コンサFAQ3 -スタジアム:札幌厚別編-(2001年版)

【このページに載っているFAQ項目】

  1. 札幌厚別競技場はどんな感じ?
  2. 札幌厚別競技場にはどう行けばいいの?
  3. 札幌厚別競技場にはどんな席種があるんですか?
  4. (札幌厚別席種)SS指定席ってどんな感じ?
  5. (札幌厚別席種)S指定席ってどんな感じ?
  6. (札幌厚別席種)A自由席ってどんな感じ?
  7. (札幌厚別席種)B自由席ってどんな感じ?
  8. (札幌厚別席種)熱烈サポーターゾーンて何?

  1. 札幌厚別競技場はどんな感じ?
    • はまなす国体のために作られた札幌厚別競技場は、札幌ドームが出来るまでは北海道で一番大きなスタジアムでした(20005人収容)。コンサドーレが誕生した96年からホームスタジアムとして使われ、数々の悲喜を見てきたスタジアムでもあります。
    • 観客席は、ピッチ(グラウンド)を囲んですり鉢状になっています。とはいえ、国立競技場みたいに、360度のすり鉢ではなく、四隅のコーナーが開いている開放的なすり鉢ではありますが。
    • スタンドの下の方は、距離的に一番グラウンドに近くなるので、選手などがよく見えます。そのかわり、全体の動きは見えにくいです。一方、スタンドの上の方は、距離的には離れてしまうのですが、テレビで見るように、グラウンド全体がよく見え、サッカーの戦術やチームとしての動きがよく見えます。追っかけの人達は下の方で、サッカー通の人達は上の方で見ることが多い?です(はっきり言っちゃっていいのかな?)。
    • どこの競技場でもそうですが、厚別もトイレがあまり多くありません。スタンドによってはハーフタイムにかなり混みます。
    • 厚別の場合、陸上のトラックがあるため、ゴール裏席(B自由席)は、最前列の席でもピッチからかなり離れています。
    • スタジアムのすぐ横に、広場のようになった芝のサブグラウンドがあり、試合後などにサポータがーボールを蹴ったりしています。このサブグラウンドは、開門前に長い行列が出来たときに、人を入れることがあり、時に、このサブグラウンドを一周するようなこともあります。
    • 厚別競技場については、チームの紹介ページ内にも説明した『札幌厚別競技場』のページがありますので、そちらをご参照下さい。

  2. 札幌厚別競技場にはどう行けばいいの?
    • 「やっぱり試合が生で見たい」と思ったら、スタジアムに行くしかありません。コンサドーレ札幌のホームスタジアムの厚別競技場に行くには、幾つかのルートがあります。一番ポピュラーなルートは、地下鉄の駅から行くこと。歩いていくのなら市営地下鉄東西線大谷地駅から、地下鉄の駅からバスに乗っていくのなら、新さっぽろ駅あるいは大谷地駅を利用するといいでしょう。
    • 注意点としては、自家用車で行くことはできません。元々小さい厚別競技場の駐車場は、試合開催日には、関係者用車両で一杯になりますので、一般の人は駐車場を利用することはできません。また、競技場周辺には、ガードマンが立ちますので、路上駐車もできません。基本的には公共機関(地下鉄とバス)を利用して行くことになります。
    • 厚別競技場への図解入りの道順については、チームの紹介ページ内の『札幌厚別競技場』のページに掲載してありますので、そちらをご参照下さい。

  3. 札幌厚別競技場にはどんな席種があるんですか?
    • 2001年のスタジアムの席種・席割りは、99、2000シーズンと同じです。現在の厚別の席種は、SS指定席、S指定席、A自由席、B自由席の四種で、席割りは以下の図のようになっています。チケットの値段は、2部リーグのJ2リーグにいた時に比べ、全体に高くなりました。
    • サッカー観戦をする場合、ホームチームの応援をする人の席と、アウェイチームの応援をする人の席は決まっています。メインスタンドからグラウンドを見て、左側がホームチームの応援団、右側がアウェイチームの応援団の席となります。これはどこの競技場でも、同じです。ちなみに何事にも例外がありまして、京都サンガのホーム西京極競技場はスタジアムの構造上、ホームアウェイが左右逆になっています。
    • また、左右でホームアウェイが区別されると行っても、スタジアムの真ん中からきっちり分かれているわけではありません。厚別の場合、他チームと地理的に離れているため、相手チームのサポ応援団が大挙してくることは少なく、アウェイ側のゴール裏スタンド席も中央部以外には、ほとんどがホームの人達が座っています。それほどアウェイ、ホームの違いを気にする必要はないでしょう。

