サッポロビールがコンサ支援キャンペーンの延長を発表

この日、コンサドーレ札幌のユニホームスポンサーであるサッポロビールは、今年三月から実施しているコンサ支援キャンペーンを、終了予定の8月末から3カ月間延長し、J2シーズンが終了する11月末まで続けることを発表した。このキャンペーンは、道内限定販売ビール「サッポロクラシック」の缶、瓶入りが1本売れるごとに1円をHFCに寄付するというもの。

当初8月末までの予定だった支援キャンペーンが延長された背景には、クラシックの順調な売り上げ増がある。現在、ビールは、価格の安い発泡酒に押されて売り上げは各メーカーともに落ちている。そんな中にあって、クラシックはキャンペーン期間中の出荷量が前年同期に比べて5%もアップした。これは道内のビールの銘柄別でも最高の伸び率であり、今回のキャンペーンの成果がでているものとされている。

さらに忘れてはならないは、コンサを支持するサポーターからの支援継続要望が多く寄せられたことだろう。東京本社、札幌支社ともに、多くの支援継続を求める声が寄せられた。このホームページの掲示板のページにても呼びかけが行われたが、これらの声による反響の大きさも今回の決定には影響を与えたに違いない。

現在までの寄付金は8月末で1千万円余りに達しており、11月末には総額約1千5百万円になる見通し。今年は、コンサドーレの多くのスポンサー企業が自社製品の売り上げから何パーセントかをHFCに寄付する支援キャンペーンを展開しているが、最初に発表し、その先駆けとなったのがこのサッポロビールの支援キャンペーン。1月末に発表されるやいなや、3月からにもかかわらず、多くのサポーターが酒屋でクラシックを買い求めた話は、今となっては笑い話だが、HFCが経営的に苦しい現在、大スポンサーが率先して支援継続を表明したことの持つ意味は大きい。

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