Jリーグは、この日、ウィル選手の暴力事件に関しての処分内容を発表した。内容は以下の通り。
クラブに対する処分
- クラブの選手管理体制に問題があったこと、およびJリーグへの報告が遅れたことに対し、コンサドーレ札幌に対してけん責処分を科す。
- 選手に対する処分
- ウィル選手に対しては、コンサドーレ札幌の処分を適切と認め、同選手に対して直接Jリーグとしての処分を科さないこととする。
この件は、ウィル選手が札幌の飲食店で女性に怪我を負わせたというもの。ただ、事件の詳細が公になっておらず詳しいことは不明。上記処分内容は、この件に関してのJリーグへの報告が遅れたことにたいして、クラブ側に処分を果たし、ウィル選手には、クラブ側から既に処分が行われているので、Jリーグとしては特に処分は行わないということ。ちなみにクラブ側が施した処分とは、100万円の罰金、今後の行動に関する誓約書の提出、ボランティア活動として札幌市内の児童会館を訪問を行うなど。
また今回の事件を受けて、HFCは選手らに日頃の行動に注意を促す文書を作成配布。年間の選手研修・育成プランの作成、選手行動基準の制定など、再発防止のための対策をとることにしている。以下、この処分を受けて発表された佐々木利幸HFC社長のコメント。
株式会社北海道フットボールクラブ 代表取締役 佐々木利幸
『この度のJリーグ裁定については、これを厳粛に受け止め再発の防止と、これによって失われた信頼回復のために全社一丸となって努力してまいる所存です。なお、私共にとっては、今回の反省を今後にどのように生かしていくかについては、地域に根ざし地域に活力をもたらすために、私共が何すべきかを原点に立ち返って考えることが必要であると思っております。本日からその第一歩のつもりで取り組みたいと考えますので、よろしくお願いいたします。』