この日、コンサドーレ札幌ファン感謝デーが、札幌・アクセスサッポロで行われた。シーズン終了後に、この手のファン感が行われるのは、JFL時代にJ昇格が決まった97年以来。累積赤字など苦しい台所事情を抱え、今年のファン感は、無料だった97年と違って有料となったが、それでも当時の6千人を超える7千2百人のサポーターが詰めかけた。
開会セレモニーでは、コンサドールズのダンス、選手紹介に続き、桂信雄札幌市長からコンサドーレ札幌に感謝状が授与された。感謝状の文面は、札幌の作家小檜山博さんによるこの感謝状用の作品。これを北海道の書家中野北溟さんが筆におこした。この直筆の感謝状は、70cm×180cmの特大サイズとなった。「北の太陽」と題された文面は、“北の大地の太陽になった勇者よ”で始まり、コンサドーレの選手の戦いぶりを表現したあと、“あなたたちが行く後ろにできる黄金の道を私たちは希望と呼ぶ”で終わるすばらしいもの。
会場では、選手とツーショット写真撮影会やサイン会、持株会申込み受付や来春に販売される優勝への軌跡を収録したDVD予約などが行われた。どこもここも押すな押すなの大盛況。ツーショット写真撮影会のチケットは30分で完売。この日だけで、DVDは1000名を越える申込みがあり、持株会も50口250万円を超える申込みがあった。また、J2優勝記念コンサグッズの販売や記念年賀状なども登場。
これらHFCや関連企業のブースの他にも、コンササポ主催のものも見られ、Consa12によるサポーター手作りのタオルマフラー販売や、2000・11・26 Supportersによる少額参加による持株会の共同参加の呼びかけなど、いろいろな催しが実施された。ファン感は盛況に終わり、選手・サポーター共に楽しいひとときを過ごした。