今年のJ2リーグは奇数チームで行われるため、対戦が一巡する間に必ず1回休みが入る。今節がコンサドーレの番だったが、試合の無い節というのは、なんか気が抜ける。コンサドーレが休んでいるうちに、勝ち点で並んでいた浦和と大宮の直接対決が行われ、浦和に勝ち点で抜かれたしまった。実は今季のような、休みが入るようなリーグ戦の場合、勝ち点で順位を決めるのではなく、負け点で決めた方がその時の順位をより反映している。
負け点で決めるとはどういうことかというと、勝ち点の逆で、負け-3点、引き分け-2点、延長勝-1点、勝ち0点という具合に負け点を総計して比べる。得失点差の扱いには違いはなく、勝ち点制の順位表と同じ。参考までに、下に負け点制の順位表をお見せする(※負け点式順位表はこの寸評が順位表のページに掲載されていた時に表示していたもので、現在ではありません)。勝ち点制の順位表が、その時点での順位を示すのに対し、負け点制は将来の可能性を反映している。負け点制は基本的に90分勝ちを続ける限り順位は下がらない(厳密には負け点が同じ場合は、得失点差の変動で順位は変わる)。コンサドーレの順位が、相変わらず一位になっていて、溜飲を下げていただけたであろうか。
今節注目の試合は浦和-大宮の埼玉ダービー。試合は浦和が苦しみながら大宮を下し三連勝。今季の本命はなかなか負けない。もう一つの実力派対決湘南-大分は、湘南が延長で大分を下した。浦和、湘南のニチームにJ2クラブの意地を見せるのは、もう少し先になりそう。新潟は初勝利、大分は二連敗。一方、今季昇格の水戸は二連勝と調子がいい。仙台はこのまま泥沼にはまるかもしれない開幕三連敗。
次節は、いよいよ北海道にコンサドーレが帰ってくる。室蘭での道内開幕戦は新潟と。