サッカーFAQ1 -用語基礎編-(2002年版)

【このページに載っているFAQ項目】

  1. ピッチの名称
  2. ゴール枠の名称
  3. ポジションの名称
  4. 審判の名称

  1. ピッチの名称
    • 草サッカーでは、どんな大きさでもピッチが四角くなくても出来ますが、正規のルール(FIFA提唱)では、決まった大きさというものがあります。またピッチに描く線や形・大きさも決められています。もちろんそれぞれのラインやエリアに名称がついています。
    • 正しいルールでは、グラウンドのサイズは縦が90〜120m、横が45〜90m、縦の長さが横の長さより長い長方形でなければなりません。国際試合の場合は、縦100m〜110m以下、横64m〜横75m以下となっています。さらにワールドカップ、オリンピック、日本国内での国際試合、国体等の全国的規模の大会では、縦105m、横68mの大きさで行われています。
    • ピッチに描かれているラインの名称は以下の通り

  2. ゴール枠の名称
    • ゴール枠の大きさは、サッカーのルールで決められており、8フィート(高さ2.44m)×8ヤード(幅7.32m)です。それぞれの枠木にも名前が付いており、地面から垂直に立っている部分がゴールポスト(ポスト)と呼ばれ、左右のゴールポストを地面と平行に結んでいる部分をクロスバー(バー)と呼びます。
    • 観戦記やラジオなどで、“シュートがポストを直撃した”や“決定的なシュートを打たれたが、バーに助けられた”などという表現があった場合、どこにボールが当たったのか、これで理解できますね。
    • あと、ゴールの直前のエリア(ゴールエリアのあたり)のことをゴールマウスと呼んだりします。日本だと、ゴールの枠のことをゴールマウスと呼んだりもしますが、間違った用法のようですね。

  3. ポジションの名称
    • サッカーのルール上は、ボールを手で扱うことの出来るゴールキーパーと、その他のプレイヤーの二種類しかありません。しかしながら、実際は、ピッチ上でプレーする選手には、いろんなタイプがあり、それぞれの位置や仕事内容につけられたポジション名というものがあります。これらのポジション名を理解しておくとさらにサッカーを楽しく観戦することが出来ます。
    • このポジション名については、サッカーFAQ/ポジション編に概説しましたので、そちらを参照して下さい。

  4. 審判の名称
    • サッカーの試合は審判がさばきます。実際の試合では複数の審判(オフィシャル)によりジャッジされます。それぞれの審判の働きと名称を概説します。
    • 主審(しゅしん):レフリーと呼ばれ、ピッチ上に一人、試合をコントロールしている審判のことです。試合では主審の判断が絶対で、例え、副審がオフサイドの旗を揚げても、主審がそうではないと判断したら、それはオフサイドではありません。これは、副審がファールがあったと判断して旗を揚げてアピールするときも同様で、主審がファウルではないと判断したら、ファウルはとられません。副審はあくまで、主審の補佐役ですので、主審が笛を吹くまでは、副審がどのようなジャッジをしていてもそれはオフサイドでもないし、ファウルでもないのです。
    • 副審(ふくしん):試合では、二人の副審がおり、ピッチライン際にいてオフサイドを判定したり、主審を補佐する働きをしています。昔はラインズマン(線審)と呼ばれていましたが、女性審判の登場で不適切という意見があがったため(というのが一番大きな理由だったと思う)、最近ではアシスタントレフェリー(副審)と呼ばれるようになりました。試合では、通常二人の副審がいますが、それぞれ、第1副審、第2副審と呼ばれています。主審に何かあって退場した場合、第一副審が主審を務めます。そして第二副審が第一副審になり、予備審が第二副審になります。
    • 予備審(よびしん):大きな大会などの公式戦では、上記三人の審判の他に、予備審判(4thオフィシャル)がいます。三人の審判に何かあったときのための予備という意味の予備審なのですが、他にも、選手交代の段取りをしたり、ロスタイムの表示など、いろいろ仕事があります。

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