3年後には間違いなくU-18が日本一になります。U-18が日本一になれば必ずトップチームも日本一になれる夢が開けてくる。これは余談になりますが、年末、何人かの監督と話し合いを致しました。コンサドーレの監督を引き受けてくれないかと。その中でどの監督も「コンサドーレの若手は素晴らしい、育ててみたい」と。監督によって挙げる人は違いますけれど、(例えば)岡田をぜひ鍛えてみたいというように具体的な名前を挙げて、コンサドーレの若手を誉めてくれました。監督をやってみたいとおっしゃってくださった方々の、一番の魅力はコンサドーレの若手に対する期待。「あの子を育ててみたい」「あの子を日本代表にしてみたい」やっぱりそういう夢を具体的に持ってらっしゃる。こんなことを言うのは恥ずかしいんですけれども、各監督さんに言われて「あー、そうか」と、コンサドーレにはそんな素晴らしい若手選手がいっぱいいたんだなと、これはお世辞ではないんだなということを改めて感じました。それで、本当の意味で力のあるチームを作り上げていけるのは育成型で、基本を踏み外さないでやっていけば必ず強いチームになる。しかも場合によってはそんなに時間がかからなくてもいけるのではないか。現実に名前を挙げられるほど若手の中に素質あるいい選手がいる訳ですから。それを柳下監督が鍛えてくれれば必ず(夢は)実現すると思っています。それからコンサドーレ強化計画の2番目の視点。何を考えたかと言いますと、コストの最小化を図ること。資料を見て頂ければおわかりのとおり大赤字です。そういう中でチームを潰さないで経営を続けていくためには無駄な経費はもちろん、出来る限りコストを引き下げる。あまりにもコストを縮めて根っこまで切ってしまっては育たなくなる訳ですから、その芽を摘まないように最小化する。コンサドーレ札幌強化計画を発表以来、中には「縮小再生産に陥る」「そんなことをやっていてはダメだ」「華を求めてどんどん使え」というご意見の方もいらっしゃいましたし、ご批判も頂きました。けれども基本として堅実な会社運営はやはりコストの最小化。もちろん一般管理費も、人件費も。職員には申し訳ないことをしたと思っていますが、給料も12%引き下げました。それでなくても安い給料の中からですが、きちんと基盤を固めてやるためにはそういうこともしなきゃならんと思っています。試合に掛かる運営費等も2003年の途中からコスト削減をやっております。その効果が現れてきているところもあります。2、3年前まではドームで1試合3000万円近く掛かっていました。どんどん見直し、CVS(コンサドーレ・ボランティア・スタッフ)でご活躍の皆さん方の大変なご尽力もあって今、1000万円を切れる位になってきました。設立以来ご努力頂いた企業もあると思いますが、過去のしがらみにとらわれず競争入札で少しでも安く出来るところに切り替えた。まだまだ課題はありますが、相当引き下げができたと思っています。選手関係費も同じ。オーストラリア(キャンプ)をグアムに切り替えただけで2分の1にコストが落ちます。オーストラリア(キャンプ)も決して無駄なこととは思いませんが、少しでもコストを引き下げていきたい。航空運賃についてはJALさんがスポンサーについていますので、あまり掛からない仕組みになってはいますが、(宿泊生活費など)日本よりも外国に行った方が(一般的に)安上がりです。また、若返りを図るということはある意味経費も安くなります。去年チームは27歳ちょっと、今年は22歳を切っています。21.96歳位。平均年齢で5歳若返って、ほぼ3億円のチーム編成です。3番目は循環型チーム。20歳では10ですが、30歳で係数が0になる移籍料でもお分かりのとおり、サッカー選手は大体30歳位までが限度。もちろん個々の能力によって違いますから一概には言えませんけれど、平均的にはそのようです。2年ちょっとで平均年齢が30歳になるチームはやはり強いチームにはなれない。例えば磐田だとかマリノスなど、強いチームは大体26歳のところで循環させるようにしている。年齢の管理って言いますか、平均年齢が自動的に上がっていくようなチームにさせない。今考えておりますのは、その年齢を25、6歳のところで循環型に持っていきたい。もちろん循環させるということは逆の言い方をすれば、次から次へと若手が育ってこなけりゃならんのですが。(このように)育成型、コストの最小化、循環型のチームを作るということを3つの柱にしてコンサドーレ札幌強化計画を作った訳でございます。これを頭に入れて頂いて、コンサドーレ札幌強化計画を改めてご覧頂きたい。(強化計画では会社の)中身全てをさらけ出しております。嘘偽りもございませんし操作等は一切加えておりません。あるがままを皆さん方にお見せしています。コンサドーレ札幌にとって最も大事なことは、サポーターの皆さんとチームと会社とが一体感を持って一緒に戦っていくこと。これをきちんと出来るクラブチームにすることが何より大事。一体になる。一体になるためには(やはり)皆さん方と情報を共有する。言ってみればコンサドーレ札幌の全てを包み隠さずお話しする。そのことが特にこういうピンチのとき危機感を共有出来る。皆さんとチームと会社と、この三者が危機感を共有したときコンサドーレ札幌は絶対大丈夫だと、本当に強いチームに生まれ変わることが出来ると思っています。強化計画の資料をお配りしていますから、最初から説明させて頂きます。「はじめに」の部分は今説明したようなことでございますので省略させて頂きます。3ページ目「現状の把握」。最大の問題は債務超過状態だということが書いてあります。2003年度見込みで5億4100万円の債務超過、収支状況から見て早期解消の可能性は少ない、経営的には事実上倒産状態にあるということを書いています。社長が(自ら)事実上倒産だと宣言するのは恥ずかしいことで、本当は私も言いたくないことではございますが、あえて言わざるを得ない。慢性的な赤字構造と書いていますが、その下に第1期、最初のときから第8期までの収支の状況があります。結論から言いますと、最初の年から7億9300万、2年目9億8400万、3年目9億7000万と、10億円近い赤字を出しています。皆さん方から出して頂いた出資金(を含め)、資本金は(この段階で)22億ちょっとでございますが、30億の赤字を出していますから、みごとにここで出資金は全部なくなってしまったということになります。その後ずっと赤字を積み重ね、現在、累積損失が30億9700万円。収支状況からみて早期解消の可能性は少ないと書いています。赤字はとんでもなく悪いことです。累積超過債務というのは事実上倒産ですから銀行取引もして頂けません。一人前の会社では全くない訳です。お恥ずかしい会社と。札幌市なり道なりが一生懸命バックアップしてくれてますから、実は潰れないでいる訳ですけれども、もし公的な信用がないとすれば、おそらくこの世に存在しない会社になってしまうということであろうと思います。しかし、30億という累積赤字を「とんでもないから今すぐ解消せい」といわれても、実は解消の目処はたっておりません。なんとかまず単年度を固めて、そこから改めてスタートしなくてはと思います。「じゃあ解消のめどがないからお前はもうあきらめてほってるのか?」と(言われるかもしれませんが)、決してそういう意味ではございません。必ず体制を整えて、いつの日かチャンスのタイミングを計って、この(累積赤字の)問題とは真正面から取り組んで解決しなくてはと思っています。現状そういう状況だということを3ページの表でお分かり頂けると思います。過去そういう状況を続けてきて「2003年度(決算)は大幅な収入減で赤字の見込み」と書いてあります。北海道フットボールクラブの会計年度は1月1日から12月31日までです。会計年度は終わっておりますが、それから3ヶ月以内の3月に株主総会を開いて決算承認を頂く訳ですから、見込みで出しております。簡単に言いますと最終的に確定した数字ではない、現段階での見込みの数字でございます。収入からご覧頂きますと営業収入は予算と比べて3億3700万円減。内訳は入場料収入で(予算に比べ)マイナス1億8500万円、スポンサー収入でマイナス1億1700万円、合計すると約3億円減です。対して支出の方はトップチーム人件費で1億3000万円マイナス。この大半は成績に応じて変わる選手の勝利給で、去年は残念ながら使わないで済んだ。喜んでいいのか悲しんでいいのか。勝っていれば出ていくお金ですから。それで結果として営業費用合計で、マイナス1億4400万円。いろいろ削減しましたけれども、一番大きいのは1億3000万円のトップチーム人件費。その他やりくりがたくさんあります。マイナスが付いている支出(項目)が多いですが、これは経費コストの削減をしたということでございます。その他に特別損出がありますので、差し引き2億8500万、約3億円の赤字です。端的にいいますと、入場料収入で2億減って、スポンサー収入で1億減って、3億円の赤字がそのまま見込みだということでございます。最終的には(策定時期より)更に縮めるところを縮めてまいりましたんで、おそらく3億円を超えることはない。2億の初め位、2億ちょっとくらいでおさめることが出来るんでないかなと思っております。それで最大の(赤字の)原因は何かといいますと、まずスポンサー料の減少。J2に落ちたことによってJ1並みのスポンサー料は出せないと。今まで1億円出して頂いたところは8千万、8千万出して頂いたところは6千万、J2であるがための費用対効果によるものです。シビアに言えば商取引としては当然の結果かもしれませんが、そういう形で落ちました。また営業がよりがんばって新たなスポンサーを獲得できたかということになりますが、一生懸命がんばって獲得したんですが新規獲得数よりも降りられた数の方が多かったいう結果に終わりました。もちろん営業としても反省すべき点、努力も足りなかった点等ございます。次に入場料収入。「入場者の大幅な減少」と書いてあります。2002年のJ1の試合とは比較できませんけれども1試合あたりで半減しております。1試合平均2万人のお客さんが、去年は1万人。辛うじて1万人台を確保したという結果です。入場者数が1/2に激減したということが最大の理由であります。勝負の世界ですから負ければ入場者数が減ります。勝ち続けなかった我々が一番悪いんだということになります。ただ大変ありがたいと思っていますのは、一番コアになる、例えばファンクラブの会員。折れ線グラフを見て頂いてお分かりのとおりそんなに(人数は)変わっていません。大体1万1000人から1万2000人位のコアなファンがいらっしゃる。その方々が助けてくださっているところがなぐさめというか、我々にとっては大変ありがたい。ただコアなサポーターについて来ていらっしゃる(お客さまの減少)。負けが続く試合が多かったものですから、おそらく皆さんも友達を誘って「一緒に見に行こうよ」と声を掛けることは大変やりにくかったんだろうなと。連れて来ても負けるものですから「なんだお前、腹立つばっかりでさっぱりつまらない」という友達の反応が多かったのではと。誠に申し訳なかったです。その結果が具体的な数字として表れていると思っております。それから入場者数の下に「機能しなかった補強」と書いてあります。ご存知のとおり外人選手を中心に補強して、ウイル・ベット・ホベルッチという3本柱でスタートした訳ですが、まもなくこの体制は崩れてしまう。そのあとアンドラジーニャ、ビタウ、ウリダと入れ替わり立ち代り補強しました。しかし最後まで柱を立てることができませんでした。監督・スタッフ・選手と、外国人が11人。そのうち最後の試合に残っていたのはたった一人。移籍料含めお金だけでも相当のコストになりますが効果を発揮しなかった、期待はずれに終わってしまった。まさに書いてあるとおり「機能しなかった補強」という一言に尽きると。そのつけは経営的な面で非常に痛い打撃、壊滅的な打撃を受けて終わっております。このことはやはりチームのあり方自体を含めて我々が反省しなくてはならないことです。そういう状況を踏まえ、次の「存続に向けた課題」になります。どんな体制を整え、やろうとしてるのか。去年から私が社長として常勤でおりますが、その前までは社長が常勤していない会社でした。トップのいない会社というのはどうしても判断のスピード低下など、何事についてもいろんな支障が出てまいります。取締役も12人のうち7人入れ替えております。新しい7人体制ということです。また、サッカー協会との関係強化。やはり若手育成、地域での後援会とのつながりなどサッカー協会との連携を密にしなければスムーズにいかなくなります。サッカー協会からも役員として入って頂く体制をとりました。それから更なる経費の最小化。先程申し上げたように全部減らす決意でやっていく。機構なども一部変更致します。一番の特徴は、トップチームの関係は全て社長直轄。そして最後にチームの強化目標がステップ1からステップ5まで書いてあります。よく五ヵ年計画と比較されますけれど、1年2年3年という時間枠をとっぱらって考える。例えばチームの進捗状況に応じてステップ1から一気にステップ3までいくとか、或いはステップ3を2年かけてやろうとか。チームは生き物ですから選手の育ち具合にあわせ、状況判断しながらステップアップが必要であろうと。できればステップ3までを1年度目でやりたいというのが切なる願いですけれど、着実にステップを踏んで上がっていくことが一番大事。チームの風通しを良くし、それぞれの状況をきちんと達成できたかどうかの判断を的確にしていく。そのためにもチームと会社が一体化されてなければ達成できません。それからその下の絵。これは東雁来でのサッカー場整備で、70m×30mの屋内練習場が1/3だけ書いてあります。実現性のない夢ではかないませんから、お金に合わせて1/3位ずつ作っていこうと。これにはJAWOCやサッカー協会との関係もあります。この土地のコート3面分は札幌市がお金を出してくれる。例えば、旭川の選手を札幌に連れて来てU-18に入れるということが出て来たとしても、親の立場になれば中学生の子供を札幌に出すのは大変なことだろうと思います。会社としても勉強を含め、きちんと受け入れ対策を作っていくことが必要です。トップ選手になれるのは何百人に一人かもしれませんから、子供達が大学進学や社会人として人生を築けるシステムがきちんとなければなりません。ただ循環型にすると言ってもそうはいかない。一気にはできませんが(システムを)作り上げていくことが大切だと思っています。貧乏だからといって何事もあきらめていたのでは実現しません。誰かが夢を描かなければ実現しないと思います。JAWOCの活用方法もそうですが、一部経済界の人達にも計画を話しましたら「協力して金を集めなければ」「こういうことをきちんとやっていかなければ」とおっしゃって頂いておりますし、そういう手がかりをきちんとつけていけばきっと実現できる時が来ると思っています。私の説明は以上ですが、最後にこの計画を発表して以来、いろんな方からご批判やご意見頂いています。「こんな作文みたいなものを作って一体何する気だ」ということをおっしゃる方もいますし、昔役所に勤めていた人間ですから「役人がくだらん作文をして一体なんだ」とも言われます。中には本当にもっともだ、そのとおりだと思うようなご意見もあります。ある意味では非常にありがたいことです。コンサドーレ札幌を再出発させる、強いコンサドーレ札幌を作り上げていくためには、社長自身が腰をすえてやることが第一。この強化計画に従って頑張りたいと思っています。壇上にいますHFC社員一同も、そういう決意でがんばっております。どうぞよろしくお願い致します。どうもありがとうございました。(会場拍手)
