J1リーグがW杯を控える日本代表のために一ヶ月早く中断期間に入ったのを利用して、この日からナビスコカップが開幕した。今年はW杯による長い中断が入るためJリーグの試合日程は全体に厳しいものとなっている。とりわけJ1より年間試合数の多いJ2は厳しく、このため、今年のナビスコカップはJ1クラブのみで行われることになった。
J1の16クラブが、4チームづつに分かれてホーム&アウェイのリーグ戦を行い、各グループ上位2チームが決勝トーナメント進出となる。コンサドーレは、ベガルタ仙台、柏レイソル、ジュビロ磐田と同じグループA。中断までのリーグ戦7試合の結果は1勝6敗で最下位に沈んだ札幌、代表に選手がとられたチームが相手とはいえ、どこまで立て直せるかが見所。とはいえ、札幌も今オフの補強外国人選手に見切りをつけて選手起用からはずす上にビジュ選手は手術で欠場。若手の主力3人が各世代の代表の試合に参加のため、ナビスコカップ途中からは出場しないとあっては、状況は主力を代表合宿にとられたチームと同じような状態。
そんな中でこの日、アウェイ柏の葉競技場で柏レイソルとの試合を迎えた。試合の方は、攻める柏に防戦一方になった札幌といった展開で時間がすぎる。後半PKを相手に与える最大のピンチもGK佐藤のファインセーブで阻止したのだが、後半30分、ついに相手に先制点を献上。このまま、盛り返せず、試合終了。ナビスコ初戦は黒星となった。
ナビスコカップのグループリーグ戦は5月12日まで続く。