この日、北海道フットボールクラブ(HFC)が、チームコンセプトを発表した。クラブとしてのコンサドーレ札幌が今後どのようなチームを目指すのか、を記した物で、HFCがこのようなコンセプトを対外的に発表するの初めてのこと。
チームコンセプトは、(1)北海道の人々が心から誇れるチームへ、(2)若手選手をしっかりと育成していくチームづくりを、(3)北海道とともに地道に生き続けるチームとして、の三つの項目から成り立っている。チームを北海道の誇りと出来るようどのようなチームをめざすかに言及した(1)。移籍中心のチーム作りから自前選手の育成への方針変換、スカウトやユースの充実に言及した(2)。赤字経営体質をあらため、身の丈にあった経営をし、その上で地元に如何に貢献できるチームにするかについて言及した(3)。となっている。大きくまとめると、移籍中心から自前選手の育成によるチーム作り。そのためのスカウトやユース、練習環境の充実。また経営面では、赤字体質を改め身の丈経営を目指すと共に、地域に還元できるようなチームを目指すということ。
フロントは岡田監督の続投を要請しているが、まだ進退は決まっていない。これらのコンセプトは、岡田監督がかねてから提言していたものとほぼ同じ内容であるが、あくまでチームコンセプトであり、監督が変更になっても変更されたりしない。また、この発表を受けて、来季はスカウト専門のスタッフを置く予定。現在のところ、噂では獲得の予定は新人3名移籍3名の6名となっており、移籍選手の人数は例年に比べてかなり少なくなっている。また、今回発表されたチームコンセプトとは別に、12月の初め頃には、注目の中長期の経営計画も発表される予定。