この日、日本サッカー協会から第81回天皇杯全日本サッカー選手権の日程ならびに組み合わせが発表された。全国から勝ち抜いてきたアマとプロ混合の一大トーナメント大会の天皇杯。大会にはシードチームとしてJ1の全16チーム(三回戦から登場)、さらにJ2の全12、JFLの上位2、総理大臣杯の上位2大学、高円宮杯全日本ユースの優勝チーム、都道府県代表47の計80チームが出場する。大会は11/25(日)開幕、年が明けて元旦に決勝戦を東京・国立競技場で行う。
コンサドーレ札幌は、三回戦から登場。12/9(日)に川崎フロンターレのブロックの勝者と。これに勝利するとFC東京のブロックの勝者と鳴門で4回戦を戦うことになっている。一方、北海道代表の道都大学は、一回戦で富山岩瀬でアローズ北陸(富山県代表)と当たる。
99年の大会から賞金大会となった天皇杯。天皇杯はJリーグではなく日本サッカー協会主催の大会であるため、そのこと自体は大変画期的なことであったのだが、Jリーグ主催のナビスコカップの賞金の約半分だった。日本国内のカップ戦の格付けとしては、天皇杯の方が上で、天皇杯の優勝チームは、翌年のアジアサッカー連盟(AFC)主催の国際大会アジアカップウイナーズカップに日本のカップ戦を制したチームとして出場できる。
今年は、この賞金が倍増されることがアナウンスされた。優勝賞金1億、準優勝5千万、三位2千万となり、ナビスコカップと同じ額まで引き上げられた。例年、シーズンオフにかぶるため、各クラブのモチベーション付けに苦労する同大会。賞金総額を上げることで、名実とも備えたカップ戦へしようという日本サッカー協会の意気込みが感じられる。