司会:
社長から強化計画の細部のお話が頂戴できましたので、ちょっと予定よりは早うございますけれども、いったん休憩に入りたいと思います。15時30分から会をまた進めされて頂きたいと思います。お手元にサポーターに対する質問、HFCに対する質問という用紙がありますが、出ましたところにテーブルがございますのでご記入を頂いて、腕章をつけている係りの者誰でもいいですのでお渡し頂ければと。この後はHFCの方々はいったん控え室にお下がり頂きまして皆さんからの質問に対するお答えを書いて頂き、後で壇上にあがって、その質問に対するお答えをして頂くという形になります。その間、サポーターの意見交換の場を持っておりますので、それを15時30分から行いたいと思います。それでは一回休憩と致します。
―――休憩―――
第二部
司会:
時間参りましたので継続していきます。サポーターの意見交換の時間となっているのですが、HFCさんもサポーターの意見を聞いていたいとのことでしたのでご出席頂きます。HFCさんへの質問状に関しては別室で柳沼部長とうちのメンバーで答えをまとめて(仕分けて)おります。それでは社長、各役員の方のご紹介をお願い致します。
佐々木:
後先になって申し訳ありませんでしたけども、HFCの役員が揃っておりますので自己紹介をさせて頂きたいと思います。その前に、今日石水副社長が出席しておりませんけれど、実は断食道場に行ってまして。(会場笑い)その前にも行って来たんですが、リバウンドで急遽また入らなきゃならんということになって。サポーターズ集会があるため本当は行きたくないとおっしゃっていたんですけれど、健康のためにあえて行って頂きました。コンサドーレにとっても大事な人ですから。「皆さんに宜しく」とのことですので一言ご報告申し上げます。それでは私の隣から順次自己紹介をさせて頂きます。
山本役員待遇:
皆さんこんにちは。山本と申します。11月1日付で山田専務の後任として市役所から来ております。先般の新聞でも天下りの見直しを行うと上田市長もおっしゃっているようですけれど、社長の佐々木は強化計画に基づいて一生懸命取り組もうとしておりますので、応援を宜しくお願い致します。私は市役所管財部におりまして、サッカーと関わりがあった訳ではありません。やったこともありませんが、この会社に来まして驚いたことが一つ。まあたくさんあるんですけれども、その中でもっとも驚いたのは30億という多額の累積赤字を抱えている会社であるということでございます。昨年チーム成績は最低であったようでありますが、今、柳下監督は一生懸命若手選手を育成して強いチームにしたいと頑張っておりますので、皆様方の応援を宜しくお願いしたいと思います。私も一生懸命やっていきたいと思いますので、今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
門脇常務(以下門脇):
皆さんこんにちは。門脇でございます。常勤の役員では一番古くなりました。私もそろそろ次には首になるかなと思っておりますが、頑張っております。この会社の中身も私が来た時とは随分変わってきております。去年赤字は出ましたけれどもキャッシュフロー的には、いわゆる現金的には毎年向上しています。特に今年は外国人を入れないということもあって常時5億円以上の預金はある。今日、明日潰れることのないように会社の中身は良くなりつつあります。何としてでも今年は単年度黒字を出すように日夜頑張っております。私の母体のJALも大変ではありますけれどもコンサドーレのためにはいろいろ尽力をして頂きまして。先程社長が東雁来のことも言っておりますが、今どっかの格納庫が空いていたら貸してもらおうかなと。いろんなことを知恵を絞りながら頑張ってやりたいと思いますのでよろしくお願い致します。
松野常務(以下松野):
松野光範でございます。昨年3月から参りまして営業と事業と運営の方を担当しております。悪名高いパーソナルスポンサーというのは、実は私が発案でございまして。背景を申し上げますと柳沼君から「川崎フロンターレがサポートショップという制度をやってますよ」と。400社お店があり、マップなども作って非常にうまくコントロールしている。こんなのをやったらどうでしょうかと話があり6月か5月に試合に行きました。試合が終わってからどんな仕組みでやっているのかとフロンターレのイカワ君という若い担当に伺いましたら、実は私共のサポートシップスポンサー5万円、これは個人事業主を対象にやってるんですが、こちらの方が魅力があるんだと。400件のお得意先をフォローするのは非常に大変で、特に今の時期、新年会等々がありますと商店街ごとに顔を出さないといけないんで1日2つ3つ重なったりするのだと。実は、その辺の低いランクのスポンサーさんが欲しいものですからはたと困った。いろいろ何人かのサポーターの方達にもお知恵を拝借し、(サポートシップは)個人事業主を対象としておりましたので、個人で行きましょうかとスタートさせて頂きました。某新聞さんで目標1万口と出ちゃいまして困ったんですが、私共はもっと謙虚な1000名位の数で考えていました。言ってみれば、企業さんがあって、個人事業主の方があって、個人の方。(パーソナルは)そのようなランクのスポンサーと考えておりまして、お蔭様で先日950口までこれました。本当にご協力感謝いたしております。金額的には(オフィシャル)スポンサーがほぼ昨年並みで獲得できたと思っています。従いましてそれプラス皆様から頂いた1000万円近いお金、これを大事に使いたいと思っております。それから社長の報告の中で一点だけ訂正をさせてください。昨年のスポンサードの状況ですが、たくさん会社が落ちましたと話がありましたが実は落ちましたのは7社です。社名は申し上げません。この落ちた金額が5000万円。片や皆で一生懸命努力し、野菜を頂いたJAようていさんのようなスポンサーさんも含めまして16社増えたんです。ところが金額に換算致しますと3000万円。北海道の経済状況の厳しさを噛み締めております。これは門脇さんから教わったんですが、北海道経済っていうのはジャンボ機の車輪だと。落ちる時には一番最初に落ちて、上がる時には一番最後に上がる。今後とも、ご支援宜しくお願いいたます。
司会:
はい、ありがとうございます。(私達運営)スタッフの方は、今、出入りしておりますので後でご紹介させて頂きます。それでは早速サポーターからサポーターへのお知らせっていうことで、北専カードさんの宮森様(井上様)、いらっしゃいますか?はい、じゃあ壇上の方で。
井上:
こんにちは、井上です。緊張しています。今年も北専サポーターズカードの今年度の寄付金額について中間報告をさせて頂きたく、お時間頂きました。前年度までの累計金額は160万9270円になりました。去年ここでご報告させて頂いた時に今年度120万円を超えるんじゃないかということをお伝えしたんですが、予想通り127万1209円になりました。こちらは去年11月にサポーター代表からHFCさんに寄付金としてお渡しいたしました。今期は去年9月から12月までの数字しかまだ出てないんですが、4カ月間で51万1946円となっています。前年比で126%。これは会員さんが増えたっていうのもあるんですが、皆さんがチームを思う気持ちがこの数字に繋がってきていると思っております。今年11月頃にまた寄付をさせて頂くと思うんですけれども、この時に150万円を超えられたら嬉しいなと思っております。結構皆さん工夫されてご利用頂いていると思うんですけれども、最近では道新スポーツさんとか道新さんの購読料がサポーターズカードでお支払い出来る販売店さんが増えています。こういったこともぜひサポーターズカードでお支払い頂ければと思います。もう一つお知らせです。こちらにいらしゃっている方はサポカードをお持ちの方が多いと思うんですけれども、今後ますますチームをサポートして行くために、今回初めて紹介キャンペーンを行わせて頂いております。ご紹介者の方には、厚別の雨に備えましてポンチョまたは新しいデザインのタオルマフラーをもれなくプレゼントさせて頂いています。ご入会者の方には、抽選になりますけれどもレプリカかドーレくんのぬいぐるみが当たることになっております。皆さんの周りにも、まだサポーターズカードをお持ちじゃない方がいらっしゃると思いますけれども、この機会にぜひご紹介して頂きたく思っております。どうぞ宜しくお願い致します。
司会:
会場内にもワイヤレスマイクをご用意させて頂いていますので、壇上に上がるのは恥ずかしいという方はワイヤレスマイクでお話頂いて結構でございます。次もサポーターへのお知らせで小林様。白い紙で提出された小林様いらっしゃいませんか?はい、小林さんへワイヤレスマイクお渡し頂けますか?そちらで結構なのでお話して頂けますでしょうか。サポーターに対するご提案ですのでお聞きください。
小林:
皆さんはじめまして、小林と申します。今、このとおりHFCさんの方で中期的な計画は出されてますよね、5段階計画として。しかし、なかなか10年、50年、100年などという長い目で見た時の計画が出されていない今、自分達で計画の中身を考えて、それをHFCさんに出していこうと僕は思っているんですよ。一応2、3カ月にいっぺん集まりを持ちまして、意見とか情報交換をして、1年かけてその形を出すっていうことで考えております。以上です。
司会:
そのお仲間を、お声をかけて集まってくださいというお話でございますか?(小林さん同意)そうですか。今の内容というのは、いわゆる中長期の目標はHFCさんで出してきたものがありますけれども、それこそJリーグ100年構想じゃないですが、その先のもっと未来を見て考えようよと。そういうものをサポーターが独自に考えて、北海道フットボールクラブに提案していく。そうしていきたいんだけれども、同調して頂ける方がいらっしゃればというご提案でした。会場の中で小林さんと一緒に建設的に考えて行こうという方がいらっしゃいましたら直接小林さんにお声掛けをして頂いて、会を立ち上げて頂くということでお願い致します。小林さん、それでよろしいですか?(小林さん同意)はい、ありがとうございます。次はちょっと長文で一通り読ませては頂いたんですが、小樽の加藤様からのご提案です。じゃあ加藤さん、宜しくお願い致します。
加藤:
こんにちは、私はサポータールーキーです。ここに多分ベテランのサポーターさんがいっぱいいらして、そんなこともう既にやってるよとおっしゃると思うんですが、これから入ってくる新しいサポーターのためにも、皆様が既にやってることを改めて運動としてやってはどうかという提案です。具体的にはスポンサー企業の商品の購買をしかける。いわゆる不買運動の逆ですよね。購買の際に(お店に方に)「コンサドーレのサポーターでいてくれて、ありがとう!」という声をあえて掛けます。成果としては、スポンサーの会社に対して「サポーターがこれだけ来てくれているんだ、スポンサーになって良かったな」っていうことが伝わると思います。サポーターにとっては、声を掛けることで「我々は参加してるんだぞ」ということが言えるのではないかと。割愛して言いますんで、ちょっとだけ(メモを)読ませてください。いろんな方でいろんな形で、皆さん、ボランティアでやってられると思います。例えば公平なポリシーでサポーターのためのホームページを開設して随時更新している。大変な作業だと思います。会場で警備をサポートしたり、サポーターの応援を一つにするために応援団として活動したり、芝の手入れをするのにすいか隊で活動されていたり。実は私、去年すいか隊に入れて頂いて、数回手伝いをさせて頂いたんですが、その時にベテランの方から「芝が傷んでいると選手の足首に負担が掛かる、怪我をしている故障明けの選手にはもうこれ以上怪我をしてほしくない。こんな気持ちでやってるんだよ」という言葉を聞きました。そんな言葉をいろいろ聴きながら「ああ、すごいなー」と思って、ある時期から会場で警備して下さってる皆さんに「ボランティアありがとう」と声を掛けるようにしています。我々の気持ちは多分一緒だと思うんですよ。金がない、でも何かしたい。何かしたいんだけどどうしよう。じゃあ具体的にどうすればいいんだろう。企画上げられることがあると思うんですよ。先程の小林さんのように。だから出来ることから始めませんか?ということの具体例としてなんですが、購買運動。ぜひ皆さん、ここの会場の皆さんに賛同頂いて、HP等で見て頂いてる全道の皆さんがスポンサーの商品を買う購買運動。買う際には「スポンサーでいてくれてどうもありがとう」という声(掛け)をどうか賛同頂けないでしょうかという提案です。以上です。ありがとうございます。
司会:
はい、ありがとうございます。
松野:
ちょっとよろしいでしょうか、発言させて頂いて。
司会:
はい、どうぞ。
松野:
加藤さん、本当にありがとうございます。実は私、今日お時間頂いて、そのお願いを最後させて頂こうかなと思ってたんです。といいますのは営業で回っていますと、5年前位でしたら単純に広告ということで(スポンサードの)OKが出たんです。ところが今、各企業さんというのは3Kと言いまして、交際費・交通費・広告宣伝費を削減する。正直いいましてなかなか出して頂けない状況にあるんです。しかし、販促費はお持ちなんです。販促効果が伴う、結果が出るもであればいいですよという形になってきてるんです。ところが私共の場合には売り物はないですから「まず広告を出してください。広告を出して頂いた上でピッチ上(試合会場)で販促活動して頂いて結構です」という仕組みになっている。ですから、なかなか時代にマッチできない部分があるのかなと。ただ、これまでのことを考えるとそう簡単には仕組みは変えられないだろうということで、ぜひともお願いしようかなと思ってましたのが、スポンサーさんの商品をお買い上げ頂く(こと)。サポートシップスポンサーに入ってらっしゃるお店で、例えばご利用頂いたら(ファンクラブ会員)カード見せると5%引きだとかっていう制度ございますよね。皆さん非常に謙虚でして、スポンサーさんに迷惑かけちゃいけないと。コンサドーレのサポーターの皆さんはお使いにならないケースが多いようなんです。しかし、これはぜひとも使ってください。それで、来てますよという意思表示をぜひして頂きたいんです。例えばサッポロビール園が昨年から(サポートシップスポンサーに)入りました。しかし(コンササポの)利用が少ない。資金的には10%引き出来ると言っているんですが、サッポロビール園というのは客がドッと来ますので、他の所から恨みを買いますからそんなに値段(表示額)を下げることはできません。(その状況下で)あと5%位をコンサドーレに寄付する形でどうだろうかと提案があったりしますので、ぜひともスポンサー企業さんのご支援も合わせてお願いしたい。キャンペーン等ありましたら、必ずその応募葉書に「コンサドーレのサポーターです」と書いて頂くとか、いろんな形でアピールして頂くと有難いと思っております。昨年、どなたのHPだったかな?「うちのファンクラブ会報誌が某社のメール便で来てます。そこはスポンサーじゃないですよね?本来だったら郵政公社を使うべきでしょ」とありました。実はコスト削減の一環で3社から見積りを取りました。郵政公社さんが一番お安くなった。この1月のお届け便から郵政公社になっていると思います。それに合わせ(HPでの話も合わせ)、実はスポンサーのランクを1つ上げて頂きました。こんな結果が出ておりますので、ぜひともスポンサーさんを重点的にご利用頂くということでお願いをしたいと思います。以上でございます。