  4. (札幌厚別)SS指定席ってどんな感じ?
    • SS指定席は、一番値段の高い席です。この席は、厚別のメインスタンドの席となります。メインスタンドはいうまでもなくスタジアム全体で一番良い席なわけで、貴賓席や記者席などはメインスタンド中央部、高い位置にあります。席は全てベンチとなっている椅子席です。また、メインスタンドの高い位置の席はスタジアムで一番高い席となります(値段ではなくて、高さが)。
    • だから、試合前の選手達の挨拶や、試合後のヒーローインタビューは、メインスタンド前で、メインスタンドに向かって行われます。さらに、スタジアム全体の広告版や、時間掲示、選手名一覧なども、メインスタンドにむけて設置されているため、よく見えます。さらに、選手達が登場するのは、メインスタンド下からですし、交代選手がアップをしたり、ベンチがあるのも、メインスタンド側です。
    • イベントなどがあっても、メインスタンド前で行われます。他の席からでは遠くて見えないことが多々あります。例えば、試合前に行われるコンサドールズの踊りなどがそうです。だから、何かイベントを見る目的なのであれば、SS席を購入するのがベストと思います。
    • この他、メインスタンドの中央部後方には小さいながら屋根がついていますので、雨や日ざしを避けることができます(ただし、屋根があるのは中央部のほんの一部で、ほとんどのSS席は覆われていません。だからあまり役には立たない屋根です)。テレビ中継などは、メインスタンド中央部の一番高いところ(屋根の上)にカメラを備えつけて行われるので、ふだんテレビで見ている感じで試合が見れる所でもあります。スタジアムで、選手紹介やヒーローインタビューなどの放送が入る場合、メインスタンドではほとんど聞けますが、他の席では、天候や状況によっては聞き取れないこともあります。
    • 次に短所も説明しておきましょう。メインスタンド席の一番の短所は、指定席であることです(長所でもあるのですが)。従って、自分の好きな席にかってに座ることはできません。良い席のチケットが取れればいいですが、(対戦カードにもよりますが)試合日直前などでは、メインスタンド中央部の席などは前売りの段階で売れてしまってまず残っていません(貴賓席や記者席の前にあたるど真ん中の中央部の席はシーズンチケット席に割り当てられています)。空席が目立つようであれば、そちらに移って見ることも出来ましょうが、最近の厚別では、SS指定席の販売率は結構良いようで、好きな席に移動するというのは、期待しない方が無難でしょう。また、椅子は一人一人が独立した椅子席なのですが、ちょっと幅が狭いです。体の大きな人にはきついと思います。
    • メインスタンドは、スタンド下裏手に、トイレがあるのですが、観客席の数に対して、絶対的に不足しています。従って、ハーフタイムにはかなり込み合います。不幸なことに、ハーフタイムが終わっても込んでいます。
    • メインスタンド側は、控え選手や監督、コーチが座るベンチが、グラウンドとの間に入りますので、位置によっては、メインスタンド側のライン際のプレーが見にくいといったことも上げられます(見えないと言っても、ほんの少しで、大して気になりませんが)。また、ピッチまでの距離が、バックスタンドに比べて離れています。短所はこんな所でしょうか。
    • あとアドバイスとしては、札幌厚別競技場の場合、メインスタンドでは絶対A列に座らないことです(チケットを買わないことです)。この席は、かなり前売りの販売状況が良いときなどに販売されるようですが、SS指定席が売りきれていて、ここしかチケットが残っていなくてもやめた方がいいです。厚別のメインスタンドのA列というのは、一番前(一番下)の席です。厚別のメインスタンドには、人が落ちないようにてすりがあるのですが、A列はてすりの横棒が視界に入ってしまって、ピッチの試合の様子がかなり見にくいです。
    • 未確認情報ですが、A列の席は実は早い段階での販売に割り当てられるという話もあります。コンサショップなどでは購入の際に大まかなブロックを指定できるのですが、ロッピーなどでは、指定できないようなので、指定席の購入には運不運がありますね。
    • ただし、A列はサッカーを観戦するにはかなり不向きな席であっても、選手の追っかけなどが目的で、最前列の席が必要な場合は、この限りではありません。厚別の場合(とりわけ指定席では)、定期的に警備員が巡回していて、立ち見している人は席に着くように注意されます(邪魔にならない通路であっても)。そのため、メインスタンドでは、手すりのところで立って見たりすることは出来ません(後ろの人に邪魔にならないように、小さくしゃがんでいてもダメです)。当然、離れた席の指定席券を持っている人が最前列の手すりの所に行って見てたり写真を撮影していたりすると、必ず注意されます。それでも、練習時や練習終了後、選手が控え室に戻っていくときなどは、ひいきのファンが手すりに鈴なりになりますから、そのような際は若干大目に見てくれているようですが。
    • 2001年シーズンはメインスタンドの手すりにもスポンサーの広告弾幕がかけられるようで、メインスタンドの手すりにはサポターの弾幕が設置できなくなるという話を聞きます。(ゴール裏席とかは従来通りOK)

