文/コンサゴール販売促進部長・中村智嗣、写真/大熊洋一
今日のお相手はJリーグ最強のチーム(この称号はとりあえず貸してくことにしましょう)、ジュビロ磐田。1STステージでは後1分で大金星を逃したあの相手。いよいよリベンジの時が来ましたぞ!この世界では「たら・れば」はタブーでありますが、一言だけ言わせて頂きます!
「あの試合に勝っていれば、2ND開幕4連敗は無かったかもしれないのに~~」
失礼しました m(_ _)m
さて、いつもの様に早朝7時ごろに厚別の第2ゲートに到着。普段は誰も居ないのだが今回は違った。既に2名ほど来て座っていた。おまけに『開かずの3ゲート』も開くらしい。弾幕掲出レースのエントリー者は第2・4ゲートに終結して準備は完了。あとは開場時間(12:00)を待つばかり。
かく言う自分もその一人であり、「韋駄天 和波智弘」弾幕を湘南サポーターから譲渡されて管理している。2M×10Mの大きさで重さが約9Kほどある代物なので持って走るのはかなり大変である。 まあ、それでも走らなくては行けないのだけど・・・
そんなこんなで開場時間になり、弾幕所有者は一斉に走り出す。いつもの場所に向かって・・・。息を切らしながら到着してほど良く待つと、いつものお隣さん方と共同で掲出作業を開始。前節の広島戦は弾幕同士の間に隙間がかなり多く見かけられた。開幕以来いつもの場所に掲出している弾幕が次々と賑やかにスタンドを飾っていく。
その折、こんな話を聞いた。和波弾幕が無かったせいで周囲の掲出者が困っていたと言う内容だった。確かにいつもの場所にいつもの弾幕が無いと違和感があるのだろう。しかし、あの日は勤務発令が出てしまい、どうしても休めなかったので張れなかったのだ。あのサイズでは人に頼んで掲出してもらうのも気が引ける。サイズがサイズだけにね・・・。
こうして試合が始まった。メンバーはこんな感じ。
<札幌>
GK 佐藤 DF 森・古川・大森
MF 田渕・ビジュ・アダウト・森下・今野
FW 堀井・ウィル
<磐田>
GK 大神 DF 鈴木・田中・大岩
MF 西・福西・服部・奥・藤田
FW 清水・中山
試合が始まって押し気味に試合を進めていくのだが、磐田の最終ラインをどうしても突破できない。札幌の選手が進攻してくる時には既にDFラインが出来あがっているのだった。その人数は3バックのはずだが4~5人はいるような感じだった。それでいて攻撃の人数が少ないわけではない。つまり攻守の切り替え・離合集散が速いと言うわけだ。札幌が攻めきれない間に前半も終わり掛けの44分、ゴール前の混戦の中で中山が押し込んで1-0。このまま前半を終えて折り返した。
後半も磐田のサッカー+審判の疑惑の判定で翻弄される。それにしても磐田の選手は動きが速くて正確だ。札幌のパスの受け渡しの瞬間をしっかりと狙ってくる。そしてファウルのもらい方も上手だ。展開のスピード・正確さも札幌よりは一段上のように見える。パスの交換の時、札幌の選手はパスをもらう時待ってもらうが磐田の選手は自ら動いてパスをもらう。この方が相手に取られる事が少ないようだ。事実、札幌はかなりパスを取られて印象だった。
何とかまずは同点に追いつきたい所だったが、76分金沢に追加点を許してしまう。磐田相手に2点のビハインドかきついと選手・サポーター共に考えていたのだろう。スタンド全体に重苦しい雰囲気が生まれてくる。しかしここはホーム・厚別だ。サポーターが更に力強い応援で雰囲気を一段と盛り上げる。苦しいときこそ力強い応援。これが札幌の応援だ。その期待(願い)に応えてようとベンチも動く。
52分:田渕→山瀬 64分:堀井→深川 72分:今野→野々村と立て続けに交代カードを切ってくる。
その成果が実ったのが試合終了間際の89分、ビジュが押し込んで1-2と追い上げる。その後セットプレーではGK佐藤も前線へ繰り出し、最後まであきらめない姿勢を我々に見せてくれた。しかし無常にも追いつく前に試合終了の笛が響く。1-2の「惜敗」、連勝も止まってしまった。
試合後、岡田監督は「いつかはジュビロを倒すチームを作りたい」と言う趣旨のコメントを残している。この言葉が現実のものになるよう、我々サポーターも頑張っていきたいものだ。まずはJ1残留、そして勝ち点39を目標に前進あるのみだ!
おしまい。
今季最後の厚別を真っ赤に染めたコンササポ | 当日券なし、アウェー側まで満席! |
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中山隊長がゴール裏で吠える | 気持ちのいい秋晴れ、観戦日和 |