この日HFCは、アウミール・モライス・アンドラーデ選手の解雇を発表した。昨年J1昇格に向けて助っ人としてFC東京から移籍。中盤ならどこでもこなせる同選手は、昨年チームでただ一人リーグ戦全40試合に出場。豊富な運動量とキープ力が持ち味で、昨年コンサドーレが選んだ戦術、チーム全体に運動量が要求される前線からのプレッシングサッカーに貢献、中盤のダイナモとして活躍した。
反面、攻撃面では昨シーズンの1得点のみと物足りなさが感じられ、今季は本来のポジションであるトップ下と左サイドに若手が伸びてきたこともあり、HFCが新たな外国人選手の補強を考えた時に、Jリーグの外国人選手登録枠の制限(1チームに3人)にはじき出された格好。また新しい外国籍選手の獲得が正式に決まる前のこの時期に退団が発表されたのは、獲得の打診のあるJ2クラブの今季の補強可能期限が8月末といった事情もあるといわれている。
アウミール(アウミール・モライス・アンドラーデ):1973年5月11日生まれ、ブラジル出身。身長・体重:178cm/72kg。経歴:マツバラ(90)-アトレチコパラナエンセ(94)-大塚(95)-パルメイラス、ゴイアス(97)-アメリカ、大塚(98)-東京(99)-札幌(00)。出場記録:リーグ戦146試合出場19得点、カップ戦9試合出場0得点、天皇杯12試合出場6得点
■関連記事(ニュース):