  5. (札幌厚別)S指定席ってどんな感じ?
    • S指定席はバックスタンドの席です。96年指定席、97年自由席、98年指定席と、席の性格付けが良く変わる席でもあります。ちなみに、99年からはS指定席と呼ばれ、指定席として販売されています。この席は、位置的には、メインスタンドの向かいになるので、観戦ポジションとしてはメインスタンド同様良い位置です。また、メインスタンドと比べると、実はピッチまでの距離がバックスタンドの方がわずかに近かったりします。
    • バックスタンドはコンサドーレが札幌に来た96年シーズン直前に改装されたので、メインスタンドに比べると、ベンチが新しくきれいです。また、トイレの数が席数に対して、メインスタンドよりも多めなので、ハーフタイムの込具合が緩やかです。また、スタンドとグラウンドの間には視野を遮る物は何も無いので、プレーを隅々まで見ることができます。
    • 97シーズンは自由席だったため、好きな席に座ることができました。もちろん、遅れていくと中央部の良い席はなくなってしまいましたが。98年以降は、指定席になったので、遅れて行っても席を取り損ねることはありませんが、好きな席に座ることも出来ません。場所的にはメインスタンドと同じなのに、値段が500円ほど安いので、サッカーを見に行く人には、メインよりお勧めの席です。97年シーズンでは、サッカー通に、人気のあった席です。ただし、バックスタンドなので、メインスタンド前で行われるアトラクションなどは、遠くて見ることが出来ません(コンサドールズなど)。
    • 96年は、競技場内でのアナウンスとかも聞き取りにくかったのですが、97年は、バックスタンド後ろにもスピーカーができて、よく聞こえるようになりました。その点は良いのですが、座る場所によっては、大きな音などは逆にひずんで、非常に不快です。スピーカーの真下になったりしたら、きついと思います。デイゲームでは、陽射しを正面に受けるので、顔が焼けます。メインスタンドの反対側なので、家に帰って録画した試合を見ると左右が逆で、違和感を感じます(個人的には、違う試合を見ているようでおもしろいのですが)。
    • バックスタンドは、また、試合開始前にビッグフラッグを広げることが多いので、選手入場のシーンを見ることが出来ないことがあります。“絶対、選手入場を見たい”と言う場合は、あらかじめ試合開始前だけは、スタンドの最上段などに移動しておいた方がよいかも知れません。

  6. (札幌厚別)A自由席ってどんな感じ?
    • A自由席は、メインスタンド、バックスタンドの両端の席です。位置的には、端にあたるので、コーナーキック時の攻防を見たりするには最適の位置です。B自由席に比べると、グラウンドに近いので、良く見えます。ただし、端の位置のあるので、反対側のゴール前での攻防は、B自由席と同様に見にくくはなります。
    • この席の一番の利点は、自由席であるということでしょう。遅れていくと、良い席は取れませんが、早く行けるのなら、好きな席に座ることができます。とりわけ、スタンドの中央寄りの席は、それぞれ、SS指定席やS指定席と同じ様な感じで観戦できるので、人気があります。また、メインスタンドホーム側のA自由席の最前列は、スタンドのすぐ下を、練習の時やハーフタイム、試合終了後などにコンサドーレの選手が出入りするので、人気があります。
    • A自由席は、その言葉通り自由席なので、前半と後半で違うサイドの席に移って座ることができるます。ただし、これも混んでいるときなどは無理なのと、人気のある席(中央よりの指定席側、あるいはホーム側)から埋まりますので、後で人気のある方の席へ移動するのは、まず無理でしょう。
    • この席からの観戦は、フィールドを見たとき、手前のコーナーフラッグから、反対側のコーナーフラッグをのぞむ、ピッチを斜めから見るという、おもしろい視点で見ることが出来ます。スタンドの上の方から眺めると、結構立体感のあるピッチを眺めることが出来て、選手の動きは結構わかります。
    • この席には、それまでB自由席しかなかった小人割引きが、98年から導入されました。家族で見られる方などは検討されてみては。
    • カメラなどを持ってうろうろする人は、一度席を離れると、戻ってきたときには、座席がないかもしれませんのでお気をつけて(物で場所を押さえておくのは、盗難のおそれもあるのでお勧めできません)。