司会:
はい、ありがとうございます。先程の加藤さんの内容に関して、私も文章で頂戴し一通り読ませて頂いたんですが非常に建設的なご意見で。実際、日々の活動の中では「どっちのジュース買おうかな、どっちのビール買おうかな」って時には大体スポンサーさんの物に手が伸びて買ってらっしゃると思うんです。ファンクラブ会員が約1万2千人もいるコンササポの力をスポンサーさんに見せ付ける意味でも大きな流れを作っていきたいということでございますね。そういうご意見、ほとんどの方が持っていらっしゃると思うんですが、どうアクションを起こしていったらいいのか、我々も含めて非常に難しい部分だと思います。加藤さんからのご提案は明日から今日から、皆さん一人一人がそうして行きましょうと。今度はそれを大きな運動に変えてく方法も皆さん一人一人の頭中で考えて頂きたい。手前味噌な宣伝になるんですが、私共の仲間が運営していますHPで「楽援コンサ」というのがあります。そこでは「何かをしたい。アイディアを持っているんだけれど一人ではできない。地方にいて札幌にはいない、どうしたらいいだろう」というようなご提案を受け入れる。そんなHPも設置しておりますので、そちらの方に投稿頂ければ何かお手伝いさせて頂けるんじゃないかと考えておりますので、そんな方々は後日HPにメールでも頂けたら助かります。加藤さん、貴重なご意見ありがとうございます。それから、応援歌に関するもの、ダンマクに関するもの、席取りに関するもの、いろいろとあります。サポーターからサポーターに対する質問ですね。サカイさんっていう方から『ブーイングは止めて欲しい。ヤジなら我慢するが、集団でブーブーいうのはただのいじめで、言いたいことがあるなら言葉で言ってほしい。ただえさえ負けてがっかりしている時に、近くでブーブー言ってるの聞くと本当に凹む。昨年、厚別でハーフタイムにブーイングしてるのを聞いて以来、怖くてしばらく試合に行けなかった。応援したいのに本当に辛かった』というご意見もございます。それと中村さん、『チームが調子よく、早い展開の時などにアップテンポな応援歌がもっと数多く欲しい』。応援歌の問題なんですが、じゃあ誰が作るんだと。応援歌を作るのは何もUSの専売特許じゃない訳で、有志が集まって作られても別に構わない。ウルトラサッポロが専売特許として、それ以外の人が応援歌を作っちゃいかんって決め事も多分ないとは思うんですが。なかなか難しい問題だとは思います。『バモバモコールは単調でセンスがない』。これは無記名ですね。名前出せない事情があったのかも分からないですね。キクチさん、『応援歌が単調でつまらない。きちんと歌詞を付けてメロディーを付けて、皆が1年間精一杯応援出来るような曲を作ってもらいたい。昨年はサポーターのモチベーションも低く盛り上がらなかったので、サポーターの側から盛り上げる方法として何か考えていきたいですね』という内容です。タケダさん、『メリハリのある応援をしてください。ダラダラと同じ歌を続けるのは止めて欲しい。試合中に旗を振り回したり水を撒くのは止めて欲しい。ヤジなどで人権を傷つけることを叫ぶべきではないと思います。周りが聞いていても不愉快になります』というご意見もございます。そうですね。まあ、この辺のメリハリのある応援をしてくださいというふうに頼まれても、じゃあ誰が頼まれたんだっていう問題はあるんですけれど、皆さんでやっていくのが応援ですので、何か渦を作っていかないといけないでしょうね、皆で。次、小林さん、『ここ数年ゴール裏からドキドキ・ワクワクが消えたように思います。皆さん本気で応援やってますか?やる気ないんじゃないですか?応援にメリハリがないのをUSだけのせいにしていませんか?今一度自分の足元を見直してみませんか?現状は厳しいですが、こんな時こそ自分から進んでこのチームを良くして行こうと思いませんか?今年は皆で本気でこのチームを応援して行きましょう!』という非常に前向きなご意見でございますね。それからオオクボさん、『最近ファイターズが札幌に移転したことがあり、マスコミの取り上げ方がファイターズばかりになっている。応援はするが、コンサドーレのサポーターとしてコンサドーレが全く注目されないのは非常に腹立たしい。プロスポーツの共存を念頭に考え、サポーターが何か出来ることはないでしょうか?』。そうなんですよね。私もそうですけれど、何かしたいんですよね。何かしなきゃいけないと思っているんですけども。たまたま私らなんかは、好きか嫌いかは別にしてサポーターズ集会という順番に来たものがありまして、皆さんのお役に若干でも立てたかなっていうのがあるんですが、それ以外にもっとと。いろんな部分で何かしたい、でもどうやればいいのかっていうジレンマに落ち入っているサポーターの方が結構いらっしゃるのが良くわかりますね。次、斉藤さん、『成績に関わらず、ホームでの試合には足を運ぶように、また一人でも多く仲間を捜して行きましょう!』という内容のお話です。青山さんは『今以上に激しい応援を期待したい』。安田さん、『ドーム・厚別の会場のB自由席について。両サイドに着席応援している席がありますが、B自由席の前方は全て立ち席にした方が良いと思います。検討して頂きたいです。以前知らないサポーターが両サイドの席で立って応援して揉めたことがありました』ということです。B自由の両サイドの前、今熱烈サポーターゾーンになっていませんので、そこで立って応援されてた方とのトラブルがあったと。で、B自由の前の方は全部熱烈サポーターゾーンにしてはどうかというご提案ですね。次、コシノさん、『いろいろな応援があって当然ですが、チーム事情もあってネガティブなものが多過ぎる気がします。失敗に対してヤジはいいですが、ため息は止めませんか。また、ヤジる人に多いのが好プレーに対しては何も言わない人。貶すだけではなく、誉めないと子供達は伸びませんよ。選手起用について90分文句を言っている人。文句言っても交代できないんですから違うことを心配しませんか』というご提案ですね。応援に関してはいろんなお考えがあると思います。いわゆる、お前達プロだからプロらしいプレーを見せろ、プロとして金もらってるんじゃないかという考え方もあるでしょうし。うちのチームの選手はプロというよりも、自分達の子供みたいなもんだっていう目で見ているサポーターの方もいらっしゃいますね。そういうサポーターからしてみれば、子供が運動会で3等になったからって、お前はプロじゃないと罵るのはおかしいと。3等良く頑張ったね、次は2等を目指そうよと励ますのが親であるサポーターの応援の仕方だっていう考え方もありますし。いろんな考えがあるので、これがいいって言うものはないと思いますね。成田さん、『ゴール裏で皆の声を集めようと中央に寄ることは構わないのですが、集まった狭い中で赤黒の帯を手にした中心メンバーが左右に雪崩れ込む応援はいかがなものでしょうか。足を挫くなどの怪我が出ているよう。怪我をしたくない軟弱なサポーターはゴール裏中央に来るなと言われればそれまでだが、試合中サポーター側から怪我人を出すことでチームにも迷惑が掛かるのではないでしょうか?』という意見です。これはUSの赤黒の帯の部分一帯のことを言ってると思うんですけども。では今までの応援に関して(会場の中から)ご意見がありましたら。発言の時にはお名前と出身地を、札幌の誰々ですとか。
加藤:
小樽の加藤と申します。昨年は2試合を除いてホームの試合は全部行って見ました。そこで、我々の仲間が熱烈サポーター席に行きたいんですけど子連れでは無理だと。SAやSBとか、いろんな席にいるんですがやっぱりつまんないと、一体になりたいと。どうすればいいのか考えたんですけれど、電波法上どうか分かりませんが、私40半ばで、その位の年齢の人分かると思うんですけど、昔ラジカセで音飛ばせるっていうのありませんでした?あれだと多分電波法上問題ないと思うんですが。本当ルーキーですいません。ウルトラサポーターっていうんですか?いつも中心になってられる方。あの音頭を取ってる人方の音をそれぞれで分かるようになれば連動出来る気がするんですよね。先程のB席のはじとかっていうのもやっぱり一緒に入りたいんだけどずっと立ちっぱなしは辛いとか、そういうことがあるんで何か一体になれる方法で。できれば応援団の人にSAやSB席まで行ってくれれば、いいかなと思ったりもしたことがあります。で、そのラジオで飛ばすってことが可能かどうか、それぞれがラジオを持ってくればいい訳ですから。詳しい人がいればどうでしょう。以上、提案です。
司会:
ありがとうございます。その他に何かご意見ございませんか?ちなみにこの会場にウルトラサッポロの方いっらしゃいますか?別に手を挙げたからって、責めたり袋叩きにしたり一切ならないんですが。ウルトラが応援の全てを取り仕切ることもないですし、責任もないと思うんですけれども。去年も出てたんですけども、やっぱり皆ウルトラの声に合わせて応援を一体化したいと。たまたま物理的に声が聞き取りづらかったり、ずれてしまったり、いろんな問題も指摘されてたと思うんですけども、その辺いかがお考えでしょうか?
石森:
札幌におります石森と申します。その筋の方では知ってる方が多いと思いますが、一昨年までアウェイの方のコールリーダーをやっておりました。正確に言いますと「ウルトラです」とはっきり言ってる訳ではないんですが、ちょっとウルトラの方が見えられないようなので私が代わりにご説明させて頂きます。先程、小樽の加藤さんから頂きました電波の話なんですが、同じことを私達もアウェイでやろうとして、アウェイの運営の人にどうかと聞いたら電波法上NGと言われたことがありました。ですからこれはしようがないのかなという気がしますね。あとはウルトラを中心に応援を一体化するには何が必要かというと、やっぱりウルトラにも拘らず自分達も声を出して欲しいなっていう思いがあります。ウルトラの人間も実際そのように言っていますので、ウルトラに構わないで自分達が盛り上げたいって思った時に盛り上げてください。そして応援歌。こんなものを作りたいとか作ってくださいじゃなくて、自分で作って。別にウルトラは怖い人じゃないです。見かけ怖いですけれど中身怖い人じゃないです。ただちょっと立て揺れが激しい人達だと思ってくれてばいいんで。こんなのできたけどどう?って言えば、ウルトラの人はちゃんと聞く耳を持って判断してくれます。理由を立てて、これはOKこれはNGと言ってもらえるはずですから、各自それぞれ考えてください。今、一番サポーターに足りないのが自主意識なんですね。何々して欲しいです。応援歌を作ってもらえませんか?って言うんじゃなくて、こういうのを作って見ました、どうですか?っていう意見提案が一番必要だし、そうやって提案していかない限り、ゴール裏の活性化は有り得ないと思いますので。ちょっと、そのところが心配なんですが。お答えになっているでしょうか?
司会:
はい、ありがとうございます。
石森:
すいません。ありがとうございます。
司会:
今も出ておりましたけど、US、USって呼ばれてるウルトラサッポロ。あの団体、じゃあ誰が代表だっていう問題もいろいろあるんですが、あの辺の意気のいいお兄ちゃん達お姉ちゃん達なんですけれども、決して全部のサポーター、1万数千人の観客全ての応援をリードする責任負っている人達でも何でもない訳です。彼ら彼女らは自主的にああいうふうにサルトしてますけども。現実に聞かれたことはあると思うのですが、全く違う所から、例えば「コンサドーレ!」ってコールが起きてくると、だんだんそれが広がって、最後USの太鼓がそれを拾わざるを得ない状況になっていくということがありますよね、うちの応援の場合には。それと同じように、今、石森さんがおっしゃったのも皆が声を上げてやろうという意識があれば、もっと活性化して行くんじゃないかと。それと応援歌にしても例えば何かこういった方向でアピールしたいというものがあれば、巻き込みたいと思ったら、こういうの考えたんだけども、これやって見てくんないか、協力してくんないかとUSに持っていって提案すれば、そこからまた波及させて行くこともできますので。とにかく人頼みで、誰かやってくれ、誰か金出してくれじゃなくて、自分はここまでできた、自分はこれを考えた、誰か協力してくれ、一緒にやろうじゃないかという提案の方が応援歌にしても応援にしてもよろしいのじゃないかと思います。あと、応援に関して何かご質問ご提案は?(会場挙手)はい、どうぞ。
挙手者:
斎藤さんがまとめられたことにちょっと水を差すかもしれないですが。応援に関して、ウルトラに合わせたいっていうことで話されていたんですが、ウルトラの応援に合わせても実はその他の団体が…いや、どこの団体っていうのは止めておきましょう。要するに横の方である一部の…もう言っちゃおうかな。こっちはウルトラの応援に合わせているのに、横で応援をしている人達が全然知らん顔されたと。それですごくシラけたってことがあったので。なんて言うんですかね、同じサポーター同士なんですから誰が仕切るとか、誰が中心とかじゃなく、先程斎藤さんもおしゃられたように、盛り上がる所はどこのサポーターから波が起きたとしてもどんどん広がっていって欲しいなと思います。サポーターになって間もないんですけれど、派閥のようなものを作るのは嫌だなっていうのをドーム最終戦を見た時にも感じたので申し上げさせて頂きました。
司会:
応援に関してはウルトラが全ての責任を負ってる訳でもない。お前達がリーダーなんだ、だからお前達がっていうふうに彼らに全て依存するのも違う。ただ、ビジュアル的に誰が見てもウルトラが中心をなしてるっていうのは、皆さんもご理解頂けると思うんですね。ウルトラの方々はそれぐらい周りから注目されてる、そして皆さんの期待を背負ってることも各人分かってやられてるとは思いますけれども。ウルトラを逆に巻き込むくらいの応援があってもいいですし、逆に期待して行きたいと思っています。そういう流れはうまい具合にチームが勝ち続けると出来るんですよね。ところが負けが込むと応援のタイミングが合わなかったとか、協力姿勢がないとかギスギスしてきます。応援にしても何にしても一番の薬はやはりチームの勝利であるってことには間違いない。じゃあ、チームの勝利が先か応援が先かということになると、やっぱりチームが負け続けても応援が先じゃないですかね。頑張ってやって行くことでチームも勝って行くということになるんだと。あと、少なくとも皆コンサドーレが大好きで集まっているサポーターですので、例えば会場やいろんなところでトラブルもあるかと思いますけれども、悪く考えるともう喧嘩になっちゃうんで、みんな善意に受け取るようしてはいかがですかね。機嫌悪かったからつっけんどんなこと言ったんだろうなとか、良い方に解釈するとちょっとしたことでも大したトラブルにならないと思います。チームが負けているとイライラして、ちょっとした言葉にカチンときたりとか、いろんなこともありますので。時間もないので勝手にまとめさせて頂きますが、応援について皆さんの今のご意見はこういった内容だったということを頭の片隅に留めて置いて頂きたいと思います。(会場挙手)はい?
