99年7月24日は、函館で『「コンサドーレ札幌」サマーフェスティバルin函館』が開かれ、コンサドーレ札幌が初めて函館を訪れた記念すべき日となりました。メインイベントは、地元函館選抜チームとコンサドーレ札幌との親善試合。この舞台となったのが、改修工事が終わって、新しくなった函館市千代台陸上競技場。来年以降、ホームゲームが開催されることになるかもしれない競技場です。親善試合が行われたときの写真や記事などが入ってきたので、紹介します。
- 参考記事(ニュースのページより):
(以上記事:二上英樹)
函館遠征記 by リンダ谷口さん
わざわざ函館まで行ってきた「モノ好きな」リンダです。
今回の『「コンサドーレ札幌」サマーフェスティバルin函館』は、函館地区サッカー協会70周年と(財)函館市文化・スポーツ振興財団10周年を記念して行われたものですが、この舞台裏でコンサドーレのサポーターの貢献があったことを忘れてはいけません。それは「函館にJリーグを呼ぶ会」という活動で、去年の8月に始まりました。このホームページにも紹介されています。
呼びかけ人の大門さんらが署名集めや、函館サッカー協会やHFCとの交渉を精力的に続け、一時は開催が困難なので、行事も中止という事態になりましたが、Jリーグの正式な試合ではなく、「イベント」として開催できる運びとなりました。この間、大門さんを中心として、OSC「 Million Dollar 函館 」も結成され、今年は毎回、車で室蘭や厚別まで応援に来ています。函館方面で後援会の入会勧誘もしています。私も一昨年は釧路、今年は函館まで車で行きましたが、結構しんどいです。
今回の試合は、Jリーグの試合ではないので、入場料を取れないという問題があり、入場整理券を配るという形になりました。 事前の整理券のはけ具合はかなり良かったのですが、果たして当日どれくらいの観客が入るのかが心配でした。
当日は前座(という言い方は失礼だが)として、函館ジュニア vs 青森ジュニアの試合が行われました。 実力的には函館の方が上でしたが、結構面白かったです。
試合開始前には函館サッカー協会の大山会長などの挨拶がありました。また、札幌から運び込んだ(輸送はHFCに依頼?)ビッグフラッグも広がりました。コンサドールズはもちろん、ドーレくんも飛んできた(?)し、チョコレートドリンクやミルキーロッキーの販売、コンサグッズの販売もあって、雰囲気は良かったです。
試合開始時にはスタンドはほぼ満席になり、メインの両端に空席がある程度でした。収容人員が12000人の競技場に11000人以上入った(道新には1万2千人と記されている)のは、事前の天気予報が悲観的だったことを考慮すると、驚異的な数字かも知れません。ということで、「厚別2万人」は本当に実現させなければならないと思います。
観客は少年が多かったと感じました。 入場無料だったせいもあるでしょう。この子供たちが、将来のサッカー界を担うかも知れません。試合終了後には岡田監督の挨拶があり、選手には花束や記念品が贈られました。千代台競技場はなかなか良い競技場で、来シーズンの春先のリーグ戦も「函館開催」という可能性も出てきたと思います。
函館千代台競技場
(写真:リンダ谷口)
これが函館千代台競技場のメインスタンドです。立派なスタンドで、びっしり埋まりました。選手入場のシーンなのですが、わかりますか。試合の方は、前半1-0と苦戦するも、最後は自力の違いを見せて、6-1で快勝しました。
ピッチ
(写真:リンダ谷口)
函館千代台競技場のピッチを、ホーム側ゴール裏席からみたところです。ピッチ上では、前座で行われた函館ジュニアと青森ジュニアの試合の最中です。この写真に写っているアウェイ側ゴール裏席は芝席なのですが、写真を撮影したホーム側ゴール裏席は、メインスタンドと同じくベンチシートになっており、広く大きいです。
ビッグフラッグ
(写真:リンダ谷口)
この日は、バックスタンド(芝席)に、札幌から運び込んだビッグフラッグが広げられました。
コンサドールズ
(写真:リンダ谷口)
コンサドーズも札幌から駆けつけ、試合を盛り上げました。
試合後の花束贈呈
(写真:リンダ谷口)
試合後、サポーターからコンサドーレの選手達に花束が贈られました。ちょっと遠くなので、見にくくなってすいません。
競技場から空を見上げる
(写真:リンダ谷口)
競技場の外で空を見上げると、函館空港に向かう飛行機が、上空を飛んでいました。