柱谷哲二監督がシーズン途中で解任

この日、HFCは柱谷哲二監督を解任したことを発表した。今年のJ1リーグは、W杯による中断前までに7試合を消化。この間、コンサドーレ札幌はわずか1勝しかあげられず16チーム中最下位に沈んでいる。フロントはこの中断期間を利用してチーム改造に着手、すでに、オフに獲得した新外国人選手二人を解雇。そしてこの日、柱谷監督の解雇に踏み切った。コンサドーレにとってシーズン途中での監督交代は、98年秋に解雇されたフェルナンデス監督以来、二度目。
今後は新たに新監督を迎える予定。それまで、張外龍コーチが監督代行する。
柱谷監督の成績:J1リーグ戦1勝6敗、ナビスコカップ1勝3敗2引分け。以下、発表されたHFC社長の公式コメント。

■株式会社北海道フットボールクラブ社長 田中良明
『昨日(6/3)付けで柱谷哲二氏を解任いたしました。解任の理由は成績不振によるものです。目標であるJ1残留を果たすため、クラブとしてはW杯による中断期間を活用し、最大限の努力をしなければなりません。その一つが外国人選手の補強であり、もう一つが指導体制をどうするか?という問題でした。柱谷氏の続投も含め、いくつかの選択肢があり、内部での議論も尽くしましたが、新監督を招聘するという結論に達しました。新監督が決定するまでは、張コーチに代行という形で指揮をとってもらうこととなります。今シーズンの成績に関して言えば、柱谷氏ひとりの責任ではなく、フロントの責任でもあります。また、若手選手を登用し、その才能を発揮させてくれたという点など、高く評価できる面もあります。しかし、チームのおかれた状況を考えると、今回の決断をせざるを得ませんでした。柱谷氏については、今後も日本サッカー界においての活躍を期待しております。これからはJ1残留に向けて、チーム一丸となり全力を尽くして戦っていく所存です。これまでにも増して、皆様方のご声援を宜しくお願いいたします。』

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