【このページに載っているFAQ項目】
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基本ルール
- サッカーのルールはと聞かれたら、手を使わずに、足でボールを扱って相手のゴールにボールを運ぶゲームと答えるでしょう。その通りです。英語でも”football(足のボール)”というくらいですから、足でボールを扱うスポーツです。でも、厳密には、ルールブックによれば、足でボールを扱うスポーツなのではなく、手以外でボールを扱うスポーツなのです。足以外の、頭や胸、肩や腹、はては背中まで、手以外の体のパーツを全て使ってするのがサッカーなのです。きっと、足だけしか使わないスポーツだったら、これほどおもしろいスポーツにはならなかったでしょう。
- サッカーのルールは全部で17条でできているのですが、これはスポーツのルールとしては、少ない方です。このシンプルで、わかりやすさが、サッカーが世界中で普及している一番の要因だと思います。
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17条のルール
- サッカーのルールは以下の17条で構成されています。
- 第 1条:競技のフィールド
- 第 2条:ボール
- 第 3条:競技者の数
- 第 4条:競技者の用具
- 第 5条:主審
- 第 6条:副審
- 第 7条:試合時間
- 第 8条:プレーの開始および再開
- 第 9条:インプレーおよびアウトオブプレー
- 第10条:得点の方法
- 第11条:オフサイド
- 第12条:反則と不正行為
- 第13条:フリーキック
- 第14条:ペナルティーキック
- 第15条:スローイン
- 第16条:ゴールキック
- 第17条:コーナーキック
- サッカーのルールは以下の17条で構成されています。
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プレイヤーの数
- サッカーのプレイヤーの数は、ルールで決められていて1チーム最高11人のプレイヤーがピッチに立つことが出来ます。この数から、サッカーの選手のことをイレブンと呼ぶのは、別段説明する必要もない常識ですね。
- それでは、最低というものあるのでしょうか。一般には、7名未満では試合が成立しません。キックオフ前から足りない場合、怪我や退場により一方のチームの選手が7名未満になってしまった試合は無効試合となるのが原則です。ただし、大会によって、事前の打ち合わせによって最低人数が異なっている場合にはこの限りではありません。
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反則の分類と直接・間接FK
- サッカーのゲーム中に反則を犯すと、相手チームにフリーキック(FK)が与えられます。選手が反則を犯すと、主審によりプレーが止められて、ピッチの中にボールを置いてキックにより再スタートするプレーのことです。
- このFKには、直接FKと、間接FKという2種類のFKがあります。直接FKとは、ボールを蹴る選手が直接ゴールに得点できるFKのことで、逆に間接FKは、ボールを蹴る選手が直接ゴールに得点できないFKです。つまり蹴ったボールが他の選手(敵でも味方でもOK)に触れないと得点は認められません。間接FKが直接ゴールに入った時は、ボールが外にでたということで、敵側のゴールキックでプレーを再開されます。
- 直接FKのうち、自陣のペナルティーエリア内で直接FK相当の反則を犯した場合は、相手チームにペナルティーキックが与えられます。
- 直接FKか間接FKかを見分けるには、主審のジェスチャーを見ていればわかります。間接FKの時は、主審が片手をまっすぐ上に上げています。この手は、選手が間接FKを蹴った後、他の選手がこのボールに触れるまであげていることになっています。
- 直接FKになる反則:以下の9つの反則には直接FKが与えられます。反則の程度によっては、イエロカード(警告)やレッドカード(退場)が出されることがあります。
- キッキング(相手を蹴る)
- トリッピング(相手をひっかける)
- ファウルチャージ(乱暴で危険なチャージ)
- ジャンピングアット(相手に飛びかかる)
- バックチャージ(後ろからのチャージ)
- ストライキング(相手を打つ、殴る)
- ハンドリング(ボールを手、腕で扱う)
- ホールディング(相手をおさえる、つかまえる)
- プッシング(相手を押す)
- 間接FKになる反則::以下の5つの反則は間接FKが与えられます。反則の程度によっては、イエロカード(警告)やレッドカード(退場)が出されることがあります。
- 主審が危険とみなすプレー(例:ハイキック;選手が多くいる中で足を高くあげてプレーする、他の選手に当たらなくても危険なプレーと見なされます)
- ボールがないところでのチャージ(正当なチャージであっても、ボールにプレーする意志のないチャージをすると反則と見なされます)
- オブストラクション(ボールをプレーしていないのに、相手の進路妨害すること)
- ゴールキーパーへの不当なチャージ (ただし、ゴールキーパーがボールを持っているとき、相手を妨害しているとき、自陣のゴールエリアの外にいるときは除く)[※昔あったキーパーチャージ(キーパーはペナルティエリア内では保護されるため、ほんのちょっと接触しただけでも反則となった)という反則は現在ではありません]
- ゴールキーパーのペナルティエリア内でのファウル(6秒ルールを越えた時、バックパスを手で受けたときなど)
- 上記のようなプレー中の反則以外に、以下のような行為には、イエロカード(警告)やレッドカード(退場)が出されることがあります。
- 警告になる行為
- 未許可の交代や復帰(主審の許しを得ないでピッチの外に出たり入ったりする、事故や負傷の場合はOK)
- ファウルの繰り返し
- 主審の判定に抗議する
- 非紳士的行為
- 退場になる反則
- 著しく不正な行為
- 乱暴な行為
- 口汚い侮辱的発言
- 2度目の警告
- 警告になる行為
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サッカーボールがラインを越えるというのは
- サッカーの試合で、よく、ゴールバーにあたって、跳ね返ったボールを、ゴールしたかどうかでもめるシーンをよく見たことがあると思います。サッカーの場合、ボールが外に出た、ラインを越えたの判断が、他の球技に比べ若干思い描くものと異なっています。
- 右に、ゴールライン上にボールがある図が書いてありす。黄色いボールが、まだ出てないもの(インプレー)、青いボールが出たものです(アウトプレー)。サッカーの場合、ラインにボールが少しっでもかかっていれば、それはインプレーとして扱われます(すなわち出ていないということ)。ライン上はアウトとなるアメフトやバスケとは違います。また、半分以上かかっていれば、などということはありません。
- これは空中にある状態でも同様です。サッカーの場合、ボールが風によって押し戻されたり、あるいは選手がボールを曲げて蹴ったりするため、空中でもピッチの外に出ることがあります。この場合、ラインを垂直に空中にのばし、そのラインより外に出たら、アウトとなります。外に出ても地面につくまでの空中にある間はインプレーのバスケとかとは違います。
- サッカーにおいて、ラインを越えた、外に出たという場合、サッカーボールそのものが、完全に出ていればいいわけで、プレイしている選手が、どの位置にいるかは関係ありません。そのため、選手が外にいて、ボールが中あるいはライン上にあって、プレーしている(ボールに触っている)場合でも、外に出たとは判断されません。
- 以上述べたようなルールが、ゴールの際にも適用されます。すなわち、サッカーでゴールインしたというのは、ゴールの所にあるラインを超えて、ボールが全て入った状態でなければ、ゴールは認められません。空中に合っても同様です。
- ゴールポストやバーにあたって、跳ね反ったボールが、ゴールライン上あたりにバウンドして、再びグラウンド側に飛び出したり、あるいは選手がけり出したりした時に、もめるのも、見た目、入ったかどうかが、見ている人の位置によって、微妙に変わってくるからです。