この日、日本サッカー協会は9/24、25の両日に行われる日本代表候補トレーニングキャンプに招集するメンバー25名の中にコンサドーレ札幌から播戸竜二選手が選ばれたことを発表した。播戸選手がA代表候補に選ばれたのは初。なお、9/26にナビスコカップ準決勝を控えている鹿島、磐田、名古屋、横浜Mの選手らは招集されていない。
今回の代表候補合宿は、10月に実施されるヨーロッパ遠征に向けてのものであるが、この招集メンバーの中から代表が選ばれるわけではない。日本サッカー協会の広報は、トルシエ日本代表監督が、もう一度見たい選手、これまで見たいと思っていたがまだ見たことない選手を中心に選んだとコメントしているとおり、全体に若くフレッシュな顔ぶれとなっている。トルシエ日本代表監督は、歴代の代表監督に比べると代表・代表候補メンバーにかなり多くの選手を呼び、いろいろな試行錯誤を続けてきた。しかしながら、開催まで一年を切ったいま、来年のW杯での日本代表に関してはこれまで代表に選ばれてきたメンバーを中心に9割を選び、残る1割は代表経験の有無に関わらずその時点で調子のいい選手を選ぶとすでに明言している。勝負を束ねる者として、やはりラッキーボーイ的な選手がほしいということだと思われるが、1割ということはその枠は2~4人。かなりの激戦が予想される厳しく狭き門であるが、わずかな可能性でもある限りチャレンジするのがスポーツ選手。この日発表されたメンバーは、そんな感じのするぎらぎらした25名となっている。
日本代表ヨーロッパ遠征:
- ・10/4(木) 18:00 対 セネガル代表(フランス/ランス)
- ・10/7(日) 15:00 対 ナイジェリア代表(イギリス/サウザンプトン)