挙手者:
選手が入場してくる時のテーマ曲、ありますよね。あれをみんなでアカペラで一緒に歌おうと。(CDをかざして)今私が持っているこれなんですけど。グランツーリスモっていうのが入場時のテーマ曲なんですけども、時間あれば今歌いますけども「トゥ~ルルル~」(突然歌い出し,会場苦笑)ありますよね?入場時に皆でこの曲に合わせて、アカペラでいいから歌ってみようじゃないかっていうそんな応援のやり方いいじゃないでしょうか。
司会:
はい、ありがとうございます。一つの応援パターンが提案されましたので、皆さん、お持ち帰り頂いてご検討を。もしかしたら、突然開幕戦でこの合唱が始まるかわかりませんが。それではHFCの役員の方々、質問表が全部揃いましたので別室へ。社長がお答え頂いたり松野取締役がお答え頂く内容とか、いろいろあるみたいなので、後ろに下がって頂いて質問表をご覧頂きたいと思います。恐れ入ります。それでは次、ダンマクに関してのご意見ご提案です。錦戸さん、『最近横断幕を張る時に仮止めをせずに皆さん張られているようです。少し詰めると1枚多く張れたりすることもあるのでルールの見直しをして頂ければと思います』。これは厚別ともドームとも書いてないのですけど。次、トクツー?さん、『厚別での横断幕搬入を札幌ドームと同様に事前搬入にして欲しい』。浅木さんという方も同様です。中村さんから『横断幕の張り方がバラバラなので、厚別の2番、4番、5番、1番ゲート、ドームなどで各々統一した方が良いと思いますがいかがでしょうか』というご意見が出ています。その他ダンマクに関してご意見があればご発言どうぞ。ございませんか。(会場挙手)はい、どうぞ。
小林:
先程提案させて頂いた小林です。貴重なご意見が出ているので、ダンマクに関してある一定のルールをサポーターで考えるのも一つの手であると思います。要するにダンマクを張る人達で集まって、例えば厚別なりドームでなりで張るルールをきしっと決めて、それに沿って張れば弊害もなくなると思うのですが。
司会:
はい、ありがとうございます。たまたま札幌ドームに限定してのことなんですが、私とそちらにいる平松君、会場内にいます宮内さん、小林さんで、ダンマク支援隊というものをさせて頂いています。札幌ドームはまだ出来てからそんなに経っていないんですが、当初ダンマクやフラッグを張る方を入場させて全部張り終わって出るのに2時間かかったんですよ。それで、その時にずっとHFCの方が付いてなきゃいけない。パッと終わらせて他の仕事をやりたいとか開場時間からの逆算だとか人件費問題などいろんなことがあり、ダンマクを事前搬入するのが非常に障害になっていました。HFCさんからご相談を受けたりサポーターからもご相談を受けて、いわゆる自分達ダンマクやフラッグを持たない中立の立場のサポーターが何人か集まってダンマク支援隊というのを作り、搬入のお手伝いをさせて頂いています。今では札幌ドームで全てのダンマク・フラッグを30分で張って出てこれるようになりました。トラブルがあった時は40分位掛かる時もあるんですが、例えばバックスタンド、メインスタンド、それからフラッグ、ゴール裏とか、各々お仲間同士でお話し合いがあるみたいです。我々ダンマク支援隊はそのルールに関しては一切介入いたしません。(そこでの)決め事を遵守させるっていう形で立ち合う。それと一番は走って怪我をしたり、施設の例えば手摺りに紐を巻きつけると観客が見えないなど興行上障害になるもの。そういったものだけを取り除くというお手伝いをしております。このような意見もダンマクやフラッグをお持ちのサポーターに対して出た勧告みたいなもので、もうちょっと話し合いなさいってことだと思うのでサポーターズ集会の議事録に残します。ダンマクをお持ちの方、席上(現場)で何か提案して頂けないでしょうか、私らは実際ダンマクを持ってないので(何とも言えませんが)。私が見うける範囲では、ドームゴール裏のフラッグを振られてる方々は非常に団結が強くて横の連絡が出来上がってるみたいです。お互いにメールアドレスを交換したり、住所を交換したり、電話番号を交換したり。打ち合わせや変更があったりするとお互いに連絡取り合ってるように見うけられます。詳しい内容は、私分からないですけれども。ただ酒飲みに行くための連絡網なのかも分かんないですけどね。我々の内部的話ですが、ダンマク支援隊の中ではフラッグは全然手がかからないねと話しています、非常に失礼な言い方ですが。フラッグに関しては、ここがダメだとかあそこを直してくださいということはほとんどないですね。そういう部分ではフラッグの方々はすばらしいなと思っています。ダンマクに関しては非常に手軽に出来る分ポッと作って持って来られたり、いろんな方がいらっしゃるのでルールの統一もなかなか難しいのかなと。それと何でもそうなんですけれど、ルール、ルールといろんな決め事をたくさん作りますと結果的に排除することにも繋がりかねませんので、あまりルールを数多く作るというのもいかがなものかなという気持ちもあります。ただ、今こういった形で何件かのご提案がありましたので、ダンマクをお持ちの方々は実際の厚別やドームで、お仲間同士で、サポーターズ集会で話題になっちゃったねということからお話し合いをして頂ければいかがかと思います。よろしいでしょうか。ダンマクの件はこれで終わり。(会場挙手)はい、どうぞ。
野坂:
風邪気味ですいません、江別の野坂と言います。ホームのコンササポに関してではないんですが、去年7月のドーム大宮戦の時、大宮サポがドームが初めてだったものでかなり大きなダンマクをアウェイゴール裏に出しました。その時に自分達が持ち込んだ強力なガムテープで紐を止めていたもので、CVSの方がドームの備え付けのガムテープでないといけませんと注意したら、そんなの事前に聞いてなかったとCVSの方に食ってかかられて、最終的には渋々変えてたんですけど。僕もダンマク出してる訳じゃないんで詳しいこと分かんなかったんですが。CVSの人も職務っていうか責任感から注意したのに、そういうふうに食ってかかられるの可愛そうなんで。これはチーム同士、コンサドーレのフロントと大宮のフロントで話し合ってサポーターに通達する形にしておかないと。今年も仙台とか、ドームに初めて来るようなチームもあるので、ひょっとしたらそういったトラブルがあるんじゃないかと思いまして。たまたまあの時はアウェイのゴール裏で見ていたんで、ちょっと目に付いたものですから。以上です。
司会:
はい、ありがとうございます。HFCさんに申し入れはしておきます。基本的にアウェイのサポーターであろうがホームのサポーターであろうが手順や対応は変わりませんし、札幌ドームの場合にはガムテープでそれ(ダンマク)を止めることは一切禁止されております。施設の利用上の問題になりますので、北海道フットボールクラブさんの運営の方を通じて申し入れをしておきます。ありがとうございました。(会場挙手)はい、どうぞ。
尾崎:
札幌の尾崎と申します。CVSやってますんで、ちょっと気になったんで一言お話しておきたいと思ったんですけど。私はそのことについて直接聞いてないもんですからどういう事情か詳しくは判らないですけれど、いずれにしろドームも厚別もガムテープなどで汚く張られると見栄えも悪いという事情がありまして、(テープ固定は)禁止されています。それについては改めて皆さんにもご了解頂きたいと思います。それから私、ボランティアで十何試合行ったんですけれども、横断幕に関してはお客様として皆さんサポーターのほうから苦情が来るということは、私の把握している限り一度もございませんでした。皆様整然と張って頂いてるおかげだなと思っております。改めて感謝致します。以上です。
司会:
はい、ありがとうございます。一回休憩を挟みまして、いつも出てきます席取り、列並びですね。その他問題(提起)がありますんで、その辺を話し合ってから、先程皆さんから頂きました質問に対するHFCさんからのお答え時間に入らせて頂きます。16時40分からまた再開します。じゃあ、休憩に入ります。
―――休憩―――
第三部
司会:
HFCさんへの質問状が凄い束のようにあります。サポーターからサポーターへの質問とか提案も無数にあるんですが、2、3点かい摘んでさせて頂きます。5時10分位からHFCさんの質問に対するお答えの時間を取りたいと。今グループ分けして同じようなご意見は集約し、担当役員がお答えをするので、出来るだけその時間を取りたいもんですから。では、席取りに関して。Yさんって方ですけれども内容をちょっと要約。『席取りの場所を取っていても、その後何処なのか分からなくなっている。もう少しルールを決めて徹底してサポーター間の甘えを排除してはどうか』などいろんなことがたくさん書いています。それと菅原さんから『厚別の並びの時間を駐車場が空いている午後9時にしてはどうか』。厚別は5番ゲートしか分んないですけれども、たまたまドームの並びに立ち合わせて頂いています。今札幌ドーム(の場所取り)に関しては前前日の(午後)10時ですね[注:その後シーズンに入ってから現場で話し合い、厚別同様、『前日の午後10時』と改定された]。ですから土曜日の試合だと木曜夜10時に並んで、そこで名前を書いていくと。それで当日の朝、公共交通機関の1便が到着する時間をめどにその順番の所に並ぶという約束です。なおかつ(場所取りのときに)一応人数を書いて頂くことになっているんですけれども、その人数の8割以上の方が、その朝6時の時点で(地下鉄福住駅に着く始発列車を利用して)集まっていてくださいねというルールです。ゆるゆるのルールにはなっていますが、7時とか7時半位に列整理の確認作業を有志のサポーターでやっています。ただ、何時になるかは分かりません。けれども、その時にいらっしゃらなければ申し訳ないですけども詰めて頂いて、その方はもうそこに入る権利がなくなるということに、ドーム(並びで)はなっています。厚別は前日の夜10時ですね。ですから土曜日の試合ですと金曜日の夜10時。あそこの場合には1番それから4番、5番、各ゲート毎に有志の方が交通整理をやられているという現状です。2番ゲートでガムテ貼ってる人はいないけどね。それぞれ札に名前を書いたり、ガムテープを張ったり、ゲート毎のルールがあります。それ(並び順)はゲート毎でやられているという現状です。ただいずれにしても、列並び(場所取り)というのは北海道フットボールクラブが許可したものでもなければ、勝手に前もって並ぶことは誰も認めていない。私の記憶の範囲ですと1998年とか99年位、岡田監督の時代ですか、観客数が増えた時に4日前とか1週間前から厚別に並ばれてた方がいて。その中に私もいたんですけれども、最初はそれこそ皆さん難民のように毛布を被ったり、ただ地べたに座ってたり。それが健康に悪いだろうと椅子を持ち込んだりテントを張ったり、どんどんエスカレートしていったんですが、公園管理法の関係で宿泊や火の気を持ち込んではいけないということが打ち出されまして。それじゃあサポーター内で自主ルールを作ろうというところから始まった列並びルールで、現時点で(公に)許可はされていませんけども、黙認をして頂いてるというのが現状です。そういう意味で、微妙なバランスの中で保たれているものです。ただそれもサポーターが自主的にルールを作って、こういったものでやらせて頂きたいと、公園管理課や北海道フットボールクラブに働きかけて、今の形に落ち着いてきている。そういった脈々と先輩達から築かれたものは守っていきたいなと。それを大きく崩して、我々の権利っていいますか既得権を狭くする必要はないと思っております。昔、4日も5日も前から泊まった時には、女の子が暴行を受けそうになった事例や、火事の予見はなかったですけれど焚き火をされた方ですとか。ジンギスカンを5番ゲートの側近くでやられた方もいて、アスファルトにシミができて公園管理課から指導を受けたとか、いろんな細かな事例がたくさんあったんですね。そういうことを乗り越えて今の形にはなってきている。ただ、厚別に関しては未だ違法駐車という問題がクローズアップされてまして、並びの場所取りをするために近隣住民に御迷惑をかけるような違法駐車が多々みえる。その意味での(午後)9時ってことだと思います。厚別は体育施設があってトレーニングルームなどが使えます。9時までだと駐車場が無料で使えるので、その時間帯に列並びをしてはどうかというご意見だと思います。その辺は逆に厚別で既存の駐車場をうまく使って、近隣住民に駐車違反の御迷惑をかけない方法を並びに参加してるサポーターは検討しなさいという、ある意味サポーターからのご意見と受け取って頂ければよろしいかなと思います。あと、ドームの方も同じく駐車違反問題が(あります)。ただ、基本的にもう一度、列並びに参加されてる方も含めてサポーターが現場に持ち帰って話し合いを頂きたい。コンサドーレの試合があると違法駐車が多い、生活に影響があるということになると、近隣住民の方のご賛同が得れない。そのようなチームはやっぱり存続出来なくなっちゃいます。自分だけだったら停めてもいいやという気持ちが、結果的に自分達の一番大事なチームの存続に関わることになっちゃう。いろんな方のご理解を頂戴出来るようなチームしてくためにも、一人一人のサポーターがその位の危機感を持って、違法駐車はしないんだという気持ちを持って頂ければと思います。じゃあその列並びってどの位の分量並んでるんだというご意見ご質問もあるかと。1年間名前書く方、書かない方、今回書いたけど次書かないとかいろいろあるんですが、ちなみに去年のドーム北2ゲートに名前を書かれた団体は(総数)89です。1回(につき)平均31団体位です。平日実施って時がありましたが、あの時で17団体。異常に少なかったですけど。それから北3ゲートが87団体。ここも(平均)30位ですね。自己申告なんですが、例えば○○・▲名って書いてます。約束事では8割の方が当日の朝、公共交通機関の始発が到着する時間をめどにご参集頂くことになっているんですが、その計算からいくと、朝6時(発の1便で到着)の時点では240~250名並んでいることになっています、理論上ですね。果たしてそこまでいるかいないかはまた別ですけども。各ゲート、それ位ずつ並んでることになっています。ちょっと蛇足になりますけども、ダンマクに関してどれ位の団体数があるのか。一つの団体で3つダンマク出されるとかフラッグを2本振られているという方もいらっしゃいますが、メインスタンドのダンマクで登録をされた方が昨年1年間で延べ21団体、ゴール裏のダンマクで17団体、バックスタンドのダンマクで57団体。厚別の1番と4番ゲートのデータは持ってないですけれど、5番ゲートは29団体で大体180名位。たまたま何人かのサポーターからデータを採ってみたらと言われたんで、昨年採ってみました。ただ並ばれてるサポーターと入場観客動員数との関連性はございません。並ぶ人はどんな状態でも並ぶということですね。多く並んだから観客動員が増えるかっていうと、そこに一貫性はないみたいです。今あった二つのご意見に関しては、並ばれてるサポーターの中でもう一度(話し合いをしてください)。並びに関してはあくまで現場主義ですのでお集まりになった方がお話し合いをしてルールを決めて頂き、それがまた次に引き継がれてくというやり方を採っていますので。並ばれてる方にご意見がある方は大変お手数ですが、当日の朝か並びの(時間に)現場に行ってご発言、ご提案をされた方がよろしいかと思います。では、並びに関して何かございませんか。よろしいですか。いいですね、無ければ次行きます。その他いろんな分野に関して書かれてる方がいらっしゃる。せっかくの貴重なご意見で資料としては取っときますけれども『○○選手のコールをこうして欲しい』とか、そういうのは(この場では)あまりふさわしくないので大変申し訳ございませんが割愛させて頂きます。後は『ヤジが多すぎる、もう少し選手を褒めて頑張らせてはどうか』というようなご意見が多いですね。けなすよりも褒めようじゃないかというような。それと我々運営スタッフに関して『壇上のネームプレートの文字が小さい』。あっ、そうですか。すいません、分かりました。出来るだけ大きくするように致します。それから『昨年も行いましたが、開幕1週間前をめどに街中で一般の方へのチラシまきをして開幕開催に向け盛り上がりませんか。街頭チラシまき作戦をしましょう。そして恒例化させましょう』というご意見がありました。あれは三谷さんのとこで(去年)プリント作ってまして。我々のホームページにもありますが、そこからダウンロードできるようになっていました。このようなことを何か運動にしていきたいと思います。(場内運営有志から)長島さんにマイクを差し上げて。
長島:
こんにちは、長島です。一昨年の10月17日ガンバ大阪戦、アウェイだったんですけども。その時から、有志何人かでHFCさん製作のチラシを街頭で、(札幌)大通ですとかでまいていたんですよ。昨年度も開幕1週間前に街頭で。そうですね、有志50人位おみえになって、(道路)占有許可を取りましてチラシ作戦をしたんです。一般の方にはコンサドーレ頑張ってるねっていう感じじゃなくて、サポーターさんご苦労様みたいな感じなんですけれども。チラシっていうのは1万人に1人来るか来ないかっていう感じらしいんですよね。今回確認取ったんですけども、HFCのチラシはございます。後はサポーターがやるかやらないか。先程加藤さんからのご提案にもありましたように参加しようじゃないかっていうことで、時間もございますし占有許可を(HFCに)取って頂いて、我々が動きませんか、いかがでしょうか。
司会:
長島さん音頭とってくれます?(会場拍手)
長島:
よろしくお願いします。
司会:
