この日、北海道フットボールクラブは、来年度の経営計画（予算案）を発表した。注目された経営改善計画は、来季一年分のみで、中長期計画は示されなかった。計画では、来年度の支出を１２億５千万円、収入は１３億６千万円とし、単年度黒字１億１千万円を計上することになっている。これは、本年度決算見込みに比べ、支出は２億円減、収入は２億５千万の増となっている。その内訳は、支出面では、チーム人件費を４千９百万円減の６億３千万円、試合運営費を同４千３百万円減の２億２千万円を中心に全体に予算を引き締め、収入面では、主な増収分は、広告料が１億６千万円増、さらに札幌市や北海道からの補助金などによる。
現在、３０億円になる累積赤字が問題となっているHFCだが、来年度の経営計画もこの現状を受けて、１）収入に見合う範囲内での支出、２）後援会や経済界など支援体制のより一層の拡充、３）運営のスリム化、などを目標に掲げている。
また、HFCが示した本年度の決算見込みは総収入が十一億千六百万円、総支出が十四億四千八百万円で、差し引き三億三千二百万円の赤字になる見通し。
関連記事（過去ニュース）：