札幌ドーム効果でクラブ年間観客動員数記録など大きく更新

この日、2001年J1リーグのリーグ戦日程が終了したが、今季のコンサドーレ札幌のホームゲーム観客動員数は、厚別競技場の二倍のキャパシティを誇る札幌ドームが開業したこともあり、大きく伸び、軒並みクラブ記録を更新した。クラブ史上年間観客数総数が初めて30万人台の大台に乗ったのを始め、一試合平均観客数も2万人を突破。1試合観客動員数の記録はスタジアムが新設されたこともあり、これまでの記録の二倍となった。

【今季の観客動員に関する主な記録】

  • シーズンのべ観客動員数クラブ記録更新:333,425人
  • 1試合平均観客動員数クラブ記録更新:22,228人
  • 1試合観客動員数クラブ記録更新:39,319人(1st第15節横浜Fマリノス戦)
  • ホームゲーム前売りチケット完売最短時間更新:2時間半(1st第15節横浜Fマリノス戦)
  • ホームゲーム前売りチケット連続完売(当日券無し)記録更新:3試合
  • ホームゲーム累積観客数100万人に到達(1st第15節横浜Fマリノス戦)

今季は来年のW杯を控え、全国的に新スタジアムがオープンしたこともあり、札幌だけでなく、Jリーグ全体で観客動員数がのびた。もちろん、札幌はその伸びに大きく寄与している。そして、その動員数は大ブームとなったJリーグ開幕当初に匹敵する。その中でも特筆すべきは、浦和レッズの一試合平均観客数と、埼玉スタジアムでのこけら落としの試合で記録した一試合観客数のの二つが、Jリーグ記録を8年ぶりに更新したことであろう(これまでの記録は一試合平均が、初年度の川崎ヴェルディが記録した25235人。一試合最多はJリーグ開幕戦となった国立での横浜マリノス-川崎ヴェルディ戦)。またJ2では、新潟が昨年の浦和の年間観客総数記録を更新。試合数が異なるため、一試合平均では浦和が16,923人(2000年J2)の記録を保持している。新潟は新スタジアムビッグスワンのこけら落としの試合でJ2初の3万人以上の観客数を記録している。

【今季のJ1、J2の観客動員数上位(30万人以上)】年間総数(一試合当たりの平均)

  • 1位:浦和レッズ:400,799人(26,720人)一試合平均はJ1(旧Jリーグ含む)記録更新
  • 2位:鹿島アントラーズ:336,337人(22,425人)
  • 3位:FC東京:334,698人(22,313人)
  • 4位:コンサドーレ札幌:333,425人(22,228人)
  • 5位:横浜Fマリノス:308,924人(20,595人)
  • 平均:248,220人(16,548人)
  • 1位:アルビレックス新潟:366,500人(16,659人)年間総数はJ2記録更新
  • 2位:ベガルタ仙台:308,243人(14,011人)
  • 平均:125,466人(5,703人)

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