札幌市中央区大通公園に面した所にあるグッズショップほど知られていませんが、コンサドーレのサポーターが集まるための場所が、他にもあることをご存じでしたか? それが、“コンサドーレサポーターズサロン”です。場所とかの説明は、下に示したチームの紹介ページの『サポーターズサロン』のページに譲るとして、ちょっと以前の話なんですが、初めてこのサロンに行った時の様子を紹介します。
昨年98年9月1日にオープンしたこのサロンは、北海道フットボールクラブ(HFC)事務所が、昨年の4月に大通りのビルの中から、現在の場所に引越して新しくなったのをうけて設置されました。事務所1階ロビーを開放して作られたこのサロンは、コンサドーレサポーターが交流の場に利用してくれるのを目的として、HFCが用意しました。今年はの4月の頭から、しばらくお休みになっていましたが、夏前に再開しています。
このサロンでは、コンサ関連の各種グッズの展示、練習風景や試合などのビデオ鑑賞、新聞、雑誌の閲覧などが出来ることになっています。HFCの事務所は2Fにあるので、利用者は一度2階に上がって、事務所の受付で手続きをし入館バッジを受け取る必要があります。
HFCの人の話では、オープンした昨年は、時々、コンササポーターが訪れていたそうですが、最近はほとんどこないとのこと。確かに、利用時間が、平日のみ(祝日を除く火曜~金曜の午後1時~6時 )というのが響いているのかもしれません。それに、コンサグッズショップでも同じようなサービスが提供されていますし、しかもこちらは、休日も開いていて、交通の便も良い。同じようなものが二つあれば、便利な方を利用してしまうのが人間の性というもの。サポーターにとっては、ちょっと位置づけが難しいかも。でも、暇な人は、話の種に一度のぞいてみると良いかもしれません。
- 参考記事(チームの紹介ページより):
- 参考記事(関連ニュースのページより):
サロン内風景
ここが、『サポーターズサロン』。北海道フットボールクラブの建物の1Fになります。サロンには、イスとテーブルがあります。ジュースの自販機もあり、飲むことができます。ビデオなども貸し出してくれるはずですが、おそらく、奥に見えるモニタで見ることになると思います。HFCの建物内のスペースが小さいので、コンサグッズショップに納入する前のコンサグッズなどの入った段ボール箱などが置いて(右奥に見える箱など)あったりするので、ちょっと雑然としています。
私が訪れたときは、他に誰もいなかったので、はっきり言って、ちょっとさびしい。これが、グッズショップだと、店員さんがいて、他のお客さんがいて、ホッとするんだろうけど。
HFCの建物は3F建てで、1Fが『サロン』や駐車場、2Fが事務所部分、3Fが会議室となっています。マスコミ向けの記者会見などは、3Fで行われるのですが、この『サロン』で記者さんが待ち時間など時間をつぶしていることが多いそうです。
ショーケース
サロン内には、コンサグッズのショーケースもあります。もう販売されていない、グッズとかも置いてありました。オフィシャルコンサグッズは、HFCが業者に注文し、HFCに納入された後、コンサグッズショップの方に運ばれるそうです。
サロンで見かけた置物
サロンで見かけた、各種置物。コンサを応援する職人の人達が制作寄付したものです。左から、シマフクロウの木像、ドーレ君のたぶんピンバッチ、フクロウのたぶんピンバッチ。右二つは、木に埋め込んであるんだけど、たぶんピンバッチなんだと思います。ちなみに、このシマフクロウの木像、このサロンができるまでは、コンサグッズショップにありました。なんと、コンサグッズショップの紹介ページの下の方の古い写真に写っています。
コンサドーレマガジンのバックナンバー
『サロン』には、現在休刊中のコンサドーレマガジンのバックナンバーが置いてあり、手にとって読めるようになっています。
公式資料集など
『サロン』には、コンサドーレの試合毎のJリーグ公式録集、HFCがマスコミ向けに配信しているプレスリリースのコピーなども読むことができます。
サロンで見かけたポスター
『サロン』の壁に、コンサ弁当のポスターを見かけました。
以上で、『コンササロン』の話は終わり。現在、コンサドーレの歴史を語るためのミュージアムのようなものは、ちゃんとした形のものはありません。コンサドーレの歴史を語る上での、トロフィーや、選手のグッズなどは、この“サポーターズサロン”と大通りにある“コンサグッズショップ”において見ることが出来ます。現在は、コンサドーレの歴史も浅く、ミュージアムようなものの必要性をあまり感じませんが、将来は、ホームスタジアムの一角や、ゲストハウスを建築して、ちゃんとしたものをこしらえて欲しいものです。これらの、歴史を語る品物や記録は、最初からちゃんと気にとめて集めておかないと、なくなってしまうものです。百年先を見据えたクラブ運営のためにも、HFCには気をとめておいてもらいたいと思います。