はい、長島さんが今回労を取って頂けるってことなんで、道路占有許可を取った後で告知をしますということで。よろしくお願い致します。(会場拍手)それでは手短に次。最後にちょっと感動しちゃったんですが、戸川さんという方から我々に対するお褒めの言葉も頂戴してます。また『社長のお話で夢は叶う物だということを感じた、諦めずにコンサを支えていき、楽しみを持ちたいですね』というご意見を頂きました。(会場拍手)では一通りサポーターの方は終わりましたので業務連絡です。先程からずっと、ここに何があるんだという。バズーカ砲だとか何だとかっていろんな話があるんですが、相川選手の出身地の有志の方がお作りになったダンマクです。(運営有志に対し)広げる?それで、今ここにご出席のサポーターで預かって毎回掲出しましょうという方がいらっしゃればこの場でお渡しをします。ただ誰にお渡ししたのか判らないと困るので、お名前だけは伺わせて頂きます。いらっしゃいませんでしょうか?(預かる方挙手、会場拍手)引き継ぎます?武田さん、やります?はい、じゃあ、武田さんにお渡し。(ダンマク公開中)すいません、ワイヤレスマイクあります?武田さん何処ですか?武田さんが引き継いで頂けるんですね。
武田:
はい。
司会:
じゃあ後で我々の方に住所と、武田さんを知ってますけどもお名前を。それとフラッグを製作された方からの託す文章も一緒に入っておりますので、それもお渡し致します。ちょっと上がって頂けます?ここでじゃあお渡し式。(会場拍手)よろしく面倒見てやってください。大事なダンマクです。皆さんの思いがこもっておりますので大切にお願いします。それと北海道フットボールクラブには同じように河端さんのOBが作ったダンマクもあるそうなので、私出したいとか、俺やるっていう方がいらっしゃいましたら、柳沼部長でよろしいですか?(柳沼部長頷く)柳沼部長にお電話をして頂いて、この前サポーターズ集会でありました河端選手のダンマク預かりますと申し出て頂きたいと思います(注:会終了後、希望者現れる)。かなり順番が逆になりましたが、スタッフの紹介をさせて頂きます。(壇上順に紹介)山崎さん。(会場拍手)中川さんです。(会場拍手)平松さんです。(会場拍手)本間さんです。(会場拍手)その他にもたくさん、前で記録取って頂いたり、会場整理して頂いたり、いろんなサポーターに支えられてこの会を運営させて頂いています。では、あとサポーター間で何か話し合うことがありましたらこの場でご提案ください。無ければHFCさんからの先程の質問に対するお答えの時間にしますが。(会場挙手)はい、どうぞ。
挙手者:
すいません、あの、具体的なお金の話なんですけど。意見をいう誰かがそれを引き継いで何かをする。じゃ、集まって何かをすると会場費って掛かりませんか。自分で動く時は自分の手弁当で出来ますけど、誰かの依頼を受けて動く時、もしくは動いて欲しい時。変な話ですけど、百円付けてお願いするとか千円付けてお願いするとか、そういうことも皆さんでちょっと考えてみませんか?今どうこうじゃなくて、気持ちの中でちょっと持ってみませんか。イコール感謝の気持ちになると思います。今日皆さん、いっぱいカンパして帰りましょう。以上、意見でした。(会場拍手)
司会:
はい、ありがとうございます。言ったほうがいいのかな?言わなくていいですか?公式に本日の入場者数270名来て頂いておりますが、すいません、せっかく今お金の話が出ましたので発表させて頂きます。13万4453円のカンパを頂戴致しました。大変ありがとうございます。(会場拍手)ちなみに会場費は16万1790円でございます。(会場爆笑)宜しくお願い致します。それではこの後、HFCさんからのお話を頂戴します。じゃ柳沼部長、お願い致します。
柳沼部長(以下柳沼):
はい、柳沼です。皆さん、こんにちは。遅くなってすいません。たくさんのご質問、ご提案、ご意見頂きました。総数が52件です。その内、頑張れとか期待しますとかのご意見については(そのまま)頂いて、それ以外の質問について社長以下役員、私から簡単ではありますけども分かる範囲でお返事、ご回答させて頂きます。中にはこの場で答えられないもの、若しくは調査が必要なもの等については後日、ご提案ご質問された方に直接もしくは主催者の方にお答えする形にしたいと考えております。ではまず経営者もしくは経営全般、日ハムさんのことについては佐々木社長から、チームのこと遠征のこと等について門脇常務、営業関係について松野常務、その他経費やスタジアム、HP他について私からとさせて頂きます。役員待遇の山本はまだ来て2カ月位で、今回じっくり見て頂いて来年矢面に立ってもらおうと思ってますので(会場笑い)宜しくお願いします。
佐々木:
それではまず私から、トップバッターで質問に答えさせて頂きます。数がものすごく多く全部で52あるそうで、一つ一つお答えしていくと時間がなくなりますので場合によっては同じような趣旨のものはまとめて答えさせて頂きたいと思います。時間の無い中で見せて貰ったばかりですので、的確に答えられないこともあるかもしれませんが出来るだけきちんと答えたいと。宜しくお願い致します。まず1問目です。『HFCは大手スポンサーを持たず、持株会や行政サポーター及び多くの企業等からスポンサーとされて運営されている。その中で特定企業色があまりにも強くなり、新たなスポンサーが付きづらい現状になっているのではないでしょうか。今後HFCは特定の企業色を薄めて、スポンサーの利害とは一線を画した会社運営を行わなければならないのではないかと思う』と。それから取締役について『現在のような債務超過の状態では、市役所OBが就任することもやむを得ないが、長期的にはプロパー社員が就くことが適当であり、そのための準備を今からやってく必要があるのではないか』というご意見でございます。安定した企業があるということは経営上プラスもある訳ですが、その一面があまりにも強く出過ぎるとマイナスのこともあるのではとのご心配ですが、物事何でも裏と表があるように確かにご指摘のようなデメリットも出てくる可能性はあると思います。私共としては安定性を求めるか、それとも新規開発で発展性を求めるか、調和を図っていかなければならない課題だと。会社運営にとって、ある意味永遠の課題だろうと思います。要はそのバランスをきちんと見極めてやっていくことが大事。まさにご意見のとおりだと思いますので、バランスに重々配意しながら会社運営をやっていくべきと思っています。それから社長についての問題ですが、正にこれもおっしゃるとおりです。最終的には私のような者ではなく、社内から育ったプロパー社員が経営の責任を持ってあたるのが将来的には大事かと思っています。正直、実はまだその準備に取りかかるレベルまでいっておりません。緊急っていいますか、はっきり申し上げて債務超過の会社っていうのは普通の会社でない訳ですから。せめて水面から浮上して普通の会社、どこにでもある会社と同じような状態にしてから次を考えていきたいと思っています。それから次に『借金は百年かけて返せばいい。行政から金を取ってやるとHFCの幹部が言っている。それはおかしいのでは。発言の陳謝と撤回をしてくれ』という話で。(会場一人拍手)外部に対しての発言として言葉だけが伝われば非常に問題だと思いますし、ここで社長の私がお詫び申し上げて、こういうことがもし伝わっているとすれば撤回させて頂きたい。現実に今30億の累積債務をどうやって解決する気だと言われれば正直申し上げて具体的にございません。ただ、決して百年かけて返せばいいなんて悠長なことを考えている訳ではありませんし、借金があっても見えないと言うつもりも毛頭ございません。しかるべき時期が必ずあると思うんです。真正面から累積債務に取り組んで解決すべき時は必ず来ると。そのタイミング、その状況をいかに作り上げていくかということが大事だと思っております。また、道や札幌市から補助金を1億円ずつ頂いています。文字通り補助金という形で頂いている訳ですが、コンサドーレ自体がどうにもならないから助けてくれと一方的に頂いているだけのお金ではない。コンサドーレが大変だ、助けてくださいということは事実ありますし、そのとおりですが、私は単にその一面だけではないと思っています。コンサドーレ札幌というチームを媒体にして、北海道や各地域に住んでいる皆さん方が勝ったら嬉しかったと抱き合って喜び合い、負けたら悔しいと怒り合う。共通の感情といいますか、コンサドーレを媒体にして感情を育てている。コンサドーレのサポーターの場合はそういう感情がだんだん発展してある種地域の連帯感、北海道民としての嬉しさや喜びを共にする。私は行政にいましたからなおさらそう思うんですが、これはまさに行政。札幌でいえば市のまち作りの根幹になるものです。コンサドーレがその仲立ちをしているんだとすれば、それは行政目的そのものに関わっているのでないか。ですから拝みます頼みます助けてくださいだけではなく、行政が補助するのは当然な一面もあるのではと。言葉の行き違いもあるでしょうけど、そういう気持ちの表れが行政から金を取ってやるという言葉になったことがあったのかも知れない。この言葉は聞いていませんが、そういうようなことだろうと思っています。ただし、言葉自体は決して適当ではありませんから撤回させて頂きます。それから『雑誌取材で、社長が「HFCの空気がよどんでいることに驚いた」、さらに元コンサドーレの岡田監督がHFCに対し「まだ使える消しゴムが捨ててあったり会社の経費で社員が飲み食いをしてる。チームを強くしようと一生懸命になっているときに、そういう姿を見て頭にきた」とマスコミ取材や後援会で言っている。創業以来経営危機が続くのに、なぜこういう経営を続けているのか。出向社員だけではコスト意識が芽生えず、いつまで経っても解決できないのでは』というご意見でございます。私は事実は確かめてませんけれども、岡田監督もそういうことを仰ってるのでしたら、多分あったのかも知れないなとは思います。私も就任したばかりの頃は「これが会社か?」という思いもしました。本当にこれで大丈夫なのかとも思いました。しかし、そのためには意識改革、問題点を取り除く機構改革を果断にやっていかなければ直せないと。現時点で申し上げますと、岡田監督が言ってるようなコンサドーレのお金で社員が飲み食いすることは、知る限り間違ってもありません。私自身も使いませんし、社員もやっていません。私は信じてます。パーソナルスポンサーで約1千万近くのお金を頂いたりサポーターの会からカンパを頂いたり、これはまさに浄財。皆さん方からコンサドーレを支えるために頂いてるお金で、血の一滴を頂いている訳ですから一滴たりとも無駄に使う訳にはいかない。そういう意識で私自身、経営にあたっています。岡田さんの言うとおり、まだ使える消しゴムをなげていれば選手の強化費がそれだけ減る訳ですから。私は社員にも選手にも言うんです、つまらないことはしないでくれと。会社から消しゴム1つ鉛筆1本、毎日持って帰って家を建てた人はいないんです。非常に言い方がおかしいですが、1億円ごまかすならまだそれなりの理由があるかも知れない。1億円もありませんからいいですけれど。ただ、消しゴム1個鉛筆1本ごまかすのは全く理由がない。弁解する余地が全くない、一番くだらない些細なことこそしないでくれと繰り返し言っています。この意識は随分徹底してきていると思っています。ただ、これまで以上にご指摘のこと、重く受け止めて頑張っていきたいと思いますのでよろしくお願いします。それから『取締役12人というのは適正な数と考えているのか。また、一度に7人が交代した理由を教えて欲しい』『前任の経営責任は、どう考えているのか』。実は12人のうち7人代わりました。形式的な取締役は遠慮して頂こうという考え方です。法律上取締役会は3カ月に1回は開かなきゃならんことになっています。ですから年4回でいい訳ですけれども、議論の場をきちんとしようと年6回から7回やっています。欠席が続いていた役員が多かったのも事実で、出席できない人はこの際遠慮してもらいたいと。そういう考え方で、欠席の多い人は辞めていただきました。経営体制の根幹をなす取締役会を本当の意味で機能させていくようにしたいと考えています。それから前任者の経営責任。私は追求する立場にないもんですから。恐らく前任の方達も一生懸命考えたでしょう。しかし大事なのは今の責任。私がきちんとやっていくことが一番大事なことであろうと思ってます。それから次、日本ハムファイターズの関連で何点か質問がございます。『イベント等の開催を一緒にやらないのか』『日ハムの試合を利用して、コンサドーレも宣伝しては。例えばコンサドーレの次節の試合の見所とか、注目の若手選手とか、ドームの大型画面で試合の合間に流したらどうか』『日ハムとのタイアップ企画をなにか考えてるか』。それから観戦チケットのセット販売だと思うんですが『試合時刻をずらして、ドームでもサッカーを観た後、野球も見れるというようなことを考えられないか』『日ハムの新庄のような華のある選手を獲得せよ』『観客を奪い合う恐れがあるので、一緒にやってもコンサには利益がないのでは』『移転で日ハムと合同社屋になっているが賃借料は下がったのか』という質問でございます。一括してお答えさせて頂きたいと思いますが、正直申し上げて日ハムとの合同企画は、まだ検討いたしておりません。それから合同チケットというのも考えとしてはあり得るんですが、プロ野球とJリーグとの日程がずれていて現実には難しい。うちの試合と日ハムの試合を一緒に観れるだろうと考えられるのは2試合しかありません。あとの試合は殆ど不可能です。また、チケット販売戦略が明らかに違いすぎてなかなか合わないということもあります。はっきり申し上げれば日ハムさんは金持ちですからいろんな打ち出しをやれます。うちは貧乏会社です。金が揃ってなければ一緒に足並みそろえてやると言われても付き合えない。貧乏人は金持ちと付き合うのはなかなか難しい。貧乏人は貧乏人らしく着実に。それが現実でございます。日ハムさんを利用出来るところは利用させて頂きたいなと思っていますけれど。(会場拍手)同じ北海道のプロ球団として存在する以上、永遠の課題になると思いますので、もう少し長い目で見させて頂きたいなと。今、無理して無い金はたいてやってもリスクが大きすぎるというのが正直な感想でございます。社屋が一緒になったといっても玄関と便所が一緒だけで。それから賃借料も下がりません。上がりました。新しい建物に入った分だけ上がっています。コスト負担に跳ね返らないように、何とか消化できるように頑張りたいと思っています。(そういう意味では)石水さんの倉庫にいた方が良かったっていうことも(会場笑い)あるかもしれない。ただ、新しい建物へ入ってメリットはあります。おいで頂いた方はおわかりでしょうが、大部屋に全員が集まってますのでお互いの仕事が見える。雰囲気も変わりました。前の事務所ですとパソコンを一斉に入れたら電源が落ちるのが(会場笑い)、今度はそういうことはなくなりました。次にチームの関係です。『選手の入れ替え、平均年齢の引き下げは賛成ですが、新入団といってもいろいろあるはず。大学選手に対する考え方はどうなのか、直ちにレギュラー期待なのか』『フォワードの陣容が薄いのでは』『ゴールキーパー3人では足りないのでは』『外国人選手は不可欠では』。また『チェルシーを買ったアブラモビッチの如き存在が出現したとき、HFCはどうするのか』。(会場爆笑)私はサッカーのプロではありません。経営はしますけれども、選手の能力を見極めるとか判定するとか、個々の選手のことについて口出しするつもりはありません。その判断は監督及び強化部のスタッフに任せたい。その意見を聴かせて頂く。そういう能力を持った社長もいらっしゃるのかもしれませんが、役割分担はきちっとやっていこうと。経営的な観点から、例えばもう少し年齢を若返らせて欲しいとかは申し上げることはありますけれども。ですから『なぜ吉川を切ったのか。西澤と田畑と吉川の差を述べよ』というのはちょっと(会場爆笑、拍手)。意思疎通が一番大事なんですね。監督の独断でやるとか、或いはチームのスカウトだけでやるとか、勝手にやっていくとチームとして体をなさない。それぞれ個性がある訳ですから。素晴らしい監督に巡り会ったと思っているんですが、柳下監督は一生懸命みんなの意見も聞きながらきちんとやっています。ですから今のうちのチームでは、誰かの独断で物事が決まることはあり得ない。それぞれの担当部署の意見が集約されていると、お答えさせて頂きたい。それから若手についてのご質問。今年の公式練習は22日からでしたが、21日に選手全員で結団式をやりました。定山渓に集まってもらって「遅刻をするな、試合前日遅くまで酒を飲むな、規律のない生活はするな。5分、3分の遅刻はしないつもりなら出来る。1時間遅刻したら多分理由があるんだろう(会場笑い)。だけど3分の遅刻は理由がない。そういう理由のない遅刻をするな。理由のないことをやれば、人間の志っていうものを萎えさせる。サポーターの皆さんに支持されるのは、一流の選手になりたいという志を持って頑張っている集団だからなんだ。その志をダメにしたら誰も相手にしてくれませんよ」と1時間以上に渡って説明しました。(会場笑いと拍手)そのあと村野管理部長が選手全員を集め、去年のいろいろな事件。これ話せば長くなりますから止めますけども、いろいろあったことを具体的に挙げて、こういうことをするなと厳しく説明しております。そして選手一人一人に意見(抱負)を言ってもらった訳です。そうしたら今年の新人は頼もしいっていうか、図々しいっていうか、全員「俺が開幕戦レギュラーだ」と。(会場拍手)これ聞いた先輩は形無しだったのではないかな。そういう意味では、直ちにレギュラー級って訳にはいかないとは思いますが、意気込みはレギュラー級なんです。