  7. (札幌厚別)B自由席ってどんな感じ?
    • B自由席は、ゴール裏にあたるスタンド席です。この席は、98年に大きく生まれ変わりました。97年までは、芝席だったのですが、全面工事により、三段のスタンド席に変わりました。それまでの芝席に比べ、傾斜のついたスタンド席になり、従来より広くなりました。バックスタンドの最上段は、バックスタンドよりも高くなりました。
    • ゴール裏に当たるこの席には、両チームの応援団などがいます。ホーム側にはコンサドーレの応援団の人達、また、アウェイ側には、相手チーム応援団の人達がいます。この辺りはスタジアムの中で一番燃えることのできる席です。すなわち、コンサドーレを応援しているということを実感できる席でもあります。もちろん、サッカーを観戦するための人もOKです。また、この席は、チケットの値段も一番安く、さらに小人割引きがある点も他の席に比べると優れています(A自由席も小人割引はあります)。
    • ゴール裏の真後ろに当たる付近(中央部)は、応援団の人たちが立って応援することが多いので、サッカーを座ってみたい人は避けた方がよいかも知れません(2001からこのエリアを熱烈サポーターゾーンとして立ち見席として開放しています。どの位置がそうかはスタンドに案内がでていると思います)。
    • B自由席でサッカーを観戦するのが目的なら、アウェイゴール裏席の方がおすすめです。ホームゴール裏席に比べてすいていますし、座ってみることが出来ます。コンサドーレの場合、アウェイの応援団だけでアウェウィゴール裏席が埋まるということはほとんどないので(これまで一度もありません)、問題ありません。アウェイチームのサポーターがいるエリアとの境界には、ロープが張られていたりして、座らないように指定されていますが、半分以上のエリアがコンササポ用です。
    • この席は、改修工事後、ベンチシートの椅子席になりました。ちなみに、芝生の時は、試合によっては寝っころがって見ることもできました(空いているときだけですよ)が、現在では、一応出来ません(堅いベンチシートの上に横になるんで良ければ出来ますが、これも空いているときだけです)。
    • これまでは、厚別の場合、実はアウェイ側のゴール裏の方が傾斜があり、高さも高いため、サッカーを観戦するならアウェイ側の方が適していました。収容人数もアウェイ側の席の方が多い設計になっていました。改修工事により、ホーム側の席もアウェイ側の席と同じ高さの席に生まれ変わり、これまで以上にゴール裏に人が集まることができるようになりました(それぞれ約5000人入れる)。
    • ゴールの裏側から見ることになるので、ゴールを決めるシーンも、決められるシーンも正面に見ることができます。また、自由席なので、前後半で、逆のゴール裏へ移動する事も可能です。ちなみに、アウェイ側のゴール裏で、ホームチームを、これ見よがしに応援するのは応援のマナーに反しますので、注意してください。場合によっては、乱闘騒ぎなんかに発展してしまう可能性もあります。
    • B自由席の短所は、反対側のゴールでの攻防はよく見えないということです。ゴール裏から、スタンドまでの間に陸上のトラックのカーブ部分が入るため、席の中では、一番ピッチから離れています。
    • 改修工事のおかげでスタンド席になり傾斜が付きましたが、それでも、国立やサッカー専用スタジアムに比べると傾斜が緩いです。おそらくメインスタンドと比べても緩いと思います。そのため、スタンド最上段に座ると、ピッチからかなり遠くなった様なイメージをうけます。
    • 厚別の場合、B自由席には、SS指定、S指定、A自由のチケットを持っている人は、誰でも入れますので、気が向いた時に行ってみるといいかも知れません。ゴール裏でのコンサドーレの応援に加わりたくなったとか、他の席が込んでいて座る場所がなくなった時など。
    • 改修工事後のB自由席を紹介した記事が、【小話の部屋】98.09.10「新装なった厚別競技場」にありますので、そちらもご参照下さい。

