高木琢也選手が、この日、今季限りで現役を引退することを発表した。同日、HFCで会見し、本人が発表したもの。高木選手は、昨オフにヴェルディ川崎から移籍。日本代表として45試合に出場したポストプレーの得意な大型FW。広島時代はJリーグ優勝を経験するなど活躍したが、V川崎移籍後はひざの怪我に泣かされ、昨年は手術とリハビリで思うような活躍が出来なかった。札幌に移籍した今年は、キャンプ、シーズンはじめこそ、リハビリを続けていたが、シーズン途中からはJ2の公式戦17試合に出場。Jリーグ通算200試合出場も達成。それでも、一度痛めたひざの状態は、全盛期のころの状態まで復活せず、シーズン無得点に終わった。今シーズンはこの後、最後の公式戦として天皇杯はプレーを続け、その後は指導者への道を探す予定。
プロフィール:1967年11月12日生まれ、長崎県出身。身長・体重:188cm・82Kg。選手歴:長崎県立国見高校(83~86)、大阪商業大学(86~90)、フジタ工業(90)、マツダ・サンフレッチェ広島(91~97)、ヴェルディ川崎(98~99)、コンサドーレ札幌(2000)。出場記録:Jリーグ208試合(64得点)、カップ戦12試合(2得点)、天皇杯18試合(8得点)、日本代表45試合(27得点)
以下、発表された公式コメント。
高木琢也選手
本日、正式に今季限りで現役を引退すること決めました。1990年から選手として今季で10年目という区切りの年になり、この期間は長いようで短い時間でした。選手としてやってこれたのも多くの方々の支え、ファンの皆様の温かい応援があったからです。少しでも長く現役を続けたい気持ちはありましたがケガには勝てないと思い引退を決めました。将来的には指導者としてやっていきたいと思っておりますが、今後のことは、まだ決まっておりません。最後に、広島からヴェルディ川崎、札幌と多くの皆様に支えられてここまできたと思っています。今後、どんな形であれ、サッカー界にたずさわっていくことになるかもしれません。その時は宜しくお願いします。あらためて、応援していただいた多くの方々に心から感謝の気持ちを申し上げます。本当にありがとうございました。