若手8人が8人ともそう言うのは心強い思いもしましたし、こういう場でレギュラー(クラス)かと聞かれればレギュラーだと答える以外ないと思っています。外国人選手については確かに反省しています。おっしゃるとおり選手管理が必ずしも上手くいってないところがございました。Jリーグからも厳しく指摘されたところです。それからユースの育成について。『ユースの年代別の育成を進めてゆく課程で、地元のクラブチームあるいは中学高校のチームなどとトラブルが発生しないのか、子供の数に限りある以上起きるのではないか』。まさに仰るとおりでございます。コンサドーレ旭川を今年発足させました。大変な応募を頂いて3倍近い倍率になっています。その中からセレクションをやっています。コンサドーレブランドだと思うんですが、旭川の子供達が全員コンサドーレに殺到してきます。地元でクラブチームを運営されてる方々から根こそぎ選手をさらってしまうようなことをしてはトラブルにもなりますし、私共も本意ではありません。ですから、そういうことが起きないように小学6年生からしか選んでいません。中学世代のチームを作るんですけれども、今の中学生をスカウトしてはいません。ですからチームとしては、3年かけなければU-15は出来上がりません。1年で一気に作れば形が出来るのは早いんですが、地元で頑張ってらっしゃる方に迷惑をかけたくない。それからもう一つ。指導者の養成をやっていきたい。地方は指導者が不足しているのが実情です。単に子供達を集めるだけではなく、クラブチームや学校のチームでやってる方々に一緒に入って頂いて、指導者としてのノウハウをコンサドーレから学んで頂く。指導者育成と子供達へのサッカー指導の二本柱で、門戸を広げてやりたい。それから、Jリーグ秋開催についての質問。『我々のチームは秋冬に変わると大変。仙台、山形、新潟、京都のような影響を少なからず受けるクラブと連携すべきでは』。連携しています。早急にそうなることはありませんが我々は反対しています。ただ、世界が秋冬シーズンでやっている訳ですからグローバル化すればするほどこの問題は必ず出てくる。多数決で決まるとすれば数が足りない。問題点も具体的に申し上げますが、一方ではその対策を考えていかなければと思っています。それから『サテライトリーグ参戦についての評価はどう考えている』。これはコンサドーレ札幌が一番高く評価してるところ。実戦経験が乏しい選手が中心ですから、今年は尚更高まるというふうに考えていますし、チームの強化にも役立っていると思います。『柳下監督就任の経過と評価を。柱谷、ジョアン・カルロス、張さんとの比較を含めて』(会場笑い)。柳下監督に声をかけたとき(天皇杯で)日本一の監督にはまだなっていませんでした。運が良かったと思っています。柳下監督が来てくれたのは、うちが育成型を打ち出したから。若手の選手を育ててみたい、育成型中心のチームの考え方に賛同したと仰って頂いています。それと一番先に声を掛けたのがうちだった。実は相当早く決まっていたんですが、天皇杯が終わるまで発表しないでくれという監督自身の強い希望があったこともあり伏せていました。(新監督発表前は)いろいろご心配頂いていましたけれど、12月頃から非常に素晴らしい人に決まって良かったなと思っていました。ゴン(ジュビロの中山)が柳下監督を一言で言えば熱い思いの人だと。監督がコンサドーレに行ったら北海道に雪が無くなるのではと。ゴンも上手いこと言うもんだなと思いましたけれど、まさにその通り。選手を育てることに熱い思いを持った、本当に素晴らしい人です。私と比べたら随分真面目。一つ一つきちんと意見を言いますし、誠実な感じがして素晴らしい人を得たと思っています。ですから、そう簡単に変えるつもりは毛頭ありませんし、少し長い目で柳下監督に育ててもらいたいと思っています。それから私は(各監督を)比較出来るほど分かりません、柱谷監督の時はいませんでしたし。カルロスは本当に素晴らしい人、私は尊敬しています。北海道神宮で必勝祈願をした時に、日本のお参りの仕方を知らないのではと心配していましたが、彼はきちんと二礼二拍一礼をして、日本人より上手にお参りをしていまして、それで感心して監督に何を祈ったか一番先に訊いた。監督は「大事なのはインテリジェンスと規律、それにほんのちょっとの忍耐。だからこのチームにインテリジェンスが宿り、規律が保たれ、ほんのちょっとの苦しみに耐える忍耐があればいいと祈った」と。ただ、いろんなことで必ずしも彼の思う通りには行かなかった。けれど、私は今でも彼は一生懸命やってくれた人だと思っています。その後いろいろあって張さんにお願いすることになりましたが、ああいう形で引き受けて頂くのは本当に申し訳なかったと思います。ある意味では大変失礼だと。しかし、コンサドーレが困っているんなら私はやりますと快く言ってくれました。カルロスと張さんには本当に感謝しています。次にチームの強化目標、5ヵ年計画との絡みでしょうが『肝心なのは観客あってのチームなのだから、サポーターとの協力関係強化を加えるべきでないか。サポーターのことを一体どう考えているんだ』というご質問がありました。確かに強化計画全体の中に一項目だけ、サポーターとの連係強化という項目は入れてございます。こうやってサポーターズ集会に出て長々と喋って連係強化が出来ているのかというご批判もあろうかと思いますけれども、いろいろなサポーターとの協力関係強化っていうのは非常に大事。コンサドーレサポーターの場合、他チームのサポーターと会社との関係以上のものは間違いなくある訳で、我々も心の中に言い聞かせている。皆さんはある意味では大半が株主です。ですからサポーター兼株主という立場で、今日株主総会をやってるようなもの。経営責任を問われたり、経営の指摘を受けるというのは当たり前。株主以上に厳しい指摘を頂いています。そういう意味では決して今まで以上に関係を強化したくないとは思っていない。いろいろなことを考えていきたいと思っていますがなかなか(思うように行かない)。今までより密接にやっていくためには前段の準備が必要です。まず経営内容を包み隠さず全てお知らせする姿勢が一番大事で、それがサポーターとの関係強化に繋がっていくと思っています。具体的に何をどうするというのはこれから考えさせて頂きたい。それから『計画の期限を決めておくべきでないか。その期限をメディアに公表せよ』と。おっしゃるとおり期限を決めるというのも大事かと思います。今年のチーム目標は柳下監督が宣言しましたように5位以内。そういう意味では1年毎検証しながら付け合せていきたいと思っています。次に『今年はJ1最下位とJ2の3位との入れ替え戦が予定されている。札幌ドームでの試合は不可能なのか』。コンサドーレ札幌が3位に入ることを想定してのご質問のようですが、入れば札幌ドームで1試合だけやります。入れ替え戦は2試合制で、ホーム&アウェイでやることが大体決まっているようです。12月頃になると思いますが、仮に3位に入るとすれば日程を調整しなければなりません。それは可能です。気になりますね。そういうことですので気にしておいてください。(会場笑い)それから『大変失礼な質問ですが、人件費の見直しで役員報酬はどうなった』という質問。先程職員の給与を12%程引き下げたという話をしました。恐らく20%弱だと思いますが、私の報酬も勿論引き下げさせて頂きました。多い少ないというのはちょっと勘弁してもらいたいですが、コスト削減をやってる以上率先してやらなきゃならんと思っています。隣に役員もいますけれど、専任で報酬をもらっているのは私1人。役員の皆さん方は出向先からの給料ということになっていますから、相手様の会社の給料を引き下げる訳にはいきません。しかし、ゴールドシートやシーズン券を20枚位買ってもらったりと皆さん方にそれぞれ金一封を出してもらいました。それぞれ親元のある人達で、私がけじめつけるからいいと言ったんですが、それでは社長に申し訳ないと言って自ら進んで買って頂きました。いろいろ気になるんでしょうけれども、ちゃんと責任を取っています。自分達の給料の始末は自分達でしますから勘弁して頂きたい。『巷ではかなり少ない金額という噂ですが』とありますけれど、これは私の報酬を言ってるのか20%カットが少ないと思っていらっしゃるのか分かりませんけれども、どっちの意味にしてもそんなに多くはないです。(会場から「目標達成したら戻してください」の声に)有難うございます。これで大体私がお答えする分は終わりました。21件ありましたけれど、一括させてお答えさせて頂きました。次に交代致します。
司会:
柳沼部長、一旦休憩挟みますか?ちょうど半分位ですけれど。いいですか?そのままいきますか?(柳沼氏頷く)はい、じゃあお願いします。
門脇:
それでは、大半お答え出来たと思いますけれど、私が関連するものが2、3点ございますので、それについてお答えしたいと思います。『5億円の債務超過等がありながら、施設整備や地方に拠点を作る発想がなかなか理解出来ない。その考え方は?』と。例えば室内練習場とか計画している訳ですけれど、今年度の計画では経営に対して決して負担のかからない方法を取っております。屋内練習場についても先程社長から説明ございましたようにJAWOCの、いわゆるワールドカップの余剰金を開催してくれた地方自治体に4億円近い補助金事業として出しましょうというところから発想した訳で、その範囲内で我々が出来ることを出来る限りやろうと考えています。屋内練習場を作るには全ピッチで20億以上掛かるんですけれど、4億円でどれ位出来るかと思いながら、何とかその範疇で安く身の丈に応じた施設を考えています。旭川の拠点も指導者の拡充など、道や市からサッカー文化を広めて欲しいと頂いてます。それを有効活用させて頂いて、全体の経営に余り負担のかからない形でやりたいと考えてますのでご心配ないようにお願いしたいと思います。それから『海外練習(キャンプ)は経費削減になっているのか。実際は金が掛かっているのでは?去年もオーストラリアでやるのが1番安いと言って、更にグアムでやったら半分というのはどういうことなのか』と。今年からグアムが出来たんです。レオパレスですか、元々ゴルフ場はあったんですが、2面の天然芝サッカー練習場は去年植え込みが始まって、今年からプロサッカーの練習が出来る施設になりました。全日本代表級がこの間合宿したオーストラリアは気候と設備が非常に備わっていて練習相手も多少あった。グアムはご存知のように練習相手が全然いません。この間7対0で勝った練習試合は(グアム)代表クラスでもその程度でしたので練習相手がなかなか見つからない。ただ、今年は東京ヴェルディが来てくれましたし、来年は韓国、香港、シンガポール、それぞれのチームも遠征するというふうに言ってますんで、そういう意味ではグアムの環境が非常に良くなったのかなと思っています。もちろん飛行機もオーストラリアの半額位で、皆さん方も応援しやすく(選手の)モチベーションが上がるということもあって、グアムを選んだ訳です。いずれにせよ、指宿や御殿場を使って、また練習しなくちゃいけない。2カ月の長丁場を道外でやらざるを得ない。これはもうどうしても避けられず、練習費用としてはしようがないですが、もっともっと飛行機代も安くさせてやりたいとは思っています。それからShall We Returnと書いてありますけど、We Shall Returnの間違いだと思うんですが『We Shall Returnというロゴグッズがあったんで、今年はないのか』と。今年の標語はそちらのポスターに書いてあるように『全力蹴球』です。字が読めない人もいるんじゃないかとサッカーボールをあそこに入れてみました。蹴球はサッカーの意味ですが、とにかく全力でやりますよというのが今年の我々のテーマでございます。これからはグッズあるいはポスター、パンフレットの中に全力蹴球という言葉が出て来ると思います。ぜひこれを1人でも多くの方にご理解頂くように、字が読めるように書けるように、皆さん方に教えて頂ければと思います。私の方からは以上でございます。
松野:
大丈夫ですね、聞こえますね?それでは、グッズ関連で何点か。まず1点目は『シースペースで名刺入れを買ったが(ファンクラブ会員の)値引きが無かった』ということですが、先程確認を致しましたところ、コンサドーレのグッズであれば(値引き)対象品だそうです。明日会社に出ましたら指示しますので、誠に申し訳ありませんが明後日以降、現品とレシートをお持ち頂ければ値引きさせて頂くつもりでおりますので宜しくお願い致します。ただし、あそこ(シースペース)で扱ってます全てが私共の商品じゃありません。一部ジャイアンツグッズがあったり、スポンサーさんの商品があったりするので、これは対象外でございます。それからセール品も。実は(商品)事業は、今年度多少縮小せざるを得ない。ざっくばらんに申し上げればまさに在庫倒産の状態で、モノはあるけどカネはない。かつてのアパレル業界と同じで、売上の半額位の在庫を持ってる。1億6千万円の売上で8千万円の在庫、それに4人の人件費。これでは絶対儲からない。そういう状態でございまして今年春から相当セールをかけています。原価割れでも売ってしまえということで、福袋でいい物が入っていれば大変良かったと思いますけど、期待した物が入っていなかった方にはちょっと申し訳なかった。それで随分整理をいたしました。在庫リスクが28チームに分散されるJリーグ共通グッズ以外、今年についてはオリジナルグッズは作りません。皆さんに買って頂きやすい価格設定をすると、例えば百枚しか売れないのに1万枚作んなきゃいけないといった非常に難しい問題もございますので当面お休みさせて頂こうと。決してやめるつもりではありません。新潟が(入場者数)66万数千人、私共は23万6千人ですが、入場料金の差は数千万円でしかない。入場者は3倍ですけれど、売り上げはそんなに差がない。ただし1つ大きな違いがありまして、グッズ売上がうちの3倍なんです。そんなとこも見ておりますんで(オリジナルグッズは)暫くお休みをするということで、ご理解を頂ければと思います。もう1つのご質問のゴールキーパーユニフォームにつきましても、最低ロットが800から1000枚で、レプリカで3000枚ぐらいしか売れていないことを考えますと現段階では在庫の恐れがあります。将来的には予約生産など考えたいと思いますが、今年は誠に申し訳ないですがご了解を頂きたいと思います。それから、会社の中の問題なんですけども金儲けを考えろということで『広告・販促等のプロはいますか?チームのアピールの仕方が下手なのでは?札幌のみでなくもっと北海道を前面に出しては?』というご提案でございます。広告、販促等のプロはいません。ただし、私自身はビール会社で営業とマーケティングを十数年ずつ、最後は物流、いわゆる出荷窓口の集約関係等々をやってきました。そういう意味では(経験上)申し訳ないんですけれど、この規模でプロを雇うのは非常に難しいと思います。ただ、皆さんのご意見を承ったり、三谷君なんかも入りましたんで、かなり皆さんのご要望に応えられる体制は出来たのかなと思っておりますので乞うご期待ということで。最初の作品は全力蹴球でございまして、去年のように選手の生首を使うかどうかという話もあったんですが、何分若いチームで素材もなかったということもあり、今年は1番人気のドーレくんを使おうじゃないかと。あれを見りゃあみんなよく分かる。2番人気のドールズはどうしようかという話にもなったんですが、残念ながらドールズの場合はちょっと分野が違うと思いますので、ドーレくんになったということでご理解頂けたらと思います。ちなみにあそこ(蹴の字)にボールをあしらったのは先程申し上げたとおり、シュートは真中に打ってくれと。(会場拍手)検討してる中で、点の所にボールを持っていったらどうかという案もあったんですが、枠は外すなということで(あの位置に)なっております。それから『5年から7年後、U-15の子供達が活躍するから非常に楽しみ。しかし、それまでサポーターがしっかり支えていけるか』ということなんですが、これはぜひ支えて頂きたいとお願いするしかない。正直言いまして、我々も育成型に切り替えるのはどうなんだというのはあったんです。あったんですが、これをしなければ地域に根ざした市民クラブはありえないだろうと。名前の通った選手を借りてきて、付け焼刃のチームを作る。J1に上がる、落っこった。またカネを掛ける。同じことを繰り返していては絶対に出来ないだろうということで、基本的には半分位は自前で供給出来て、半分位は北海道出身という形で行かないと難しいのかなと。将来を考えるとやはり1回ゼロベースで全てをやり直す必要があるのではないかという判断でやっております。ワクワク、ドキドキ、ハラハラの試合が多分続くと思うんですが、ぜひ支えて頂きたいというお願いをさせて頂きたい。加えて、チームがもったとしても会社はもつのかという話が出ております。これは全く同じことでございまして、そのためにもやはりゼロから全てをやり直す。運営の細かい所まで費用の見直しをやっております。ただ、削減してもドームは6試合しか無理だという結論を出したところで、(経費面で)頑張るから7試合やってみませんかと運営部から提案がありまして。更にもう1千万円を営業で稼いでくれれば8試合出来ますよと。それで、実は8試合やるつもりでおりました。ところが、残念ながらプロ野球の雨の予備日とぶつかっちゃいまして、最終7試合になってしまった。シーズンチケットをご期待の方には申し訳ないんですけれど、7試合分の料金設定となっておりますがぜひともお買い求めください。チケットの話に何で持っていったのかと申しますと、実は売れてませんで非常に困っております。去年12月でしたか、コンサイズムのコラムで「HFCは回す金が無くなってチケットを早く売り出した」とございまして、ご本人にはそんなことはございませんと。