  8. (札幌厚別)熱烈サポーターゾーンて何?
    • 熱烈サポーターゾーンは、2001年シーズン厚別開幕戦から設置されたホーム側ゴール裏スタンド(B自由席)の一部を立ち見席として開放したゾーンの名称です。
    • この熱烈サポーターゾーンが設置された一番の理由は、従来から立って応援してる場所を『熱烈サポーターゾーン』として事前にPRすることです。これにより、ゴール裏で立って応援する人がいることを一般の人に広く知って貰うことをめざしています。
    • サッカーの試合の場合、ゴールの真裏にあたる席では熱心なサポーターが立って応援しています。これらのことは、スタジアムでサッカーをよく見ている人には、よく知られたことではありますが、観客が増えて行く段階にあるコンサドーレの場合、またサッカーを観戦する楽しみを札幌市民に知って貰う段階の今では、これらの前知識が無くスタジアムに来る人は結構多いのが現状です。今後、札幌ドームの開業に伴い、さらにこのような人達が増えるのが予想されます。
    • またB自由席は、自由席であるため、早くからスタジアムに行けば任意の場所に座ることも出来ます。ゴール裏が一杯にならなかったときは、それでも移動したり、棲み分けが出来ていたのですが、現在のようにゴール裏は常に満杯といった様な状態では、座った場所により、座ってみたいという人と立って見たいという人がごちゃ混ぜになっていて、気が付いたときには移動も出来ないという事態も多々生まれています。そのため、会場で仕切る警備員やボランティアスタッフも対応に苦慮するシーンがおきるようになりました。
    • また、サッカー専用スタジアムでない厚別や札幌ドームでは、手すりだけの立ち見席というものはありませんし、設置はほとんど不可能です。そのため、席種を事前にわけると行ったことも出来ません。さらに、厚別のゴール裏スタンドの収容人数は、駒場やカシマスタジアム(昔の)より多いため、現状では、ゴール裏全部を立ち見席として開放するのは、営業上苦しいものがあります。
    • このような事態を解決するために、『熱烈サポーターゾーン』が設置されました。立ち見席の存在を告知することにより、観客に自主的な棲み分けをお願いしようというものです。従ってゾーンのエリアのサイズは、今後も、試合(予想される込み具合)によって、また観客のタイプ別の数によって随時変更されることになっています。
    • 初めて導入された2001/5/12鹿島戦の時のエリアを説明しますと、ホーム側ゴール裏スタンドの下部2/3の中央部分です。ホーム側ゴール裏スタンドは3段のゾーンに分かれているのですが、そのうち下2段分です。この下2段分の両端を除く、中央部分が熱烈サポーターゾーンに該当します。
    • また、3段のうち上段に当たる部分のうち、最前列2列分の座席は、その前の座席部分が『熱烈サポーターゾーン』で立って応援する可能性があるため、ピッチが見にくくなるということで、ロープ等で入れないようにしています。そこに座っていると警備員やボランティアスタッフの人に移動するようお願いされると思いますが、それでも座りたい場合などは、「熱烈サポーターゾーンの後方にあたるため、試合中見えにくくなると思いますが、それでもよろしいですか」と訊ねられた上で許可されると思います。満員御礼の際なども、最後まで空けて置いて、一杯になった段階で同様に訊ねられた上で開放されることになっていると思います。
    • ちなみに熱烈サポーターゾーンは立ち見席ですが、座席の上に立っての応援は禁止されています。
    • アウェイ側ゴール裏席には、この『熱烈サポーターゾーン』はありませんが、アウェイサポ応援団と住み分けるために、アウェイサポ応援団の周辺のブロックにロープ等で入れないようにしてあるところがあります。このエリアの大きさは、試合によって変更になります。緩衝地帯という位置づけで、空けてあるおり、スタジアムが一杯になるまで、開放されません。空いているときに、ここに座っていると、先と同様に警備員やボランティアスタッフの人に移動するようお願いされると思います。

記事の共有: