【このページに載っているFAQ項目】
- コンサってどんな試合をするの(96年)?
- コンサってどんな試合をするの(97年)?
- コンサってどんな試合をするの(98年)?
- コンサってどんな試合をするの(99年)?
- コンサってどんな試合をするの(2000年)?
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コンサってどんな試合をするの(96年)?
- コンサドーレ札幌が、札幌に誕生した最初の年、高橋監督の元、JFLで一年間を戦いました。高橋監督が目指した戦術は、4−4−2。中盤はボランチを二人置く、アメリカW杯を制したブラジルと同じフォーメーションを目指しましたが、うまく機能せず、最終的にはボランチを一人にして中盤が菱形になるダイヤモンド型のフォーメーションへ変更になりました。
- 期待された年でしたが、最後まで得点力不足が解消されず、結局4位でシーズンを終えることになりました。
- 96年のコンサドーレの戦術に関する詳しい解説を、個人的に説明したものが『小話の部屋』にあります。97年JFLシーズン開幕前に、前年のコンサを振り返って書いたものです。
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コンサってどんな試合をするの(97年)?
- この年は新たにフェルナンデス監督を迎え、大幅な選手補強により、新コンサドーレに生まれかわりました。圧倒的な強さで、97年JFLを戦い、優勝、J昇格を決めました。戦術面で大きく変わったのは、フォーメーションを4−4−2から、3−5−2へ変更したこと。個人技に頼っていた面もありますが、攻撃陣が爆発して、とにかく強かったです。
- フェルナンデス監督のサッカーを一言で言うならば、攻撃的サッカーでしょうか。はっきりしたビジョンを持って、選手達を引っ張って行っているという印象がありました。フェルナンデス監督というか、軍曹に率いられた戦う集団、といった感じでしょうか。
- この年のコンサドーレの戦術に関する詳しい解説や、さまざまなテーマについて、個人的に説明したものが、『小話の部屋』にあります。
- 97年JFLシーズン開幕前に、今年のコンサを予想して、説明した戦術解析。
- 97年JFLシーズン中休みに、前半戦の戦い方を見て、説明した戦術解析。
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コンサってどんな試合をするの(98年)?
- 三年目のコンサドーレは、念願のJ昇格をはたし、ついにJリーグの舞台に立ちました。チームを率いるのは、前年に引き続きフェルナンデス監督。トップリーグでの活躍が期待されましたが、Jリーグの壁は予想以上に厚く、シーズン始めから苦戦が続きました。下位に低迷した成績を反映してか、チーム戦術やフォーメーション、ポジションなどがシーズン中に、良く変わりました。
- フェルナンデス監督は、DFの多い、3−5−2から、中盤の強い4−4−2へ、変更を試みました。これは、Jリーグの各チームの中盤が強いために、これに対抗するために、コンサも中盤を厚くして、互角に戦えるようにする意図があったためです。ところが反面薄くなったDFラインが破綻するということもおきたため、シーズン中に、3−5−2と、4−4−2の二つのフォーメーションの間を行ったり来たりするという事態に陥りました。
- この年は、シーズン終了後に二部リーグとの入れ替え戦が控えていたために、シーズン途中で、フェルナンデス監督が成績不振を理由に解雇されるなど、色々起きたコンサドーレです。
- この年のコンサドーレの戦術に関する詳しい解説や、さまざまなテーマについて、個人的に説明したものが、『小話の部屋』にあります
- 98年Jリーグ1stステージ終了後に書いた戦術解析。
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コンサってどんな試合をするの(99年)?
- J2に降格した札幌は心機一転、岡田武史監督を新たに迎え、再びトップリーグを目指して戦うことになりました。岡田監督が採用したフォーメーションは、4−4−2。また、DFラインをなるたけ高い位置に配置し、中盤をコンパクトに保つ、いわば、最近はやりの近代的なフォーメーション。カウンター攻撃に配慮しつつ、中盤を厚くし、攻撃的に行こうという意図が見えます。
- 代表監督まで務めた監督だけあって、最新のサッカー理論に基づいた近代的な戦術を採用しました。反面、この戦術は、各選手にこれまでに比べると、多くの役割が要求される傾向にあり、また、ピッチの11人全員が有機的に動く必要があるため、戦術のチームへの浸透に時間がかかりました。
- シーズン始めは、不振の続いたコンサでしたが、二回り目あたりから、調子が上向きになったようで、J2中休みの時には、優勝を狙える位置まで盛り返してきました。しかしながら結局最後まで二位内にはいることなく5位でシーズンを終えました。
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コンサってどんな試合をするの(2000年)?
- J2年目に突入した岡田監督は1年目の失敗をふまえチーム改造に乗り出します。他チームの戦力分析をした結果、各チームFW(攻撃陣)への補強が目立つことから、このシーズンを守備的に行くことに決めます。従来の4−4−2から、3−5−2へ変更。バックスを3バックにして、相手の二人のFWに対し、必ず一人DF陣が余るようにして、強固にすると共に、サイド攻撃を多用して攻撃を仕掛けることにしました。
- オフの時期に補強したエメルソン選手と播戸竜二選手が大爆発。俊足FWの活躍により、守備的なフォーメーションが一層輝くことになります。中盤にはゲームメーカーを置かない布陣でしたが、ボランチラインからあるいは大きく開いたウイングバックからサイドを起点に攻撃を仕掛け、これを快足FWにあわせるといった戦術が功を奏します。
- 99年シーズンでも失点の少なかった守備陣ですが、守備重視にしたこのシーズンはさらに固くなり40試合でわずか22失点。対する攻撃陣は71得点を上げ、快進撃を演出したのでした。
- J昇格を決めた97年といい、コンサドーレがJ昇格を決めるときは、なぜか守備的な3−5−2。まず守備ありきが、二部リーグでの戦い方なのでしょうか。