ここには柳沼がおりますからキャッシュフローは絶対間違いございませんと。例えば選手の金を今払えと言われましたら払うだけの金はすぐありますという話はしたんですが、どうも誤解があるようで。早く売り出したのはボーナスが出た時にお金が払えると払いやすいんだがっていうお話もございまして、実はドームの試合がまだ決まらないうちに発売させて頂いた。去年の発売が1月20日過ぎだったんでしょうか。それ(昨年発売同日)まで千枚位売れておりましたので、これ(早期発売分)はお釣りだなと思って喜んでいたんですが、残念ながらそれ以降なかなか伸びませんで今2500枚位。ただドームのシーズンチケット発表から10日しか経っておりませんので、まだまだ買って頂ける余地はあるんですけども、実は(申込書に)2月9日締切となっています。が、三谷さん22でいいんだっけ?(会場内の三谷頷く)2月22日まで受け付けを致しますので、どんどん買って選手を叱咤激励して頂ければ有難いと思います。今年は先程申し上げたとおり非常に若いチームですから、皆さんの一押しで決まる勝負が多いのかなと思います。ぜひとも宜しくお願い致します。それから同じ方で『例えば1口で5千円とか1万円位の株主、もしくは特別会費を募集したらどうでしょうか』。今180万人ですが『札幌市民は100万人。1人3000円出せば累積損失は無くなります。ただしその為にはHFCの財務の風通しが良くなければなりません』という有難いお話を頂いております。そのためにもオープンにさせて頂いたということでご理解頂きたい。それから先般、夢プランという(事業)発表をさせて頂きまして、4万2千名位になるんでしょうか、(小中学生を)無料で招待しようと思っています。昨年小中学生の入場者が3万人位でしたので、ほとんどの方に来て頂けるのかなと。ただし(人気の集中する)開幕戦だとか最終戦は選に漏れる方がいらっしゃるのかなと思っております。ただ『現状では世間に浸透してないので広告などは必要だと思います』と。誠に申し訳ございませんけれども、広告などはお金がかかりますので出来ましたらご近所のお子様に往復はがきで応募すればコンサドーレがタダで見れるよと、ぜひぜひ勧めて頂きたい。それから『教育委員会を利用するのも手だと思います。夢プランをぜひ成功させてください』と。これは確かにおっしゃるとおりで、教育委員会には告知をお願いする等々努力をしていきたいと思っております。私共もぜひ成功させたいと思います。ご協力お願い致します。また『個人スポンサーを募っているがメリットはあるのか?』ということなんですけれども、先程申し上げたとおり非常に有難いと思っております。実は昨年J2に下がったいうことでスポンサー料を下げたんです。例えば300万円のスポンサーの下に150万円を作ったり、その下に100万円。この辺の下がり(ランクダウン)が2千万円位で大きいです。5万円のサポートシップスポンサーの下に更に1万円のサポートショップを作ると5万円の方が下に落ちる(ランクダウンの)懸念がありまして、あえて個人という括りを作らせて頂いたということでご理解を頂ければ有難い。誠に申し訳ないんですが、ファンクラブ程会員の特典は多くございません。出来ましたら両方入って頂くと一番嬉しい。お得さで言えばファンクラブにお入り頂くと宜しいのかなと思います。シーズンチケットも格安で手に入りますのでぜひともお願いしたい。同じ内容なんですが『サポートシップスポンサーというのは体のいい名前で、要するに金が無いから助けてくださいということ。こんな会社現実にありえないし、お金を出すお人よしもいないでしょう。早い話が品質が悪い。それからモノが売れないのを売りにしている。こんなことやってて恥ずかしくないですか?』ということなんですが、おっしゃるとおり非常に悩みました。悩みましたんですが、やはり他のチームを拝見してぜひとも欲しいカテゴリーだということで敢えてサポーター有志と相談をしながら進めた。ご理解を頂きたいと思います。最後に『死ぬ気で商品を売り込め、販路を拡大しろ』『J2だから、弱いからスポンサーが付かないという言い訳はするな』『営業力を強化しろ』、こういった叱咤激励がきています。そのつもりで頑張っております。ただ、J2に落ちますと商品価値はやっぱり下がります。テレビの地上波放映が少ない。ということは上位ユニフォームスポンサーさんに非常に大きく影響が出て来るということなんです。私も広報をやって、クラシックのコマーシャルも何本か作ったんですけれど、視聴率はやっぱりでかいですね。億近い金を出す側にとっては、商品のリターンがあるとは思っていない。ざっくばらんに言えば、NHKの画面に白い恋人だとかサッポロビールがジャカジャカ出てくる。ここを狙う、特に上位スポンサーさんにとってはやはり視聴率。テレビの地上波放映での商品価値は非常に大きいと思っています。ただ、看板スポンサーさんにとりましては先程申し上げた販促という部分での効果を大事にされていますので、むしろこれまでとは違う形でこんな売り方をされたらいかがでしょうという提案をしながら営業しております。一生懸命回ってはいるんですが、何分にも少人数でやってますので何か情報がありましたらぜひ流して頂きたい。コカ・コーラさんも、あるサポーターの方から部長さんを知ってるんで紹介するよって話があって、すぐ飛び込んだということがございました。これがトントン拍子にいった。営業利益を出したことがない会社で、本来営業ベースで利益を出さないと営業出来ない。その分補助金を頂いて何とか辻褄が合っているが、やっぱり本来の営業部分で活動を強化しなければいけない。ということで、飲料スポンサーさん2社と一緒にドーレBOXなる自動販売機を出しました。そうしましたら、あるサポーターの方のホームページを見ますと『強化策が何ですか。自動販売機ですか?フン』って書いてあった。フンは無かったですが、1日30本売りますと、年間30万円位の収益があるんです。300台付けますと9千万円。そうしますと市と道から頂いている補助金のうち半分は本来の目的に使える。育成などに使えるということなんです。飲料水販売が会社の定款に入っています。商品が売れるとコンサドーレには収益が入ります。スポンサーさんには当然のことながら売上が入ります。買って頂く皆さんは通常価格で買える。コンサドーレの自動販売機だから高く頂戴って話じゃないんです。皆がハッピーになれる。問題は通常置いた方も商売になるのに、1台分の場所代払うから全部売上頂戴という話をしてるんで、その方にとってはアンハッピー。それで出来れば市の関係などいい場所で、既存の業者さんとぶつからないところに置かせてくださいと細々とやっています。(会場から、サポーターの家はどうなんですか?という声あり)(売り上げになるかどうかは)ロケーションによります。(会場から協力の声あり)そこまでまだ行けない段階でございまして、今暫くお待ち頂きたいと。もう暫くしますと、皆さんにこういうロケーションでいい場所があったら探してくださいというお願いが回ります。このちえりあさんの1階表と旧5号線に面した両方に置いて頂く手順になっていまして、雪解け頃には設置が出来るのかなと。あと石屋さんの公園に近い南側に自動販売機を置いて商売していますが、石屋さんには何も払っていない。ただ置かせろっていうことですんで、主力はドーレBOXで買って頂いて、どうしても飲みたくて我慢できない時はその辺で買うという勝手なお願いをしております。そんなことも始めておりますんでぜひともお願いをしたい。それから『夢プランのようなことを個人のスポンサーでやりたいと言ってる人がいました。例えば屋内練習場を作るときの建設費用の寄付など、はっきり形になるものであればご協力は頂けるのでは?』というご提案がきております。具体的になりましたら検討させて頂きたいと思っております。それから『え・チケを今年も発売して欲しい』。発売致します。ぜひともアピールして頂ければありがたい。それから『J1昇格を目指した一昨年とトップ5に目標を下げた今年で、チケット代が同じなのは何故か。コアなサポーターはともかく、一般の客離れを加速させるのではないか』。同じような内容で『チケットの種類が多すぎる』『値段が高すぎる』『最低料金が1000円程度まで入場料を下げることは出来ないでしょうか』。価格と売上は永遠の課題でございまして、マーケティング上、価格が最大の魅力であることは間違いない。ただし価格を下げて売れたけど利益が下がったという例の方が多いと思います。我々も非常に悩んでいるんですよ。ほんとに値段を下げてお客さんが満杯になるのであればいいんですけれど、その保証は無い。そして特にサッカーの場合には勝ち続けると入ってきますし、負け続けると(入らない)。去年の前半戦と後半戦で入場者を見ると極端に違っている。そういうことがあるので、価格を下げるということが果たしてプラスになるのか。この議論をした上で、今年については昨年並みの価格、チケットの種類でいってみようと進んでおります。これはほんとに悩みます。極端になことを言いますと、100円儲かる商品を利益10円にして10倍売れたって利益100円。10倍の労力をかけて今までと同じ売上かという話になっちゃいますから。特にビール業界におきまして、値段はとことん下がっていますから儲かってる会社はどこもありません。支社単位で数十億円売り上げても、数十億の出費になっていると思います。問題意識が無い訳ではないということでご理解頂きたい。それからシーズンチケットの広告につきまして『熱烈サポーターゾーン=大騒ぎしたい人と表示している。出来ることなら来年からは熱烈に応援したい方とか、熱狂的に応援したい方というふうに表現を変えたらどうでしょう。物の見方として、ゴール裏の応援団をただ大騒ぎしたい人と言ってるように勘ぐりたくなります』というご指摘がありますんで、これは検討させて頂きます。また、ファンサービスの選手の徹底について『前回のファン感謝デーの時に、あきらかにやる気が無い不機嫌な顔を見せた。評価が下がるから仕方なくやってます、フロントからきつく言われてますから、みたいな態度を見せる選手がいました。そんなにやりたくなかったら帰っていいよと言ってやりたくなります』ということなんですが、今回我々も選手の集合(進行)が悪くて。今までは何時何分でビタッとサインをやめてくださいと指示を出していたんです。ところが(今年から)サポーター優先にしなさいと言ったものですから、サービス精神旺盛なやつは集合時間に帰ってこない。そんなこともございましたので、担当が呼びに行ったりもしました。それで失礼があったのかなということは感じております。ただし、明らかに態度が悪いやつがいたら「おまえ態度悪い」と言ってください。それから『募金の仕方をもっと工夫したらどうですか?月千円位だったら無理なく出せます』と。実はこれ、パーソナルスポンサーの募集の時に何件かご意見がありまして「月千円で積み上げていくと1年間で1万2千円。その2千円で手数料出るんじゃないですか?」というお電話も頂いたんですけれど、申し訳ないんですが非常に手数が掛かる。人数が少ないものですから、事務処理の問題もありまして今回は1本でいかして頂いた。ただ、カードを上手く使うなど方法もあるんじゃないのかなと。北専の方ですか、先程(サポカードで)新聞のお支払いが出来るってことですから、もうちょっと工夫をしてみたいと思いますので少々時間を頂ければありがたい。最後になりますがサポーターあってのクラブというような発言を耳にしますが、そこにサポーターに対する考え方を合わせると『クラブは興行利益をサポーターに対して求める意識が低い。あるいは求めていないように思える。例えば席割りの仕方が分からない』『カテゴリー別の価格とエリアはどういうふうになってるんですか?今ここで明確にして頂きたい』ということなんですが、申し訳ないんですけれども今ここで出来ない。と言いますのは、どうしてあのように席を分けたのか分からない(明確なものは無い)。ただ、どこかで線を引かなきゃいけない。SSとSの境目、線の両側にどれだけの差があるのかと言いますと、ほとんど無いと思います。ざっくばらんに申し上げれば、チケット確認など運営上どっかで線引きせざるを得ません。(この問題は)皆さんに選んで頂くということの中で起こったものなのかなというふうに思っております。もし、そういう意味と違うということであれば、またご意見を賜りたいと思います。席割りは非常に悩ましい。実際運用で使って(操作して)いますのはSS上段の席。SSですが非常に見づらいゾーンで、団体で了解をとったところしか入れないようにするという配慮はしています。ご理解を頂ければありがたいと思います。もう一つ、サービスの矛盾点の一つとして『厚別はホームの両サイドから選手が出入りしてます。それはおかしい。中央からに限定しろ』と。入場の時はセンターから入りますけれども、ハーフタイムが終わりましたら両サイドから入ってくる。ドームは中央だけ。競技場の設計上、そう使っているとご理解頂いた方がよろしいかと思います。これはB席に座っている人で『端から端まで選手が挨拶してくれる。SSとSはアウェイの方まで回ってこない』というご指摘でございます。運営とも相談を致しますけれども、基本的にはだいぶ良くなったのかなというふうに思っておりまして。昨年(選手は)さーっと回ってさーっと入るケースが多かった。(途中)とにかくSSのセンターまでは必ず来い、そこでお辞儀をして帰りなさいという指示に直し、改善出来たのかなと思っていたんですが。アウェイSSまで、言ってみればアウェイB席を除いた所まで全部回れということだと思いますんで、これもご要望があったということで運営に伝えたい。あと私の方のお願いは、やはりぜひともチケットを買って頂く、お友達に勧めて頂く。こんなこと言ったら怒られるんですけど、テレビの前でいくら応援して頂いても収入にはなりません。ヤジを飛ばすなり怒るなりして頂いて結構でございますので、ぜひともスタジアムに足を運んで頂きたい。それから飛ばしちゃったんですけども『アウェイの中継が無いのをなんとかしろ』というご要望ですが、放送はアウェイ側が全部持ってますので、こればっかりは今の状況では難しいと。ただしスカパーが熱い放送をしてくれてますので、ぜひともスカパーの加入を。実はこれも私共の事業収入になります。確か加入が330件を超えたんですけれど、次のチームが80件。コンサドーレは突出しております。更に記録を伸ばして頂くように加入頂ければありがたい。費用が掛かるので無理強いはしませんけれども、即時に見る方法としてはスカパーが一番便利かなと思っております。またNTTさんとスポンサー契約がほぼ決まりましたが、ブロードバンド配信はJリーグ映像が権利を持っていますので結果のみで中継は出来ない。アウェイの試合はこちらからお願いしにくいことをご了解頂きたいと思います。以上でございます。
柳沼:
トリです。もう暫くお時間お許しください。今のスカパーの件で追加説明します。コンサドーレのオフィシャルHPで、上にスカイパーフェクトここから申し込めますっていうバナーがありますよね。あそこをクリックして申し込んで頂くと、1件あたりいくらという手数料がクラブに入ります。今、松野が説明しましたように、昨年うちがJリーグ28チームでダントツです。1桁多い件数で入って頂いてます。もっと細かく言いますと、去年シーズン前にスカパーさんがコンサドーレの試合はこの試合が生中継、この試合が録画ですよと、そういう決め方をします。ところが去年半ばになって急遽、録画だったものが生中継に振り替わりました。その理由は一つ。皆さんがクリックしてくれたからです。クリックして中継です。これをぜひお友達にもクリックして中継と言ってください。更にもう一つ。3月になると決算書を月刊コンサドーレなどいろいろなもので発表しますが、その中にJリーグからの分配金というのがあります。大体2億前後の金額になるんですけれども、試合の出場料などJリーグからもらえます。Jのオフィシャル商品はこれだけ売れましたとリベートをくれます。もう一つ大事な収益、放送権料があります。この放送権料はポイント制なんです。一番高いのはNHK総合中継で、莫大なお金が入ります。次にNHKBS中継。そしてCS中継。最後はドンと落ちてCS録画なんです。民放の地上波も中継と録画でポイントが変わります。ということは皆さんがクリックして中継して頂くことでうちの放送権料が上がるんです。録画から中継になることでポイントが上がります。その1年間のポイント累計で、おたくのクラブは放送権料8000万、おたくは6400万ですと、そういう振り分けのシステムになっています。ですからここでもコンサドーレは皆さんに支えられてる、クリックして中継で支えられてるというふうに覚えておいてください。(会場から、継続はダメなのかという意味の質問に対し)すいません、そうです、新規です。その時はお隣ご近所お誘い合わせの上、ぜひご加入ください。
松野:
先程NTTさんがスポンサーになりましたとお話をしたんですが、BBオンフレッツの代理店になりました。従って(NTTの)Jリーグ画面(ページ)から入って頂いて、コンサドーレのマークをクリックして加入頂くと販売手数料が私共に戻るような仕組みになっております。NTTさんはお金がありますから、何試合か会場でデモンストレーションをやって頂くことがあるかと思います。ぜひともご利用頂ければありがたいと思っております。またJ-COMさんもブロードバンドを始めております。既にスポンサーになっておりますので、サービスがかぶるところがあるかと思いますが、エリアにお住まいの方はぜひともどちらかでお願いをしたいと思います。宜しくお願い致します。
柳沼:
