カタールのドーハで開催されていたU-20アジアユース選手権はこの日、大会最終日の決勝戦を迎えた。この大会は来年の世界ユース選手権の予選もかねており、ベスト4のチームまで出場権が与えられる。大会は4カ国づつ3つのグループにわけられリーグ戦を行い、各グループ上位2位チームと3位チームの中から成績のよい2チームの計8カ国が決勝トーナメントに進出。準決勝まで勝ち残れば、世界ユースの出場権獲得となる。
世界ユース選手権への出場権確保を最低限の目標に大会に挑んだU-19日本代表には、コンサドーレ札幌から今野泰幸選手が選出されて参加している。グループリーグ初戦は、優勝候補でもある地元の強豪サウジアラビア。試合は先制されるも、この試合キャプテンマークを腕に巻いて試合に望んだ今野選手が、ミドルシュートで同点に追い付くと、そのまま逆転に成功。2-1で大事な初戦をものにした。これで勢いに乗った日本代表は、グループリーグを3戦全勝、B組1位で決勝トーナメント進出をきめた。
決勝トーナメント1回戦でC組2位のUAEをやぶって、世界ユースの出場権確定。準決勝でウズベキスタン(A組2位)もくだし、優勝をかけてこの日の韓国(A組1位)との決勝戦にのぞんだ。3年連続の決勝戦に駒をすすめた日本だったが、過去2回はいずれも準優勝。優勝を狙っての決勝戦は、90分間で決着がつかずゴールデンゴール方式の延長戦へ。延長前半6分、ゴールをやぶられたのは日本の方。このゴールデンゴールで試合終了。日本は3大会連続の準優勝となった。
同日開催された3位決定戦は、サウジアラビア(B組2位)が、ウズベキスタンをくだし、3位を獲得。ベスト4に残った日本、韓国、サウジ、ウズベクの4カ国に、来年の世界ユース選手権開催国であるUAEの五カ国がアジアから参加する。
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