では最後のご質問にお答えさせて頂きます。経費経営関係について『単年度収支黒字が出て、費用の使い道が余った場合どのように使うのか。赤字補填にするのか、ユースの強化費なのか』。もちろん、ユースの強化費その他施設整備費にまわします。その年に使わなければ翌年に繰り越します。これはクラブの根幹に関わること、育成型クラブとしてそのように考えております。それから『J1昇格を狙うのは何年ぐらいと考えているか』。これは佐々木社長の方から説明がありましたように、あくまでもファイブステップ。これを出来るだけ着実に一歩一歩、しかし一つでも早く駆け上がるという計画です。ですから、例えばスリーステップまで1年でいけば、残りのフォーステップ、ファイブステップで1年というのもあります。出来るだけそのステップを早くと考えております。ただ現実的な話、例えば今年昇格という可能性よりもあわてず2年もしくは3年位に手が届くかなというふうに期待しております。それと『夢プラン招待事業が収入増になっているのか。既存スポンサーのお金の振り替えになってるだけではないか』。これは松野の領域だと思いますけども、なっていません。既存のスポンサーさんにはスポンサー料として契約して頂いて、プラスアルファで松野の方がお願いをしております。ですよね。(松野常務頷く)はい。
司会:
柳沼部長、すいません。ちょっと長くなってきてますんで、一回ここで。
柳沼:
あ、入れます?休憩。
司会:
ええ、すいません。まだ何分か続くと思いますんで。
柳沼:
あ、わかりました。
司会:
すいません、10分位休憩入れます。
柳沼:
じゃあ残りあとで説明します。
司会:
10分休憩入れます。
―――休憩―――
第四部
司会:
1分位早いですが、入場口を閉じて頂けますでしょうか?当初の閉会よりも、もう30分過ぎておりますがせっかくいいお話を承ってる最中ですので。このままでいきますと予定よりも1時間位伸びることになると思います。申し訳ございませんが続けさせて頂きます。では柳沼部長、お願い致します。
柳沼:
はい、では引き続き皆さんからのご質問についてお答えしていきます。補助金の関係は先程社長の方から説明がありましたので割愛させて頂きます。『債務超過は解消されていないが、財務体質改善の具体的なスケジュールはあるか?』。まず強化計画に、最大の問題点は債務超過であるとはっきり明言しています。けれども、このファイブステップの中で債務超過を何としても解消したいと思っております。財務体質の改善はまず債務超過を解消して、その次の段階でいろいろな選択肢があります。すでにそういうことも考えております。あとはそのタイミング。時期はいろいろな相手先等がありますので、検討議論をしながら財務体質改善の具体的スケジュールを組んでいくというように考えております。次に『ユースチームの管理費の内容について教えてください』ということですね。管理費っていうのは、合宿費、練習施設、遠征費、リース料、出張の旅費、通信費、電話料金、水道光熱費、修繕費、車の修繕、税金、保険料、消耗品、減価償却費、会議費、医療、医薬品等々大体20項目位あります。それで合計が1億円程になっております。それから『U-12,15の入団基準を教えてください』。これは監督、コーチでないと分からないと思うんですが、基本的にやはりそのレベルでの基本技術を身につけていらっしゃるかどうかということだと思います。次は『累積債務の解消に向け、整理、道筋はないのか』。先程申し上げましたように、まずは債務超過解消。自助努力で債務超過を解消しましたと言わない限り、おそらく誰も相手にしてくれないと考えております。ですからまず債務超過を解消したのちいろいろな財務改善の手続きについて議論、相談していきたいと思っております。次はHPに関して『オフィシャルHPはおもしろくない』と。ごめんなさい。実は去年暮れから変えようかという話もあったんですが、事務所の移転がからんでました。オフィシャルHPのサーバーは、去年凸版さんの事務所の方にあったんです。それでいろいろな手続き、作業その他、支障制約等がありました。今回事務所移転に伴って、今の事務所にサーバーを持ってきました。それだけでも100万、200万近くのコストが掛かっております。HPについては一段落してから良くしていこうと思っております。もうちょっとお時間ください。何せHP担当が広報兼任で、今Jヴィレッジに行ったり鹿児島行ったりしているので中断しております、すいません。それから『土曜夜と日曜日の試合を増やして欲しい』。そうですね、まだ北海道は週休2日制よりも、お仕事の方があるというのは重々クラブとしても分かっております。ただ何分札幌だけがこうしたいと決まるものではなく、なおかつJリーグは基本的に土曜開催を基本スタンスにしております。土曜日の場合、例えば夜になるとTVがつきません。民放の地上波中継はまず無理。土曜夜のゴールデンタイムはコンサドーレの為に空けてくれません。従いまして土曜日の場合、そういういろいろな関係からデイゲームという形に成らざるを得ないと考えております。それから『大人のサッカー教室を開催して欲しい』。以前もそういうご提案があったと思います。出来ればやりたい。ですけど現状育成普及部のスタッフは常にU-18やU-15の子供達を持っています。ジュニアサッカースクールという幼稚園、小学校低学年の担当スタッフは今、平日は札幌の子供達を、土日は地方の212市町村の育成と飛び回っているのが現状です。現状のスタッフでは、シーズン中、大人の皆さんのサッカー教室まで開催出来るマンパワーが無く、人を増やすしかないのかなと。ただこういう要望があるのは以前からお聞きしてますし、おもしろいと考えています。次、スタジアムについて。『室蘭、函館以外の場所でも公式戦をやって欲しい』というご意見等がありますが、ごめんなさい。観客席が1万5,000以上だとか、そういうJリーグ規定があります。室蘭と函館については札幌の特殊事情でやむなくJリーグに認めて頂いてるというのが現状です。従って室蘭、函館よりも小さいキャパ及び本部席や本部室などいろいろな施設完備がされてない施設での公式戦はかなり厳しいと言わざるをえません。96年、97年はJFLでしたので旭川、帯広、釧路も出来ましたけども、J1J2では公式戦は難しい。そういう意味では、去年あった帯広でのマリノスとの練習試合だと可能かとは思います。これも相手あっての話ですが、機会があれば練習試合も面白いとは思っております。それから『ファンクラブ専用の優先入場窓口の設置はどうでしょうか?』と。これも社内で以前から要望があるということで運営部が検討をした経緯があります。ただ、別の入口を設けるとスタッフやアルバイトを配置しないといけない。コストアップの要因があり、前回は見送られた経緯にあります。そういう要望があるということは引き続き運営に伝えたいと思います。それから『厚別で横断幕をトラックに張れるように出来ないだろうか』というご意見です。トラックというのはおそらくあの茶色の走るところですよね。ゴール裏の場合は確か真下が天然芝なので、そこは大丈夫だとは思うんです。しかしトラックは厚別の場合、札幌市の公園管理課さんの管理部分でして、走行路にガムテなど張ることは遠慮してくださいという話が確かあったような記憶があります。うろ覚えで申し訳ございません。この件についてはまた運営部に確認をしたいと思います。『室蘭、函館競技場の座席増設予定はどうか。厚別の競技場にオーロラビジョンは出来ないか』というご提案。これについては管理されている自治体の予算の問題だと思います。今のところそういうご予定があるとは聞いていません。ただ、室蘭さんがもしかすると少しずつ増設される可能性があるかとは思いますが、決定されてるかどうかは未確認です。次に『厚別ではペットボトル持込み禁止なのに、場内でペットボトルを渡してるのは疑問だ』というご意見です。厚別場内では確かキャップをはずしてお渡ししています。これはJリーグでも確認していることなんですが、販売業者さんとの関係もございまして、ペットボトルの販売をしたいと。その場合は最低限キャップを外す対応になっております。ですから基本的にはペットボトルを持ち込みされずに(持って来た場合には)入口でカップに移し替えて頂きたいと思います。それから『白い恋人サッカー練習場で、遠征に行く日はプレゼント、ファンサービスは断ってもいいでは。写真をねだるファンの行き過ぎはあると思います』等のご意見です。基本的には、ファンの皆さんサポーターの皆さんにはマナーを守って頂きたい。ただ一方で、去年まで(ファンサービスをせずに)クラブハウスの裏口から出る選手が何人かいたということも聞いております。それについては今年、特に管理部の村野部長からサポーター・ファンの皆さんを大事にすると。例えばサインを求められればサインをするとか、そういう基本的なことはプロ選手としてちゃんとしなさいと。社長が決起集会でつまらないことはするなという話をしましたけども、それに加えて管理部でもファンを大事にしなさいという指導をしております。そういう意味では出来る限りファンの皆さんへのサインとか写真には答えるようにさせたいと思いますし、一方でファンの皆さんの行き過ぎについてはなるべく差し控えて頂きたいと考えております。あと『厚別の食べ物をもう少し充実して欲しい』。これは業者さんが入っておりますので、ご要望があるということを運営部を通じて伝えたいと思います。あとご意見で『ファンサービスで駐車場までサポーターが入っていくなど、そんな行動が多いように見受けられる。注意してください』と。クラブハウスのマネージャーもしくは通常広報が帯同していますので、広報に伝えたいと思います。あとは『頑張って』とか、『コミュニケーションを大切に』というご意見を頂いております。一応ご質問ご提案についてはこれで終わらせて頂きます。先程もサポーターの方から試合会場の決定についてご質問があったんですが、最後に簡単に説明します。基本的に、札幌ドーム、厚別共にコンサドーレに優先権はないです。厚別については大体12月位に陸連さんと北海道サッカー協会さんが話し合って、サッカーの日や陸連さんの大会などと取られます。その後、道サッカー協会さんでアマチュアの日とコンサドーレの日と分けてもらっています。従ってコンサドーレがこの日欲しいということが出来ない状況になっております。ただ、道サッカー協会さんも陸連さんもコンサドーレに対しては大変理解をして頂いておりまして、なるべく使えるようご配慮は従来からして頂いております。ですが札幌ドームはプロ野球が1年前位から日程が決まって、最初に押さえられてしまいます。先程松野からも話がありましたけれど、日ハムさんの試合が入っていない祝日や土日でも、パリーグの雨天順延予定日というのが設定されています。今年で言えば9月23日。日ハムさんだけじゃなくパリーグ全体の雨天順延の対象になってるということで、運営の方でも交渉したんですが残念ながらダメだったという経緯があります。まずスタジアムが使える使えないというのがある程度分かってから、1月下旬から末にかけてJリーグの日程、対戦相手が決まります。ですからなるべくドームではいいカードがあたりますようにと、我々実は手を合わせて祈っているんです。去年は対戦相手でお客さん来てくれるなという試合が函館に行ったり、室蘭に行ったりする。どことは言いませんけど、ドームでやったってお客さん入んないだろうなっていうところがどん!とあたると1万人という試合になっちゃうんですね。ここは実はクラブの経営上、非常に難しい問題。ベガルタ仙台さんのように基本的に仙台スタジアムが使えて、浦和レッズとかジュビロとか対戦カードでお客さんが入る試合を宮城スタジアム4万人のキャパで、という効率の良い運営が出来ないという状況があります。何でこの試合を地方でやるんだ?何でドームでやらないんだ?という疑問をお持ちの方もいらっしゃると思いますけれども、クラブとしては皆さんの気持ちと同じ。ドームでやりたい試合はドームでやりたい。だけど、カードが決まる前に会場が押さえられているということで、セッティングが出来ない現状になっております。
司会:
はい、どうもありがとうございました。その他にもご質問多々あるとは思いますが、時間もかなり押しております。最後に長島さんから先程のビラの件で。前に出て頂いた方がいいですか?長島さんを中心にということだったんで、この場でもし参加される方があったら募って頂いて、会が終わった後でも打ち合わせをして頂く為にこの場で挙手して頂くなりなんなり。
長島:
もう時間も遅いですし、観たいテレビがある方もいらっしゃるかもしれません。でも先程大きな拍手を頂いたので、一人や二人の拍手じゃなかったと思いますし。昨年同様でしたら社長もお時間取れましたらチラシ配りを。確か昨年は門脇常務もお越しくださいましたよね。持ち株会の伊藤理事もお見えでしたよね。そのような方々をお願い出来ますでしょうか?今日はこちら高い方にいますけれども、とりあえず予定は昨年同様、ドームのホーム開幕一週間前の3月6日。(壇上のHFC来賓に向かって)占有許可をお願いできますよね?(HFCが頷いて了承)はい、お願いします。お時間は?(柳沼氏らと相談)
司会:
お時間その他まだ決まらないようですので。今日賛同された方、長島さんに連絡先とお名前だけ伝えて帰ってください。宜しくお願いします。三谷さん。いいですか?次、お願いします。
三谷:
皆さんこんばんは、という時間になってしまったんですけれど、手短にお話します。長い間ご苦労様です。それと主催者の方々、本当に今日はありがとうございました。私、実は昨年の11月末からHFCに入りまして、まだ試用期間ではございますがポジションが今営業です。営業でお願いをすることといえば、ただ一つということなんですが、二つお願いがございます。先程サポーターの方から非常にありがたいお話があった。(HFCには)スポンサーさん、それからもちろんサポーターの皆さん、二つのお客様があるんですけれども、そのうちのスポンサーさんは我々を見てくれていると思いきや皆さんを見ています。そういうスポンサーさんは何を求めているのか。社会人の方々が大勢いらっしゃいますので分かると思うんですけれども、会社の中でスポンサーという稟議、決裁をつける為にはそれなりの資料を用意しなきゃならない。それで、その資料を持って上を説得してはじめてスポンサー料なるものが捻出される訳です。そこ(資料)で一番スポンサーさんが求めてるのは、やはり皆さん消費者の声なんですよ。スポンサーさんが求めてるのは消費者の声ですので、例えばお店ですと「お店に対してのサービスはいかがですか?」というような形で書いている紙(アンケート)があると思うんですが、一声かけてじゃないですけれど「コンサドーレのサポーターです。スポンサーになってくれてありがとう」というような主旨のことを書き添えて頂ければと。スポンサーさんの担当者の中にもサポの方が大勢います。スポンサーを続けたいと思っている方がたくさんいらっしゃいますので、それがその方達の資料になります。どことは言いませんけれども、他へスポンサー料をかけて一般消費者にぶつけるよりも、同じお金を払うんであればコンサドーレのスポンサーになるとこれだけリアクションあるんですよと。営業がこんなこと言って、皆さんに(お願い)するのも何なんですけれども、しいてはそれが来年のスポンサー料継続になりますし、一つそういう後方支援、ぜひ宜しくお願い致します。それともう一点。消費者として、私共の商品を直接買って頂く。これは何かと言うと、一番大きいのがチケットなんです。先程申し上げました通り、2月9日がフルシーズンチケット(の締め切り)と書いておりますけれども、2月22日ドーム(シーズンチケット)と同じ日までひっぱります。入って来たところにチケットの申込書がございますので帰りがけに。それ以降も開幕直前までファンクラブ受付で継続しようかなという計画もありますが、まだお買い求めでない方は申込書にご記入頂いてシーズンチケット、出来ればフルシーズンチケットをお願い致します。お願いばっかりで申し訳ないんですけれども、一つ宜しくお願い致します。(会場拍手)
司会:
はい、ありがとうございました。それでは最後に恒例になりましたコンサドーレコールを石森さん、申し訳ありませんが宜しくお願い致します。トラメガをお持ちください。そこでやります?
柳沼:
石森、前来いよ、前。
石森:
今年はやらないって言って・・・。(と前へ。会場笑い)
司会:
えー、ご起立お願い致します。
石森:
皆さん、日本代表を観たいと思いますが。ここまでお付き合い頂きましてありがとうございました。改めて今日のサポーターズ集会をしてくれました主催者の皆さんに拍手を。(会場拍手)それから、このサポーターズ集会にご出席頂き、ほんとにフランクにオープンに話してくださいましたHFCの佐々木社長以下、皆さんに拍手を。(会場拍手)僕はアウェイのサポーターとして何年かまわってきたんですけれど、こういうふうにサポーターとフロントがオープンに話し合うチームって他にありません。あるとしたら川崎ぐらいです。川崎でもこんな規模でやっていません。それを誇りに思ってください。こういう集会が開かれるってことは僕達の誇りだし、僕達がずっと続けていかなきゃならないことだと思ってます。ぜひこれからも10年、20年ずーっと続けて行きましょう。そういう意味と今年ステップファイブのなるべく上までいけるように期待を込めて、コンサドーレコールをしたいと思います。いいですか?(会場に向かって)コンサドーレ!(会場から)ちゃちゃっちゃちゃっちゃ(会場中から)コンサドーレ!ちゃちゃっちゃちゃっちゃ(計6回コール)ありがとうございましたー。(会場拍手)
司会:
どうもありがとうございました。拙い司会でしたが、皆さん、協力どうもありがとうございました。
(19:30閉会)